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界の渡り人  作者: ホトトトギス
厄災の足音
21/88

夜会からの招待状

 ナーザ変異種に受けた傷を治し、王城に戻ったのは1日後のことだった。


「ギルドから報告は受けている。体は大丈夫なのか?」


「えぇ。自分で回復魔法使えますし、他の人からも回復魔法かけてもらえましたから。」


「そうか、、、にしてもナーザの変異種か。大森林から距離あるはずだが、、、そもそも生息地が全然違うはずなんだがなぁ、、、」


「大森林であったやつよりももっと速かったです。」


「そうか、、、、あまり気にするなよ?ナーザ変異種は戦ったことあるが伯爵級だった俺たちでようやくってところだったんだ。領主級で攻撃を受けても生き残れたんだ。十分な成果だ。」


「ありがとうございます。」


====


あのタイミングでのあの魔力ガードは悪くなかった、、、いや、今の僕にとっては上出来だった。

でも足りなかった。魔力の扱いがまだ甘い。制御訓練からやり直しかな。

みんな気にするなって言うけど結局いつかは超えないといけない壁なわけで、、、

思いつめすぎないように頑張れってことだろうし、、、

頑張るか。


「晨弥君」



「国王様?どうしました?」


「話は聞いていたが、、、大丈夫なのかい?」


「えぇ。おかげさまで。」


「そうか、、、」


「?ほんとどうしたんですか?」


「まぁ、、、その、なんだ。休養をとるってことで少しお願いを聞いてもらいえないかい?」


「お願い?なんですか?」


「いつも送迎してもらっているから学校があるのは分かっているとは思うんだけど、今度学校に視察に行くんだよね。その時に護衛についてもらえないかなと思ったんだけど、、、どうかな?」


「護衛とかやったことないですし、、、何すれば良いのかわかっていませんよ?国王様の肉壁になるくらいしか知りません。」


「学校の視察で肉壁になる可能性があるほどこの国の治安は悪くないんだけどね?」


「まぁ、、、、受けますけど、、、」


「まぁ視察の日程は決まっていないんだけどね。」


「へ?」


「まぁそういうことだから、頼んだよ。」


行っちゃった。いつかわからないならギルドで依頼を受けづらいな。まぁもともとその予定だったから問題ないけど。

久しぶりにできたこの時間を無駄にしないようにしないと。

魔力制御を中心にやっていくかな。


「ワン!」


なんだ?今日はやたらと多いな?


「どうした?シロ?」


「ワン!」


なんかリードを口にくわえてる。


「散歩?」


「ワン!」


「王子たちは、、、今は学校の時間か、、、行くか。」


なぜか始まった散歩。シロさんしっぽブンブン振っているけど、、、楽しそうなら良いか。


 王城の敷地内を1時間ほど散歩した後、シロは満足そうに帰っていった。


そういえばシロってどこで寝ているんだろう。見たことないや。


「まぁいいか。」


僕は僕のするべきことをしよう。

ということで魔力感知から


、、、、


「ふー」


やっぱり魔力制御を始めると時間の経過がすごいな。間違いなく制御レベルは上がっているんだけど

まだ足りない。ナーザ変異種もそうだけど、、、氷の精霊。

あの人の制御技術はすごかった。干渉魔法もそうだけど氷に重力魔法のエンチャント

あれが本当におかしい。魔法の跡を見たけど、重力の檻で捕まえてはいたけど重力の餌食になっていたのは変異種だけ。他に魔法で圧し潰されているところはないように見えた。

次元が違う。あの人はたどり着けるだの言っていたけど、、、道は遠い。

視察が終わるまで制御を中心にしてって感じかな。


====


 晨弥が王城に戻ってから数日後


「晨弥殿。」


執事長さんが部屋に来た。


「どうしましたか?」


「視察の日程が決まりましたので、報告に」


「わざわざすみません。」


「いえ、仕事ですから。」


この執事さん年寄りではあるけどかっこいいんだよなぁ。大人の余裕ってやつを感じる。


「視察は5日後、時間は午前中と午後にかけて行いますのでよろしくお願いします。」


「わかりました。他の護衛の方は?」


「バリアス様も参加なさいますのでバリアス様に聞くのが一番早いかと。」


「ありがとうございます。」


「失礼いたします。」


5日後か。こういうのってもっと先の日になるもんだと思っていたけど、、、

もともと視察の予定はあったからこんな短期間で行えるのかな?

