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界の渡り人  作者: ホトトトギス
厄災の足音
37/87

ミノウスの迷宮

 モリディに修行をつけてもらった日から

 晨弥は9月5日までギルド内で過ごしていた。

 モリディから話を聞き、出歩くのは余計な面倒ごとに巻き込まれる。

 そう判断したからであった。


 9月5日午前3時ごろ

 晨弥の部屋


コンコンコン


「はい」


「失礼いたします。晨弥様、お食事とギルドからの言伝をお預かりしてきました。」


「ありがとうございます。」


「午前6時までにギルドの受付付近に集合 とのことです。」


「わかりました。ありがとうございます。」


準備は終わってるし、、そこまで慌てることじゃないな。


、、、、


 朝食をとり、午前5時ごろ

 受付付近に到着していた。


何があるかわからないし1時間前に居ればどうにかなんだろ。

多分そうなんだろうなって人がちらほらいるし

ミノウスの迷宮攻略を利用して試験をするから

今回の迷宮攻略には結構な人数が参加するって話だけど、、、、


「別にそんなに人いなくね?」


「そりゃあ、まだ1時間前だし。」


 ボソッとつぶやいた晨弥の一言をクラウドが拾う。


「そういえば参加するって言ってたな。」


「面倒なやつにあったって顔するんじゃねえよ」


「面倒でしょ実際。いろいろと」


「、、、、、確かに。」


「クラウド、知り合いか?」


 クラウドの横には大柄で筋骨隆々な大男が立っていた。


「ああ。この前の依頼で同じだったんだ。っておい。晨弥、その顔」


「もしかしてさあ、その人って格闘家?」


「、、、、、、、、、、、、はい。」


「ってことはさあ、、、、ぐふっ、、、そういう、、、ごほっ、、、ことだよね?」


「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、はい」


「アハハハハハハハハハハハハハハハ」


 何をしたかったのかを察しゲラゲラと笑う晨弥 


「笑うなよ」


「いや、笑うでしょ、、、 ぶふっ」


「クラウド、俺ばかにされてるか?もしかして?」


「いや、馬鹿にされているのは俺だね。」


「どちらかと言えば被害者ですね。」


「お前が言うなよ。お前が」


「しょーがないでしょ。とりあえず戻れた暁にはごめんなさいしましょうね。」


「、、、、、はい」


 などと他愛もない話をしているうちに

 今回、迷宮攻略に挑む冒険者が集結した。


 これから冒険者たちはやつ5日かけてアーベスの森を抜けた先にあるミノウスの迷宮に向かう。

 今回は聖都からの依頼でもあるため聖都からも騎士団が派遣されていた。

 総勢100名を超える人数で迷宮攻略に挑む。


 アーベスを晨弥たちが討伐をしていなかった場合

 討伐しつつ迷宮に向かうことになった可能性が高かったが

 討伐はすでにされていることもあり、多少楽になったと言っていい。

 もちろん、気を抜いていいわけではないのだが、、、、


====


 9月9日午後5時

 ミノウスの迷宮到着


 ここまでの道のりでは問題は起きず、

 ゴブリンとの戦闘はあったが日常茶飯事ということもあり

 何の障害にもならずにほぼ予定通りに迷宮に到達した。


 迷宮攻略は明日の朝 午前7時

 晨弥は迷宮最下層にいると思われるミノタウロス変異種の討伐に向かう。

 

 晨弥のほかに最下層に向かうのは

 今回伯爵級の昇級試験をうけるもう一つのパーティ矢石()と 

 クラウド率いるエフエフ、聖都から派遣された騎士数名


 矢石はリーダーのアジェネとバルテア、コーン

 この三名で構成されたパーティであり

 アジェネが石でできた矢を扱う冒険者であり、

 3名ともにエンチャントを扱うことができる。


 他の冒険者や騎士たちは他階層の攻略

 迷宮前の陣地の警護をすることになる。


 冒険者たちは拠点の作成を手早く済ませ

 決起集会をしつつ明日の確認を行っていた。

 

