裏で色々するための根回しって案外大変
1月19日
朝日はすでに上がり
王城から見える街並みに活気があふれているのが見て取れるころ
「以上です。」
晨弥は王城へと先に戻り国王へ報告を行っていた。
「べトン領の運営はすでに手配したので平和祭が始まるまでには落ち着きを取り戻すかと思われます。」
宰相もまた動いており晨弥の報告に付け加える。
「ところで晨弥様、スロンディ・べトンの血縁関係者についてなのですが、、、」
「拘束はしています。僕も一応天秤で確認はしたんですけど、とりあえず一人息子(?)とその子は関係なさげですが、最終確認は暗部の方々にお願いしています。」
「かしこまりました。」
「ちなみにユドラからは何かあります?」
「いえ、まだ何も。時間の問題ではあるのでしょうが。」
「そっちに関してはそちらにお任せしていいんですよね?」
「問題ありません。あとはこちらに。晨弥様は他の部分の対処をお願いします。」
「聖都にも報告しないといけないですし、そのついでにいろいろと済ませてたいんですけど、、国王様いいですかね?」
「もちろん。べトンは例外として、大事がない今のうちに済ませてきてほしいかな。」
「ヴァーロットさんに行きだけは同行してもらいたいんですけど、大丈夫そうですかね?」
「あ~、、、あの時よりもペース上げて5日で行って帰ってきてもらう、、、、それか、聖都から来る騎士の人にお願いするのもあり、、、か?」
「もう来てるんですっけ?」
「2日後ですね。治安維持のために派遣していただきました。」
「21日、、か。それなら間に合いそうですね。」
「ではそのように。」
「よろしくお願いします。あ!そうだ。連絡、、、どうなりましたかね?」
「そちらもぬかりなく。」
「本当にありがとうございます。」
、、、、
晨弥が国王とのやり取りを終え
王都内にある森林公園に来ていた。
もちろん散歩
なわけがない。
森林公園があるのは王都の北側
そもそも王都の形は円ではなく
丸みを帯びた四角形である。
そして王城は
中央より北側に位置しており
そのさらに北には騎士団や魔導士団の訓練場
さらに北に森林公園という立地をしている。
ではその森林公園には何があるのか。
位の高い者たちの健康のための散歩コースは存在している。
ではなぜそこが位の高い者たちの散歩コースなりえるのか?
森林公園は暗部の総本山であるためである。
森林公園の地下に
というのが正しい表現ではあるが。
「お待ちしておりました。しんや様。」
そこそこ進んだころ
音もなく目の前に一人現れる。
「忙しいときにありがとうございます。よろしくお願いします。」
挨拶もそこそこに暗部の拠点へと向かう。
そこそこ長い道を歩き
想像していたよりもだいぶひろくね?
地下に広がる広大な空間と巨大な建物に
多少なりともテンションが上がる晨弥を他所に
「この先にございます。」
案内人は淡々と晨弥を連れて行く。
もう少し、、、楽しませてくれてもいいじゃんね?
そんなこと言える立場にないから絶対言わないけど。
などと心の中でつぶやきながら
なんやかんやで
暗部のトップ
ゾル・リロの元へと案内される。
「忙しい中お時間を作っていただきありがとうございます。」
晨弥も暗部にいろいろと助けてもらっているため
感謝から入る。
「顔をお上げください。我らはそのためにいるのです。あなた様が動きやすいよう情報を集め、舞台を整え、後片付けを行い、そしてあなた様が結果を出すことが我々への最大の報酬にございますゆえ。」
「そういっていただけると助かります。それで、、今回の訪問理由なんですが、、」
「何なりと」
「何かしてほしいというより、断りを入れておこうと思いまして」
「なるほど。してどのような。」
、
、
、
「いかがでしょう。」
「かしこまりました。そのように周知いたします。」
「ありがとうございます。何かあれば僕もできる限り力になりますのでよろしくお願いいたします。」
「今後ともよろしくお願いいたします。」
といった具合に話はまとまり
その後は王城の訓練しているうちに
聖都から騎士団が到着
その後
、、、、
22日朝
「とんぼ返りをさせてしまい申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。」
騎士団の中で聖橋を使え、足が速い者と実力のある者数名が晨弥とともに
聖都へと戻ることとなった。




