国際会議ー裏
オーシャルは莫大な国土を有している。
それは戦争などで得たというわけではない。
オーシャルに住まう人々が関係している。
多くの種族が住まう多民族国家
というのが一番正しい表現だろう。
無論、人間も住んでいる。
エルフ、ダークエルフ、ドワーフなどの長命種も住んでいる。
それ以上に
総個体数の少ない種族が多く存在している。
人間の中にも今の人間の暮らしをせずに
部族の暮らしを受け継いでいる人間たちもいる。
そういった人々の主義主張の食い違いによって
さらに数が減ることがないように
住む土地の間隔を確保するための国土
というわけである。
そしてその種族を世界的に守るために
オーシャルへの攻撃、侵略は禁止されている。
それを盾にオーシャル側からの侵略も禁止
厳重に監視されている。
はずだった。
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国際会議1日目の夜
シュポーロ
とある海人族の集落はこの日
火の海に吞まれた。
「マーパ!マーパ!」
マーパとは海人族が自分の親を呼ぶときの言葉である
子供が親を探す声が聞こえる。
が
その声も直ぐに掻き消える。
10名にも満たない襲撃者によって
集落は崩壊した。
助けを呼ぼうにも他の集落からかなり離れていたこと。
女王と九世の二名が国を開けているため
戦力が王城周辺に集まっていること。
海人族はエルフ族に次ぐ魔力量を持つ種族であるが
海人族自身が戦いを好まない性格をしていたため
万が一の際に戦いに巻き込まれない位置に集落をつくったために
襲撃された集落の位置が王城よりかなり離れていたこと。
そういった要因が重った結果起きた悲劇
この襲撃で生き残ったのは
双子の姉妹だけだった。
この襲撃が判明するのはもう数日後のことになる。
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双子の見た景色
「マーパ?どうしたの?」
「、、、、嫌な魔力の流れ、、、」
「マーパ?」
「家の中に居るのよ?」
「「はい!」」
それからどれくらい経ったのだろうか
遠くで爆音が響く
それと同時に
「あなたたち!エルフの集落の場所は知っているわね?今すぐそこまで逃げなさい!」
「「マーパは?」」
「私は残るしかないでしょうね。」
「マーパもっ」
「おお?いるじゃねえか!」
二人の男が家を破壊しながら現れる。
「海の歌・通り道」
「まっ、、」
言い終わる前に飛ばされる二人
「さて、、、、」
海の歌・通り道
海人族のみ扱える魔法の一つ
海人族を制限の範囲内の任意の場所に転移させる魔法
、、、、
双子は何度か来たことのある丘まで飛ばされていた。
「「っ!」」
集落に戻ろうとする二人は足を止める。
集落は火の海と化し
遠くに位置しているはずの丘からでさえも見える
多くの魔法が飛び交っていた。
それを見た双子はエルフの集落に急ぐ
援軍を求めて