 晨弥はというと


「では、先頭は僕とクラウドの二人で迷宮内部の状況にもよりますが最短を突っ切るって形で問題ないですかね?」


「ああ、それで行こう。」


「我々も問題ない。」


 ミノタウロス討伐組で確認を行っていた。

 ここまでの道のりである程度コミュニケーションはとっておいたこともあり、

 円滑に会議は進んだ。


「道順は頭に入っているのかい?」


「道中暇だったんで大体覚えました。まあ、地図持って潜りはしますけどね。」


「立体的な地図の書かれかたじゃなったじゃなかったからな、あれは覚えやすいよな。」


「まったくだよ。ゲームで何度迷ったことか、、、」


「結局よくわからないやつな?」


「そ~、よくわからんけど目的地に着く。たまにつかない。これね」


「そうなんだよな~、、、。」


 などと魔法世界の住人そっちのけでゲームの話をしていた。


、、、、


 決起集会も終わり日付が変わるころには各々が睡眠をとっていたり、

 会議を続けていたりと

 準備をしていた。


 そして

 シュポーロのハワーの支部長であるウォナ

 聖都から派遣されている騎士たちの隊長

 クラウド

 この3人もまた会議を行っていた。


「今回は支部長であるウォナ殿まで来ていただきありがとうございます。」


「場所が場所ですからね。クラウドさんも来てくださってありがとうございますね?」


「本当に俺たちで良かったのか?モリディでもゴルドルでもいるだろうに。」


「あのメンツまで呼んでしまうとここにいる人たちが死ぬ可能性までありますからね。」


「正直俺もよくわかってねえぞ?聞いているのは元々は聖都からの協力願いで、ギルドがそれらしい理由をつけるために昇級試験の日程を組んだって話だけだな。そもそもこの場所が立ち入り禁止になった理由もよく知らねえしな。」


「この迷宮については私もよくわからないのですがね?知っていることはこの迷宮はもともと聖都に転移した後、行方不明になった異世界人の魔眼によってつくられたものということくらいなんですよ。」


「は?」


「迷宮の魔眼というのですがね。魔眼の所有者は見つからなかったのですが、この迷宮は間違いなく魔眼が関与している。それが聖都が下した結論なんですよ。」


「それがなんで立ち入り禁止になるんだ?」


「魔眼が関与している以上、なにがあるかわかりませんからね。実際なぜかモンスターが徘徊しているわけですし。」


「じゃあなんで攻略なんかに踏み出した?」


「ここがある組織の研究施設として使われている可能性が濃厚だからですね。」

 ・

 ・

 ・

、、、、


「さて、迷宮前もだいぶにぎやかなようですね。」


「のようだな。で?だれが来ているんだ?」


「ギルド側は支部長のウォナとエフエフ、晨弥その他大勢。その他大勢の中にも腕の立つ者はいますがね。聖都側は領主級中位から上位、隊長は伯爵級上位ぐらいですかね。」


「ズノと言い、迷宮と言い厄介だな。」


「しかしどちらにも目当ては来てくれていますからね。」


「不幸中の幸いだとでも言いたいのか?送っている連中では捕縛は無理だろう。」


「ええ。今回は周りが狙いですから。お二人とも優しい心をお持ちのようですから周りが傷つけば精神的にダメージ与えられるでしょう?それに今回送った人々の大半が組織内で面倒ごとを起こす問題児ですからね。生き残ってほしい方々には指示出していますから問題ないでしょう。」


「まあ、すきにしろ。」


、、、、


 ・

 ・

 ・

「晨弥、ずっと言おうと思っていたんだが」


「はい?どうかしましたか?」


「お前は戦い方も変えたほうがいいぞ?」


「へ?」


「お前の戦い方は自分自身も危険にさらす戦い方だ。当たり前のように至近距離爆破などするな。」


「?」


「無意識か、、、、確か剣技で完成していない技があると言っていたな?その技もきっと無意識のうちにある晨弥自身の感情を理解すれば完成できるのではないか?」


、、


「ん、、、ふぁあ、、、、夢、、か、、こっちに来てから初めてじゃないか?」


にしても夢がモリディさんと戦っているときに言われたこと詰め合わせみたいだったな。

なんで今なんだかよぉわからん。

よぉわからんけど、迷宮攻略に向けて準備しなくちゃいけないのは分かる。

多分今5時くらいだろうから、、、朝食とっとくか。


、、、、


 午前7時 ミノウスの迷宮 攻略開始

 大勢の冒険者たちが迷宮へ足を踏み入れていく

 