、、、考えてもわからんし、団長のところに行こう。


、、、、


「団長~」


「おう、晨弥か。来たってことは視察の日程は聞いたんだな。」


「はい。聞きました。」


「そうか、、、」


「どうしました。」


「悪いんだが晨弥。今回の視察は未来視使うな。」


「?え?まぁ、、、そうおっしゃるなら。」


「俺は未来視を持っていないからあれだが、、、複数の未来が見えるんだろ?」


「そうですね。」


「未来視に頼りすぎていると自分での判断が鈍るかもしれないからな。視察の時だけではなく、気をつけろよ?」


「はい。そうなるだろうと思って、普段は一切使っていないです。」


「言うまでもなかったか。ならいいんだ。」


視察の時に絶対に使うなってことは何かあるのは確定ってことで良いよね。


「出発やら護衛の人数とかは、、、」


「あぁそれを聞きに来たんだもんな。」


、、、


「そんなところだ。」


「ありがとうございます。」


 出発は午前9時30分

 護衛対象は国王となんかお偉いさん

 護衛の人数は10名

 視察予定時間は10時~3時


国王さまの護衛少なくね?とも思ったけど、この国治安いいし、、、まぁほかにも政治的な何かがあるのかもしれないけど、、、僕にはわかりません。


====


 視察当日


「おはようございます。」


「おう。自分の警護位置は覚えているか?」


「はい。」


「ならいい。前も言ったが未来視は使うなよ?」


「はい。」


「あとはまぁ、、、何とかなるだろ。」


こういうところは適当なんだよなぁこの団長。でも団長が何とかなるって言ってるあたり本当に何とかなるんだろうけど。


====


「今日はよろしく頼むよ。」


「よろしくお願いします。」


僕は今国王様と同じ馬車に乗っている。僕の感知範囲は広いから報告する余裕がないほど緊迫した状況になった場合、僕が肉壁になって国王を守るという役目を担っているわけですね。同乗者は団長。

ぶっちゃけ安全だろ。


、、、、


「到着いたしました。」


「じゃぁ行こうか。」


送迎しているから何回も来ているけど、、、入るのは初めてだな。ここからでも見えるところもあるにはあるけど、、、校門入ってすぐのところは校庭かな?なんか球技しているけど、、、なにあれ?なんか、、、なんかすごいことになってる。説明が下手くそすぎるけど、ルールの考察のしようがないほどに訳の分からないことになっている。


「国王陛下。お待ちしておりました。」


「校長。今日はよろしく頼む。」


この学校は12歳から20歳までが通っているらしい。まぁここにも留年って概念あるらしいし、もう少しお年を召された方がいらっしゃるかもしれないけど。

もう少し下になると、寺子屋的なのが各地にあるらしい。それ以上は知らない。調べてないし。


、、、、


午前中は12歳から予定では16歳までの授業を見学することになっている。12歳ってまだ小学生だよね。緊張するんだよなぁ。後ろに知らねぇ偉いんだかよくわからん人が来るの。

まぁ、今日来ているのは文字通りこの国のトップなんだけどね。

本当に良くやっているよね。僕が小学生の頃に国のトップが視察にくるなんて知ったら

学校休もうとするもんきっと。


授業の内容は様々。数学(算数)やってたり、言語やってたり、歴史やってたり、、、言語は分かる。国語みたいに物語だのが書いてあってって感じのアレ。懐かしいね。

数学とは言うものの算数だね。こっちの世界では魔法があるし、そっちが発展している分、理系の教科は科学世界の方が発展しているのかな?それとも学年が上がるほどにペースも上がるんだろうか。

そそれとも科学世界とは違う公式が存在しているのだろうか。午後が楽しみだね。

歴史は分からん。どちら様ですか?今日はエルフの偉人らしいんだけど、、、伝記で見たことないな。

王城帰ったら探してみよう。


国王様の方はなんか楽しそうにしている。ちゃんと護衛はしているよ?魔力感知もだいぶ無理しているもん。自分で言うのもあれだけど。


こんな感じで午前中は終わり。国王様も上機嫌です。厄災復活が発表されてから時間はぼちぼち立ってるし、僕も含めた人間ってのは100年生きていたらって感じだから一番最近復活した1000年前とかよく知らないから長命種と比べると精神的な部分で差があるのかな?

