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界の渡り人  作者: ホトトトギス
生と死の都
62/87

刻々と過ぎ行く

 晨弥の戦闘スタイルは

 冒険者を一人でやっていることもあり

 広範囲攻撃が多い。


 陽動として軽めの魔法もそれなりの数使える。

 それでもトドメは高火力高威力の魔法に頼っている。


====


「蒼華炎爛」


 骨の竜に向けて騎士団やモラレドを巻き込まないように放つ。

 仮にこの攻撃をあて続けさえすれば骨の竜を消し飛ばすことができる。

 できればであるが。


 厄災がモラレドの攻撃を無視しながら晨弥へと強襲をかける。

 しかも


「チッ!!」


 嫌な方角に晨弥を誘導するように。


 蒼華炎爛をやめる晨弥

 方角的に騎士団を巻き込んでしまう。



 紫色のもやを纏う黒き厄災

 白い骨の竜

 黒っぽいコート?のようなものを着ている晨弥

 白銀の鎧を全身にではないが纏っているモラレド


 怪物たちの色合いだけを見れば似ている。

 しかし全然違う。


 煌々とした白と黒を纏う九世と

 深く沈んでしまうような白と黒を纏う厄災たち


 その全てが騎士団を意識している。

 勝ち筋として

 負け筋として

 意識せずにはいられなかった。


 この状況は晨弥の本領を発揮するには厳しいものがある。

 晨弥が本領を発揮するのは1対xの状況である。(xは自然数)

 ギルドからの依頼で合同での掃討作戦などで大人数の場合も

 ・掃討目標を密集させる

 ・他の冒険者を退避させる

 ・晨弥が高火力で一掃する。

 ・他冒険者が生き残りの駆除をする。

 と言うながれとなるため

 1対xが成り立っていた。

 

 しかし

 この状況においては聖女は今いる場所から動くことができない

 それを守る騎士団たちもその場を動けない

 聖女を狙えるタイミングを虎視眈々と狙う厄災も離れない

 厄災が動かない判断をしている以上

 骨の竜もまた動くとは到底思えない。

 

 こうなっている以上

 1対xを作り出すことはできない。

 となると、、、


「一撃で吹き飛ばす。」


、、、、


 モラレドは神聖属性と深淵属性を有している。

 しかし

 その代わりと言ってはなんだが

 他の属性の魔法を使えない。


 例えば

 晨弥が愛用している

 岩の剣を作ることだったり風切だったり、、、

 その全てが使えない。

 この力が祝福なのか呪いなのかあるいは両方なのか

 今のモラレドには分からない。


 ゆえに

私の攻撃では、、ダメね。

あれをここでやるには危険すぎるし、、、


 骨の竜が参戦してから数分が経過し

 度の攻撃も致命傷なりえないと理解する。

 

となると、、、

 

 モラレドは嫌がらせを開始する。

 モラレドは二刀流

 片方に神聖属性を

 もう片方には深淵属性を纏わせて戦うのが基本スタイル

 

 モンスターと戦う際はそれだけで十分片が付く

 それゆえに

 騎士団の人間と九世以外は知らない。

 

 モラレドのその基本スタイルと思われるものが

 本来の劣化版でしかないことに。


 モラレドは

 片方の剣に聖天を

 もう片方には深淵からの咆哮を纏わせる。

 魔法そのものを纏わせるという離れ業を

 顔色一つ変えずにやってのける。


 効こうが効くまいが関係なく

 一瞬

 ほんの一瞬を生み出すため

 攻撃の手を緩めることなく斬撃を放ち続ける。


 そこに晨弥が

 骨の竜に対する情報を落とす。


 それにより

 最悪の場合の一手の確認を取る。


 最悪の場合の一手が不要になるように

 再び攻撃を開始する。


 さらにそこから数分がたったころ


「一撃で吹き飛ばす。」


 晨弥がつぶやいた。


、、、、


「吹き飛ばすって言ったってどうするのよ。」


「言葉通りさ?」


「、、、あっ、あれ?あなた結局完成はしていないじゃない。」


「んなこと言ってる場合じゃないでしょ。完成はしていないだけで成功はしているから。」


「吹き飛ばすのは骨の方なんでしょ?」


「もちろん。吹き飛ばすだけだから、最終手段とは関係ないし」


「、、、最終手段(それ)よりはマシか、、、それでいくわよ。」


「了解」


 攻撃の合間合間に話し合い

 次の一手が決まる。


 晨弥は本格的に攻撃の手を止め

 詠唱を開始する。


、、、、


 戦闘開始から40分が経過

 残り時間20分

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