 それを見送るのは陣地の防衛をする者たちと

 晨弥たち最下層メンバーであった。

 最下層へと向かう者たちは 

 他のメンバーが2時間の間に各層に分かれ

 晨弥たちが通る予定の通路からモンスターを排除し終わったところで

 迷宮最深部へと最短距離で向かう予定である。


 そこから約1時間30分


「迷宮1層目はあらかたモンスターの討伐が終了したようです。」


 1層目は階層そのものの排除が終わったようだった。


「一応入っておきますか?なれとかがあるのかわかりませんけど、念のため」


「そうだな。攻略開始地点を実質1層スキップもできるしな。」


「そうしましょうか。」


 満場一致

 ウォナの許可もとり、最下層メンバー迷宮入り


「、、、」


「ここがミノウスの迷宮、、、思ったよりきれい?」


「神聖魔法をかけているのもありますが、この迷宮自体が綺麗みたいなんですよね。」


「?おい、晨弥。どうした?」


「いや、、、なんというか、、、この迷宮、、、変じゃね?何と言うか、、、空間自体がおかしいというか、、、何か害がある感じじゃないのが、、、より変さに拍車をかけているというか、、、」


「ああ、、、、確かにちょっとわかる。」


「でしょ?もしかしてさあ、、、この迷宮アーティファクトだったりしない?」


 晨弥が魔力をきちんと制御出来るようになってからそれなりに経ったある日

 自身の手に違和感を感じるようになっていた。

 厳密の言えば手についている指輪に違和感を持つようになっていた。

 初めて見た時には特に何も感じなかったあの指輪に。

 解析鑑定の魔眼を使っても、初めて見た日と同じ結果しか得られなかった。

 しかし晨弥はそれが上辺の情報でしかないのだと直感的に理解した。

 それからというものアーティファクトには過敏になっていた。

 そして今回このミノウスの迷宮に入りにような感覚を持った。


 晨弥はその違和感を探していたが途中で理解した。

 この空間全てがおかしいのだと。

 空間全てがアーティファクトと同じ違和感を持っているのだと。

 それゆえに出たセリフであった。


「アーティファクトかはわからないが、、、何かあるな。」


「だよね~。迷宮について調べてもどこも似たような情報しか出てなくて、情報規制しているか本当に何も何もわかってないのかの二択っぽいんだよね」


「聖都側としてもこの迷宮についての情報は欲しいのでありがたい情報ですね。」


 その後は時間まで迷宮での魔法の確認と接敵した時の陣形を確認し、、、、


 午前9時ちょうど

 最下層メンバー攻略開始

 移動予定通路にモンスターの影はなく

 迷宮を順調に踏破していった。


 1時間後

 晨弥たちは5階層まで来ていた。

 それまでの階層がかなり順調であったため

 5階層ではモンスターとの戦闘はあったが

 ほぼ予定通りに進んでいたのだが


「「!」」


 先頭を進んでいた晨弥とクラウドが同時にとまった。

 

「晨弥、、、いるよな?」


「いるね。上に3つ」


「どうしましたか?」


「上の階に3つの魔力が急に出現しました。どれもこれもイカれた魔力量しています。」


「普通に異世界人クラスの魔力だ。」


「どうする?上の階の人間じゃ無理じゃね?」


「俺のとこが行くしかないよな。晨弥はそのまま最下層行け」


「りょーかい」


 特に反論はなくクラウドたちエフエフが上階へと向かうことになった。

 晨弥は未来視を使わなかった。

 クラウドを心配していないわけでもなく

 あの日未来視を使うのが遅れたせいで死んでいった人たちがいることを忘れたわけでもない。

 ただ状況的にそうする以外になかった。

 確かに全員で向かう手もあったのかもしれない。

 

 クラウドが晨弥に下に行けと言った。

 晨弥は友の言葉を信じただけだった。 


、、、、

 

 迷宮に入る少し前


「晨弥聞いたか?ミノタウロス足が4本あるんだとよ。」


「らしいね。ミノタウロスにケンタウロスでもくっついたのかな?」


「向こうの世界の化け物のハイブリットだな。」


「できるなら、それぞれ通常の状態に出会ってから対峙したかったかな。」


「まあいいだろ?探すのが1匹でいいんだから。」


「それとこれとでは話違くない?」


、、、、


 エフエフのメンバーと別れ

 最下層へと到達した晨弥たち

 大きな空間その中心には目的のミノタウロスが立っていた。


「あれ、、、すね?情報通り足4本ありますし」


「ええ、あれです。」


「エフエフの方々はいなくなってしまいましたが、問題はないですよね?」


「僕は問題ないです。」


「我々も問題ないよ」


「では、始めましょうか。」


 アジェネが強度を上げた石矢を放つ

 ミノタウロスが大剣と言うべきか戦斧と言うべきかわからない武器で石矢を叩き伏せる。

 

あの武器どこから調達してるんだ?ここがそういう場所なのか?