そんなことはないか。


・・・・


 午後


17歳の授業から視察を始めたわけだけど、、、17歳の数学の講義は分かった。18歳からは分からん。17歳までは科学世界と同じ。日本の17歳の方が難しいと思うけど。ただ、、、18歳の数学がわからん。これ、魔力も考慮しているのかな。公式みたいなのもみられたけど、、、よーわからん。

他は特に変わりない。

言語はこの世界で書かれたものを扱うわけだから、魔道具の第一人者の話をしていても、、、まぁって感じ。歴史とかも午前中と変わらず。


他に日本とは違う科目はまぁ、、、ご存じの通り魔法の実技の授業だよね。この学校は一般庶民から王族まで幅広い層が通っている。それもあってか、護身術じゃないけどある程度戦う術をみにつける授業もある。無詠唱魔法の練習もしているらしい。無詠唱魔法といってもできる人できない人も様々だし、魔法も簡単な魔法くらいしか授業では扱わないから本当にそういった場面で使えるのかは僕もわからないけど、、、うてる手があるってのは精神的には安心よね。そっちがメインなのかな?

それとは関係なしい詠唱して魔法をぶっ放している人もいるけど、あっちはあっちで楽しそう。


そんなこんなで平和に視察は終わるんだと思っていたんだけど、、、


「後ろから二人、前に一人」


魔力感知内に合計3人おかしな奴がいる。そりゃぁ国王様がいるからね?なかなか見られないだろうから見るのは分かるよ?でもこいつら違うんだよね。説明が難しいけど、わかるんだから仕方がないよね。


ちなみにこの会話は魔力で行っている。魔力でモールス信号をうってるってのが一番近い表現かもしれない。国王様も魔力ある方の人だし、僕たち護衛の人間もそれなりの魔力をある種の威圧的な意味合いで放出しているから、この状況下で魔力で会話してもそもそも会話しているのかもわからないし、わかったとしても、会話の内容を盗み見ることは至難の業なんだって。ちなみに僕も盗み見れるか解析鑑定の魔眼でやってみたけどできなかったんだよね。別に調子に乗っているわけではないけれど、解析鑑定で読み切れないあたり高等技術なんだろうね。


これは魔法じゃなくて魔力制御の延長線上の魔力操作っていう技術に分類されるらしい。よくわからないよね。僕がどうこう言ったところでしょうがないから気にしないことにしたけど。


モールス信号の練習は視察に同行することが決まった時点で練習を始めた。コツをつかむのに非常に苦労したけど上に行けば必須になる技能らしいからこのタイミングで修得できてよかった。時間的な意味合いでもまとまって取れたしね。


「了解」


「晨弥ここからどうする?」


「そうですね。この感じは前方が仕掛けて、後方の二人が奇襲をかけるんじゃないですかね。安直ですけど。なので前方につられましょう。そしたら後ろも動くと思うんで僕が捕まえます。」


