動き出した世界
晨弥達がアーベスと戦い始めたころ
アーベスの森近郊
「これ以上は無理か、、、、上に情報通りだと伝えろ」
「はっ!」
「、、、、流石は氷の精霊というわけか、、、」
モリディは感知していた。
晨弥の捕獲をたくらむ者たちの接近を
警告をしていた。
これ以上近づくと殺すという脅しをもって
「私は晨弥につく」という意思表示を上に伝えろ と
現にその脅しを無視して進んだものは氷像と化していた。
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「、、ええ、、、そうですか。では撤収してください。氷像ですか?回収しようにもできる状況ではないですよね?、、、、ええ。致し方ありません。放置で、、、ええ、よろしくお願いします。」
晨弥の捕獲を命じていた部下からの報告を受け
次の指示を出す男と
「使えん連中だ。」
その話を聞き悪態をつく太った男がいた。
「手厳しいですねえ。ビーンさんは。」
「貴様が甘いだけではないのか?バンテス。」
「異世界人二人でもきついというのにゴルドルにモリディ。ビッグネームがそろい踏み。あなたのご自慢のアレを使ったとしてもきついのでは?というか実際に倒されてますし。」
「ふん。所詮は試作品だ。たかが知れている。」
「にしても厳しいですねえ。精霊があの異世界人につくとなると。」
「どうする?」
「このままで問題ないでしょう。モリディが所属しているパーティは昇級試験が始まるころにはここをたっているようですし。」
「相変わらず抜け目がないな。」
「念のため私のところにいる異世界人を3名出します。」
「3名?、、、、ああ。あいつらか。ずっと互いに差別しあってる連中だろ。」
「ええ。あの三人の唯一といっていい共通認識は我々が彼らの下である点のみですからねえ。」
「そんな連中がいいように使われているとは、、、笑えるな。」
「ところで迷宮の方はどうなんですか?」
「撤収事態は終わっているが、、、」
「失礼します。」
「おや。どうかしましたか?」
「ただいま聖都より氷河の厄災の復活が近いというは発表がありました。」
「何?」
「復活の場所は?」
「ズノのようです。」
「まあ、、、だろうな。」
「想定通りですね。しかし、、、ズノに派遣している方々はどうしましょうか。」
「そのまま待機。氷河が討伐されたタイミングで襲撃。これでどうだ。」
「厄災討伐後ならどうにかなりますかね。とはいえズノに来るかどうか、、、派遣される九世は分かっていますか?」
「いえ、、、そこまでは、、、」
「聖都に九世を呼ぶのか現地集合かもわかりませんか?」
「はい、、、。復活の日付の発表はなかったですが3週間後近辺という話です。」
「3週間か、、、、。そんだけあれば九世だれでもって感じだな。」
「オーシャルの爺さんはないとして。残り8人」
「聖女もないでしょうね。」
「聖女はやつを討伐してもらわないといけないからな。これで残り7人」
「妖魔の王もないでしょうね。」
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時間は晨弥たちがアーバンを討伐した時に戻る。
「で?今度はこいつらは何を言っているんだ?」
「アーバンを討伐したんだから戻って遺体を回収するべきだと言っているな。」
「脅威がなくなったんだ!だったら!」
「今から戻ったとして、遺体はなくなっているだろうな。」
「私もそう思いますよ。人間なんかよりモンスターの方が脅威に対する感覚が鋭い。巨大な縄張りを形成していたモンスターが死んだ今、あそこにあったものは奪い合いになっているでしょうね。」
「そこにいるモンスター倒して腹から回収しろって言ってるんじゃね?」
「そっちのほうがだいぶ人間やめてるでしょ。」
「ごもっとも。」
「言いたいことは分からんでもないが、、、なあ?」
「まあ、、、、、ね」
結局ギャーギャー騒ぐケイネスを力づくで運び帰路へと着くことになった。
、、、、
ケイネスをハワーへと連れ帰った後
「さすがに疲れた。」
「森にいる間に聖都の発表があってみたいだし。」
モリディ、クラウド、ゴルドル、晨弥は食事に来ていた。
「氷河の厄災でしたっけ?九世のだれが行くんですかね?」
「おそらく、ツェルクは呼ばれるだろうな。」
「エルフと人間のハーフの人でしたっけ?」
「そうだ。」
「あとはオーシャルのグーエンか。」
「オーシャルってもう一人九世いましたよね?」
「國宗さんだね。人間でだいぶ歳を取っていてね。そろそろ引退って話がちらほらと、、、」
「そんな名前してたんだ、、、、」
「くにむね?日本人か?」
「いや、彼はこの世界の人間だ。」
「名前の継承とかそんな感じでしょ。」
「そういうのもあるか。」
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その後も楽しい食事会は続いた。
、、、、
食事会後
晨弥はモリディに連れられ再び森に来ていた。
「魔力制御の偽装、初めて会った時もそれなりにできていたが今は本当に滑らかだ。」
「やっぱり気付いてました?」
「無駄に長い年月を生きているわけではないんでな。それに魔力量が増えているのにも気付いているぞ?」
「そっちもばれてますよね~。」
「魔力量が増えても纏っている魔力の量は初めてあったころと変わりない。それは制御技術が高いことの表れだ。ただそれは魔法を扱うときに無駄が生じる。雑な状態の維持をしながらきちんと制御した魔法を使う。その結果、魔法の威力が減少してしまっている。魔力制御技術の甘さは魔法の甘さに直結するからな。」
「そうなんですよね。本来の制御をするタイミングがなかなか来なくて、、、」
「本当はアーベスとの戦闘中に言うつもりだったんだが、アーベスが伯爵級とはいえあのメンバー相手だとさほど手応えのない相手だったからな強いて言うなら耐久だが結局晨弥もクラウドも本気を出さずに終わってしまったからな。」
「まあ、、、」
僕もそうだし、クラウドも明らか本気のほの字も出してなかったからなあ、、、、。
「相手をしてやるから全力で来るといい。」
「え!?まじすか?」
「ああ」
「!あざます!」
その後晨弥はモリディを相手に偽装を解いた状態で戦闘をし、1勝もできなかった。
しかし、偽装しない状態での魔法と戦いの組み立て方を体に叩き込み
モリディから魔法を教わったりと実りの多いものとなった。
森からシュポーロに帰る途中、晨弥は鼻歌を歌っていました。
途中から晨弥とあの人は忍者のアニメの 青い鳥(訳) を熱唱したりしてました。