 自然にできるとは思えない形状の武器が二つ

 出所が引っかかるがその思考を押し殺して攻撃を仕掛ける


「獅子の飛翔!」


 グリフォンとの戦いでイメージをつかんだ技 

 攻撃を避けつつ横腹を切る。


クッソ、これじゃだめだ

 

 相変わらずと言うべきか失敗に終わる

 火力の面だけで見るならば悪くはないのだが

 思いえがいたものにならない。


ダダダッ!

  

 アジェネが続けざまに矢を連射する。

 ミノタウロスがそれに対処しようと晨弥から目を離した瞬間に


「風の太刀」


 晨弥は首を狙うが


ガン!


 矢とともに武器に阻まれる。

 が


刺突風(しとつかぜ)


 バルテアは槍を用いて

 晨弥の風の太刀と同じように魔法を放つ


こいつもこいつで固いな。


 あまり効いているそぶりを見せないミノタウロスを見て

 晨弥は刀から戦斧へと武器を持ちかえる。


 再び攻撃を仕掛けようとしたとき

 ミノタウロスが動く

 

 ミノタウロスは前足を大きく前足をあげ、

 前足を降り下ろすと同時に口から豪火球と思しき火球を放つ。


「月鏡 鏡映」


 瞬時に無効化できるかの確認をし、

 魔法の無効化に成功する。


「てことは普通に魔法なのか。」


「魔法の種類は?」


「通常魔法です。他の魔法の種類の独特なものがなかったので」


 ここは迷宮の最下層

 空気の問題があるため、攻略組は火の魔法は通常魔法であっても使わないようにしていた。

 しかしミノタウロスが火の魔法を使ってきたため

 その魔法がどこに分類されているかの確認


前足をあげるのは予備動作なのか?

まずはこれの確認からだな。予備動作ならこっちのチャンスになる。

適度に近接戦やって離れれば追い打ちみたいなノリで撃ってくれないかな?


チラッ


 アジェネと目が合う。


ま、みんなそう思うよね。


バシュッ!


 アジェネはミノタウロスの顔面に矢を放つ

 そしてミノタウロスが剣で切り伏せようとしたその時


ドカーーン!


 アジェネがエンチャントした矢が破裂する。

 と同時に

 空中に飛び上がっていた晨弥が戦斧を降り下ろす。


ガキーーーーン!


 しかしミノタウロスは自身の武器をクロスさせ受け止める。

 その瞬間バルテアがミノタウロスの腹に突きを放つ。

 これが命中しミノタウロスが距離をとった。

 いや、とらせることに成功した。


 再び前足をあげるミノタウロス


きた!


 晨弥が前足を岩の柱で押す。

 ミノタウロスは姿勢を崩し横転する。

 さらに両手に装備していた武器を手放す。


 予期せぬ状況ではあったがそのチャンスを手放すわけがなく

 晨弥が魔力操作で武器をつかみ、自分たちのはるか後ろまで投げ飛ばす。


 立ち上がったミノタウロスは武器がなくなったのにもかかわらず

 纏う雰囲気は依然戦意を失っていなかった。


 そして晨弥も戦斧をしまい素手を選択する。


、、、、


 モリディに稽古をつけてもらっていた時

 

「武器は苦手か?」


「もともと触る機会すらほとんどなかったですからね。こっちの世界に来てから武器触りだして、手で触れるのが危ないモンスターとかがいるから使えるようになろうってな具合なんでまだ慣れないですね。」


「素手はどうなんだ?」


「素手の方が戦いやすいです。なんというか自分が戦っているところを想像できるというか、、、」


「では次は素手でかかってくるといい。」


「よろしくお願いします。」


、、、、


 武器をしまった晨弥を見て

 ミノタウロスが晨弥めがけて突進をしてくるが


「風の太刀」


 異世界人の肉体、動体視力をもってすればかわすことは容易く

 カウンターとして刀を媒体にして使っていた遠距離技の風の太刀を

 腕で近距離技として叩き込む。


 叩き込まれた風の太刀はミノタウロスの脇腹に深い傷を作った。

 そこにアジェネが追撃として放った矢がミノタウロスの目に命中するが

 そこまで深く刺さらず矢を抜けば簡単に再生されてしまいそうになる。


 すかさず刺さった矢を晨弥の魔力で覆い、

 蹴り飛ばすことで矢が貫通し片目を奪うことに成功する。


 目を失った痛みで悶絶するミノタウロスの腹に

 晨弥が炎を纏った拳をさらに叩き込む。


グオオオオオオ!