「それで行こう」


、、、


「うぉぉぉぉ」


本当に前の奴が特攻しかけてきやがった。


「総員戦闘態勢!」


これで全員が前の奴に意識を向けていることになる。

このタイミングで、、、よし!後ろもつれた。


ゴブリンを捕まえたのと同じ要領で、、、


ガシッ


「捕まえました。」


「前方も対処しました。」


「警戒は維持」


そういえば団長が未来視使うなって言っていたけど、、、


やっぱりそうなのね?こっち楽しそうに見てるもんこの人。いやな人だねぇ。


「そういうことでいいんですか?」


「気が付いたか。もう少し戸惑ってくれたら面白かったんだがなぁ。」


「そういうなバリアス。正直私も戸惑ってほしかったが、、、」


国のお偉方そろってふざけてるよ。


「後ろ二人はほどいてもいいんですか?」


「いいぞ。解いてやれ。」


スッ


「ほどきました。」


「悪かったな。こんなことをして。」


「まぁ、、、お話は戻って聞きましょう?」


「確かに時間だし戻るとしようか。」


「了解しました。」


====

 王城


「んで?なんなんです?」


「テストだな。」


なんか言い出しおったぞ。このおっさん。


「?」


「手っ取り早い話、この視察は貴族が集まる夜会や晩餐会で問題が起こらないように、会場内で警備に当たる人材としてふさわしいかのテストだったわけだ。」


「なるほど。で?」


「おめでとう。合格だ。」


「ありがとう、、、ございます?、、、ちなみになんで今?」


「一部の貴族連中が夜会に参加させろって騒いでいてね?正直あの連中を前にしたらこの国嫌いになられちゃうかもしれえないから遠回しに断ってきたんだけどね、、、限界が近いし晨弥君もだいぶ強くなったし、別にどういう立ち位置で参加させろとか言ってないし、王族の護衛として参加させちゃえば良くね?って思ってね。早急に警備できるようになってもらおうって言うのが今回の視察の始まりなんだよね。」


「なんか、、、本当にご迷惑をおかけしております。」


「気にしなくていいよ。ところで、、、、参加してもらえる?」


「とりあえず参加しておけば文句も出なさそうですし、、、僕としても面倒ごとは避けたいですからね。他に何か言われる前に終わらせておきましょうか。」


「そういってもらえると助かるよ。なんせ奴ら話聞いてくれないんだもん。」


「うわぁ。」


「一番近い夜会は約1か月後だからよろしくね?近くなったら連絡するからそれまでは冒険者とかやってていいから。」


「わかりました。」


、、、、


貴族の夜会かぁ。面倒だなぁ。でも、ここで参加しておかないとさらに面倒なことになるし、国王様がわざわざ一番丸く収まる着地点を準備してくれたからね。面倒がらずに頑張ろう。


====


 夜会の1週間前までは冒険者の仕事をし、残りの1週間は粗相がないように勉強をした。


====


「王子準備出来た?」


「できてますよ。晨弥兄。」


「僕は君の兄ではないんですけどね?最近は姫様もそう呼び出してるし。」


「だって、年もそれほど離れていないし、仲も悪くないじゃないですか。」


「そらそうだけどさぁ、、、公の場でやらかさないでね?」


「晨弥兄こそため口でやらかさないでくださいね。」


「もちろんだとも、、、にしても、、、」


「どうしました?」


「夜会とか参加すんの初めてだし、緊張するというか、、、圧倒的アウェー感というか。」


「そういうこと気にするタイプでしたっけ?」


「僕をなんだと思っているんだろうね?この王子は。」


「まぁ、、、父上と行ったり来たりを繰り返していれば何とかなると思いますよ?」


「ちなみにそのつもり。そろそろ時間だ。行くよ?」


「はい」


・・・・


夜会の会場には入ったけどさ、、、やっぱり僕場違いだよこれ。すっごくきらびやかなことになってるもん。会場も人も。僕がここに居ちゃダメでしょ。


ヒソヒソ


あ~誰かがなんかしゃべってる。あれが異世界人か とかしゃべっているのかな?きっと僕のこと話してるんだろうな。自意識過剰って言うやつがいるかもしれないけどさぁ?電車とかでヒソヒソ話している人たちがいるとさ?自分の悪口を言われている気、しない?別に電車だけじゃなくて学校の教室でもいいんだけどさ。


「晨弥兄?どうしたの?」


こいつもヒソヒソ声で話しかけてきやがった。


「おや。まだ女性に囲まれていなかったんだ。」


「今会場にさほど人もいないですし、抜け駆けとか後で言われるのを恐れて話しかけてこないってのもありますね。」


「貴族は貴族でしがらみが大変そうね。」


「そうなんですよねぇ、、、で、何をそんなにつらそうな顔してたんです?」


「向こうの世界での出来事を覆いだしたというか、、、トラウマを思い出したというか。」


「それ今度聞かせてください。」


「こればっかりは嫌です。」


「そんなぁ、、、」


お?王子が悲しそうな顔している間に向こうがだいぶやかましくなったな。


「殿下。いらっしゃったようですよ?」


「みたいですね。」


ということで殿下の隣に陣取っておく。


おぉ、おぉ、、、何と言うか。こういうことはあまり言っちゃいけないんだろうけど、、、なんとなく顔を見ればわかるよね。マーチス様とかは厳格な顔をしていたし、、、うわぁ、、、態度も腹もでかい奴いる。運動したら?糖尿病になるよ?存在しているのかわからないけど。あっこっち見た。変人を見る目で見やがって。異世界人だからな、僕。そりゃこの世界では変人だわな、チクショウが!


