怪物たち
モラレドが対峙するのは
オグプと思われる怪物
オグプが溜めなしで水の砲撃を繰り出す
モラレドも
神聖魔法を持ちえない聖天を使い砲撃を打ち貫く
互いに様子見の初撃
グオオオオオオオ!
オグプの咆哮に応えるように海が形を変え
オグプのような見た目をした波がモラレドへと迫る。
すでに抜き放っていた双剣
神聖魔法を帯びた剣を一閃
竜の姿へと変わり果てた波を切り伏せ
波へとかえす。
そこにどうやったのか
海から吸い上げた海水のブレスをはなつ
深淵魔法の砲撃をぶつけ相殺
相殺されるや否や
今度は牙での噛み付き
オグプの巨体での噛み付きは
モラレドにとって
いや
戦艦としてもひとたまりもない
身体強化をかけ
双剣で迎え撃つ
「ハアアアアアア!」
モラレドが空中での競り合いに勝ち
オグプをそらすが
そらされた顔をふるい
横なぎでモラレドを吹き飛ばさんとする。
とっさに双剣でガードをするモラレドであったが
海へと吹き飛ばされる。
とはいえ
モラレドもまた魔力操作の鍛錬を積んでいる
晨弥のように魔力で戦艦をつかみ
簡単に戦艦へと戻る。
その瞬間
オグプが戦艦後方へと移動を始めた
「!?」
、、、、
晨弥が対峙しているのは
タコのような見た目をした新種
こりゃタコは海の怪物だのなんだの言われるわ。
そんなことを考える晨弥を他所に
タコは触手での突きを晨弥へと放つ
「炎爪・一爪」
聖都での修行中に練習し
自己流で改造した魔法
文字通り炎の爪で攻撃する魔法
そこに爪が何本かに意味を付け加えた魔法
この改造は
聖都の騎士団の演習中に行っていた
数名の班で展開する防御魔法を見た時に
考え付いたものである。
一爪は
小隊に対して使う魔法であり
固まっている敵を吹き飛ばしたり(うまくいけばそれで壊滅させられたり)
防御陣形、少数での防御魔法、結界魔法を破壊するための魔法
対小隊想定であるため
相応の大きさであり
モンスターにも有効である。
そんな炎の爪が触手をはじく
「風切」
はじいた触手を切り落とす。
が
切り落とした部分が
本体とつながる
あっ、、、そういう感じ?
再生が速いんじゃなくて?
どっちにしろ触手ビターン封じれねえけど
晨弥は戦艦から水上へと移動する。
海の上にたっているわけではなく
浮いているわけだが
「こっちの方が被害すくねえだろ。」
移動した晨弥のもとに触手による叩きつけが間髪入れずに
襲い掛かるが
刀による一閃によりすべて叩き落す
そして切られた部位と本体がつながろうとする一瞬
晨弥は空を蹴り飛び上がると
「蒼華炎爛!」
蒼くまばゆくきらびやかな輝きを放つ炎が
タコを包み込む
これでおとなしく、、
!
まじかよ!
ダメージを負ったタコへとオグプが迫る
「聖天」
オグプを意識を一瞬吹き飛ばすモラレド
「すまんモラレド、俺のミスだ。」
晨弥はダメージを与えすぎたのだ
それが二匹の合流を許してしまった。
1vs1vs2
タコにダメージが入っているものの
不利なのは晨弥たち
晨弥は海面 モラレドは船上
ヘイトがモラレドに向くのはまずいため
晨弥が暴れる
空中に岩の足場を生成する。
魔力操作でつかみ普通ではありえないような挙動を見せる。
それを使い
オグプの顔面に一撃を加え
タコにはの炎爪・一爪を叩き込む
これにより二匹には敵は互いと晨弥だと認識する。
その裏でモラレドが船は任せろと合図を送ったので
晨弥は敵の意識を自身に向け続けさせる。
足場に立った晨弥は二匹を見下ろす。
オグプが足場を破壊するように薙ぎ払いのブレスを放つ
それをかわしつつタコには風切による触手の切断
オグプには
「手刀・雷刃」
海の生物だから雷効くやろって言う
脳筋理論でやってみたけど、、、
効いてんだかいまいちよくわからん。
やっぱ熱とかの方が良さげ?
再び足場を作成しながらダメージの入り具合を観察する。
そんな中タコが口が開く
え、、気持ちワルッ!
そんな晨弥を他所に
周りのすべて吸い込んでしましそうな
吸引力を見せる
でもそれってさ?
吸い込ませた足場を爆発して阻止する。
が
うっわ!あんまし効いてない感じ?
戦艦は、、口こっち向いてるし大丈夫そう。
それはそうとモラレドにはあとで謝ろう。
吸引を続けるタコは
オグプから目を離してしまっていた。
ブチュワッ
オグプがタコの一部をかみちぎる
あ、再生もできるのね。
食いちぎられた箇所が瞬時に再生していく
とはいえ吸引は止んだ。
畳みかけるようにタコに襲い掛かるオグプ
「白炎」
タコとオグプの衝突
その一瞬に晨弥が魔法をねじ込む
白炎
神聖魔法と火魔法の混合魔法
馬鹿みたいな体力してやがる
めんどくせえ!
そこへ
「慈愛は満ち
星を包む」
聖女の詠唱が響いた
マジかよ、、、、
晨弥は天を仰いだ
大雨は上がり快晴を見せ
強風は止みそよ風が吹く
まるで陽だまりのような世界が
島すら見えない海の真ん中で
生まれていた。
二匹の怪物もまた戦いをやめ
海底へと引き返していった。
深海の生物?のくせに
ここまで上がってきて水圧の問題とかねえのかよとか
色々あるけどとりあえず
「せいじょやべー、、、」
戦艦へと帰還した晨弥が言葉をこぼす
「すみません。時間がかかってしまって。」
「僕は大丈夫。モラレドもすまん。助かった。」
「私だと戦艦でしか戦えないからあれくらいどうってことないわ。」
「とりあえず、、、おわりで、、いい、、よな?」
「大丈夫だと思います。」
「おつかれっしたー。」
こうして
怪物との戦闘は終わった。