 連続で高火力の攻撃を叩き込まれたミノタウロスが苦悶の声をあげる。


ズギャゥゥゥゥン!


 そこにコーンが雷魔法で追い打ちをかける。


バチッ、、、、バチッ、、、、


 魔法を受けたミノタウロスの体から火花が散る。


これ下手に近づいて攻撃くらうのやだな、、、となると、、、、


「これに限る。」


 そう言うと土魔法で武器を生成する。

 土魔法と言っても鉱物レベルの硬度を誇っているのだが、

 それを一瞬で何本も作成する。


 そして


バシュッ!


 一本放つ。


ガッ!


そらみろ。近づいたら危なかっただろうが


 ミノタウロスの片腕に武器が刺さっているのを見て

 誰に聞かせるわけでもなく一人心の中でつぶやく。


「それ考慮してないわけないだろ」


 腕に刺さった武器を引き抜いて使おうとするミノタウロスを見て 

 武器の形を手錠と鎖に変形させ鎖を地面に打ち付けることで

 ミノタウロスの企みを阻止する。


 遠隔での魔法の変化

 自身から離れれば離れるほどそれは難しくなる。


「しんや!一気にきめるぞ!」


「了解!」


シュドバッ!


 晨弥が武器をアジェネが矢を同時に連射する。

 

 ミノタウロスは矢はうける覚悟で晨弥の武器を破壊しながら迫ってくる。

 その道に


「土槍」


 晨弥が鋭利な槍を出現させる


 しかし直感で察知したミノタウロスはギリギリでバックステップで回避をする。

 が


ジュドン!


 バルテアが自身の風魔法で強化したところに

 コーンの雷魔法でエンチャントした状態でミノタウロスに突撃し

 

 右腕を切り飛ばすことに成功する。

 

 晨弥は土槍を有効活用と言わんばかりに連射し、足を潰す。

 ミノタウロスの動きがついに止まる。


 最期はバルテアが頭を貫き、討伐に成功する。


「討伐成功、、、でいいのかな?」


「念のためもう数発矢を打ち込んでおくか?」


「そうしましょうか。」


 討伐成功に成功したとは思うが

 これは伯爵級への試験であり、

 モンスターも相応の強さを持っているため、

 念には念を入れておいて損はない。

 そう思ったのだが


「は?」

「え?」

「な、、、」

「これは、、、」

「マジかよ、、、、」


 ミノタウロスの下半身 

 つまり晨弥とクラウドがケンタウロスと形容した部分が魔力となって消滅した。


「合成種、、、、か?」


「いえ、、、いやそうとしか、、、しかし、、、」


 一度合成種との戦闘を経験している晨弥と

 知識として知っている隊長が困惑の表情を浮かべる。

 二人の顔にありえないの文字が浮かんでいるようだった。


「あれ、、、回収したほうがいいですよね?」


「ええ、回収しましょう。」


 矢石の面々が状況を理解できないでいるうちに

 回収して撤収しようとした


 その時


ズドガーーーーン!


 上の階から爆発音が聞こえてきた

 と同時に


ガラガラガラガラ


 迷宮が崩壊を始めた。

 まるで目の前にある、理解不能の遺体を隠すように


「クッソ!」


「皆さんこちらです!」


 聖都の騎士団の数人が討伐したであろうタイミングで

 迷宮からの撤退するための魔法を準備していたため

 がれきに埋もれることなく脱出することができた。


 晨弥が脱出する際

 

なんだ?あれ?

 

 一瞬ではあったがなにかのマーク?のようなものを見た。


 そして


 迷宮の外に出た晨弥達が見た光景は


 悲惨

 

 その一言に尽きていた。

晨弥が作った武器はアニメやらなんやらで見た武器の見た目をしているのがちらほらとあります。

まあだいぶあやふやになっているのでなんかそれっぽく見えるってやつです。

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