おあ?ふざけたこと考えている間にだいぶ人増えたな。なんか雰囲気的に始まるのかな?

お、国王様出てきた。


なんか始まりの挨拶しているけど、、、右耳から入れて左耳からだそう。


あぁ、挨拶終わったみたい。警備の人たちも拍手してるし僕もしとこ。


「ここから一気に人が来るのでよろしくお願いします。」


「え?」


「ウィル殿下ぁ~」


本当にたくさん来たよ。周り取り囲まれた。僕がいたたまれない気持ちなる。


「殿下の近くにいるのが、、、」


「あぁ。例の異世界人らしい。」


あ~あ。めちゃくちゃ見られている。めちゃくちゃ話題にされている。すごい顔で見てくる人もいる。


「殿下の護衛らしい。」


「国王様が護衛に指名したらしいが、、、異世界人というのはおこがましいな。」


申し訳ない。


「まったくだ。自分の身の丈に合わないことをしている自覚はあるのだろうか。」


まったくもってその通りです。場違い極まっています。


「確か未来視を持っているのだろう?それで弱みを握ったという話がある。」


「なんと。人の道を踏み外しているではないか。」


そんな感じで言われたい放題。同意することから、とんでもないことまで いろいろと。


王子も姫様もそれぞれ人だかりを作っている。

国王様は、、、おや?あれは、、、王子つれて来いって意味か。


女性陣が楽しそうに話しかけているなぁ。これを遮って王子つれていくの?

連れ出せはするだろうけど、、、僕が空気読めだのなんだの小言を言われるんだろうな。

でもまぁ、、しょうがないよね。


「殿下。陛下がお呼びです。」


王子も女性陣も全員こっち見てる。チョー怖い。見ないで、、、見ないでくれ、、、


「わかりました。では、また後程。」


後ろの方でヒソヒソ話している。魔力感知しているからうまいこと応用できればはなしきけそうだけど、、、立ち直れなくなりそうだからいいや。


「晨弥兄。助かりました。」


こっちもヒソヒソと話しかけてきやがった。


「非常にいたたまれない気持ちになりました。」


「なんかすみません。」


「勝手に自爆しているだけなんでお気になさらず。」


そーいえば、、、姫様も人だかりから脱出したようだ。


ということで国王様のもとまで連れてくることができた。良かった。


そこで国王様が二人に何か話していたけれど、僕は護衛なんでね。聞いてる余裕ないですよ。だってここで僕も会話に混ざっちゃったらもう手の施しようがなくなる。


この後も王子の護衛として永遠とも思える時間を立ち続けて、いろんな目線に耐え続けて、遠くから聞こえてくる僕に関する捏造話を聞いたり、その他いろいろ。

まーじで疲れた。もう参加したくない。


====


「お疲れさまでした。」


「お疲れさまでした。」


夜会も終わり、別室には僕、王子、姫さま、国王様 がそれぞれ疲れた顔をしながら顔をつき合わせていた。


「晨弥君すまないね。さんざんな言われようだが、あの場でそれに関するアクションをおこせば、余計に話をこじれさせてしまう可能性があったからな。」


「まぁ、、身に覚えがない話もありましたが、おっしゃる通りのことを言っている人いたので」


「ワン!」


「シロ。君は元気そうだね。」


「ワン!」


「、、、」


「、、、」


「、、、」


「お開きにしようか。」


「そうですね。」


「そうしましょうか。」


「では、今夜はみなゆっくり休んでくれ。」


「はい。」


、、、、


あ~。本当に疲れた。人には向き不向きがあることを理解することが如何に大事なことなのかを学んだ気がする。


ぐっすり眠れそう。

疲労で晨弥が爆睡したのでここで終わります。

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