国際平和祭全体会議ー2
会議は続き
議題は国際平和祭の1週間の予定の確認へと移っていた。
「一日目は夜から夜会がミルティコア王国主催で開催されます。王城守護部隊の戦闘員が会場内での護衛に当たっていただき、残りのメンバーに関しましても各々の持ち場で死力を尽くしていただくことになるかと。晨弥様におかれましては開会のあいさつで祝杯の辞で登壇がございます。現状他の九世の皆様と会場入りするかと思われますが、開会のあいさつ終了後もある程度会場内に残っていただければと思います。」
あ、そうだ。僕挨拶しなきゃいけないんだ。
「詳しい話を聞かされてないのですが、、私は最後、、ですか?」
「国王陛下の挨拶の後でございますので、おっしゃる通りです。」
嘘でしょ。すっごく嫌だ。なんで僕が言うねん。
王子がやれよ。ウィル王子がよぉ!僕なんかより経験を積むべきだろうがよお!
などとは思うものの
晨弥がそれを口に出すことはない。
晨弥は空気が読めるというば聞こえはいいが
小心者であることも否定できない。
失敗したらって思うとさぁ?ゲロ吐きそう。噛みそうだし。話す内容忘れそうだし。
「会場内の出入りは、、、」
「現状は出入り可能となっております。」
「参加者に関しても入退室のタイミングで都度確認を行う予定でございますので、問題はないかと思われますが、、、何かございましたか?」
多分天秤も使うんだろうし問題はない、、、、か。
宝物庫とかは怪しいけど、ギルドの支部長とかがいるところで話す内容ではないな。
「いや、なんでもないです。」
「続けます。」
一日目の夜会の詳細を多少詰めたところで
話は二日目に移行する。
「では、二日目以降予定についてお話させていただきます。」
ここで晨弥は護衛からは解放されることになる。
名目上ではあるが。
「2日目から5日目の4日間は各研究機関などの発表が予定されています。」
2日目:魔法統一機関、魔法研究機関
3日目:魔道具製造機関
4日目:付与研究機関
5日目:生態系研究所
魔法統一機関
・既存魔法 例えばファイアボールだけでも複数種類の詠唱が確認されている。
これは詠唱が魔法の継承として使われていた過去が起因しており
各地で似た魔法の継承が行われた結果と言われている。
それらを魔法がファイアボール(別名でも可)の詠唱であるならば
それを認め、記録として残すこと
・現存している魔法の使用難易度やその魔法に必要な技術が何か
などを特定し分類すること
これらを主に担当している。
魔法研究機関
・現存する魔法の応用の研究
・新魔法の研究
などが行われている。
魔道具製造機関
・魔道具の製造、安全性の確認
・アーティファクトの研究もおこなわれている。
付与研究機関
魔道具製造機関と協力関係にあり最近統合が検討されている。
あとは読んで字のごとく
生態系研究所
こちらも読んで字のごとくであるが、
動植物全般の研究
変異種や合成種についても研究している。
新種についてもここが担当している。
いくつか聞きたいところではあるが、、、多分僕それどころじゃなくなるからなぁ。
せっかく、、、まぁいいや。言っても仕方ない。
ここに関しては戦闘員の配備地点などの確認が行われているが
晨弥はさほど関係ないので
誰がどこにいるのかの暗記にいそしむ。
6日目、7日目についてにうつるも
2日間は王城内で各国の会談が行われる期間となる。
それまでも夜などは行えるが
一日ずっとというわけにはいかないので
こうして日がまとめてとられることになる。
そして
7日目の夜に再び夜会が開かれ
国際平和祭が終了となる。
「何もないといいのだがな。」
「何かは必ず起きるかと。それが良い意味なのか悪い意味なのか。はたまたこの国内部なのか他国なのかの差はあるかと思いますが。」
「2月に入ればまとまった睡眠がとれなくなるだろう。特に騎士団、魔導士団はわずかでも休憩が取れるのであればしっかりと休憩をとるよう周知すること。」
「「かしこまりました。」」
「晨弥殿もよろしく頼む。」
「おかませください。」
僕的にもかしこまりましたで返したいんだけどね?
これ、一応国際平和祭の全体会議だから。
あとでなんか詰められても面倒くさいのよね。
九世って案外めんどくさいというか。縛るものも多い。
それはそれとして
しっかり働くさ。




