始まりが終わる日
昨日のラーメンはおいしかったぁ。本当においしかった。お金をどうにかしてもう一回食べに行こう。お金の問題が解決するのがいつになるのかわからないけど。
さて、今日も朝のランに行こうかね。
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明け方の会議室。国王とアンス魔導師団長がいた。
「残ってもらってすまないね。会議が長引いたせいで眠いだろうに。」
「いえ、これも私の仕事ですので。」
「そうかい。、、、では今回の会議の愚痴でも言い合うかい?」
「よろしいのですか?」
「ここには私たちしかいないからね。とはいっても言いずらいだろうから私から、、やっぱり晨弥君の話になったね。」
「今回の会議が開かれた理由ですし。だとしてもですけど。」
「まったく奴隷にしろだの次の食事会に出席させろだの。なんなんだろうね。」
「そうですね。奴隷にしようとしても今の彼が暴れたら大損害もいいところなんですがね。」
「ちなみに勝てるのかい?」
「勝てるとは思います。」
「でも、晨弥君は死んでしまう、、、だね?」
「はい。彼は強いですよ。」
「最近は騎士団の方でコテンパンにされていると聞いているけど?」
「あれは実戦といえど大けがをする前に止めますし、彼自身が全力を出せない環境に慣れきっていないことと、科学世界の常識が彼の力を縛っていますからね。もしも奴隷にしようものなら、、、」
「その限りではない、、、か。」
「私はそう考えています。」
「だから無力化をする余裕がなくなると」
「おっしゃる通りです。」
「あの場でそれを理解していた人間はいると思うかい?」
「いないでしょうね。見たことある人がそもそも少ないですし。今の彼とはだれもあっていませんし。」
「そういえばそうか。でもまぁ、奴隷にすることに賛成していた連中が極少数であったのが救いだな。」
「賛成していたのはいつもの連中でしたね。」
「、、、どうしたものか。、、、食事会参加させるべきだと思うかい?」
「貴族が嫌いになりますね。間違いなく。」
「そうなるよなぁ。、、、君も嫌いだろうに。」
「嫌いなやつがいるだけですよ。全員じゃないです。」
「あぁ。君がいるのに晨弥君が暴れたら師団長が死ぬだのなんだの言っていたやつかい?」
「死ぬ可能性があることは否定しませんがあいつ私が死ぬことは大前提で話を進めましたからね。」
「あれはひどかったねぇ。」
「まったくです。」
「、、、」
「、、、」
「どれ。お開きにしようか?」
「承知いたしました。」
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今日はどうやら明け方まで貴族たちの会議が行われていたらしい。それもあってか皆さんピリピリしている。怖いね。きっと僕の話題もあったんだろうなぁ。、、、考えないことにしよう。今日も実戦訓練だ。頑張ろう。
・・・
本日の勝敗。15戦1勝14敗。悲しいね。昨日とはまた別の人から白星を挙げることができた。今日は午前中までだったのもあって皆元気だったけどどうにか一勝を得ることができた。少しずつ成長していることが実感できて良いね。ちなみに今日は午後から魔力関連の検査がある。検査の魔道具だかがもう届いたらしい。もっとかかるもんだと思っていたから朝ヴァーロットさんに話しかけられたときは本当に驚いた。
「晨弥さん計測の魔道具が届きましたよ。」
「え?今からやる感じですか?」
「午後からです。午前中いっぱいは準備でつぶれてしまうので」
「わかりました。場所は?」
「魔力制御訓練をした訓練場で行います。」
「わかりました。」
てな会話が朝一で行われたわけで。今日は朝からあっちもこっちも忙しいね。それじゃそろそろ行こうかね。
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・・・なんか人多くね?魔道具を管理している、、、聖都?の人たち?がわんさかいる。、、、お、アンスさんもいる。そりゃまぁいるか。なんかあったらあの人のところに逃げるとしよう。にしても、、、聖都から来ている人たちの大半が顔を覆うような装備?をしている。顔を出している人たちはお偉いさんかな?あきらか顔出ししている人少ないし。そういや本で読んだな。この世界にも宗教があって、神は顔を隠していようとも一人一人を記憶しているから、顔を隠すことで悩みや懺悔を神様とだけ共有できる。みたいな感じだった気がする。てことは、顔を出している人たちは修行を終えた人みたいな感じなのかな?まぁ僕の記憶があやふやだから何ともって感じだけれども。とりあえずアンスさんのところに行こう。
「アンスさん」
「やぁ。来たね。」
「だいぶ大がかりですね。」
「そりゃそうさ。魔力使用速度より回復速度の方が速い人は久々だからね。確か100年は現れていないからね。」
「聖都?の人たちも情報収集の一環で来ている感じですかね?」
「それもあるんだろうけど。君だからって理由もあると思うよ。」
「異世界人+未来視の魔眼+魔力疑似無限の可能性があるってことですね?」
「そう。そしてそれを持つ君がどんな人間なのかの確認も含まれているだろうね。」
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アンス視点
実際のところ大半は技術者関連だけど、、、顔を隠している連中のなかにまじっているけど、、、いるな。強者が。強制的に連れていくみたいな真似はしないだろうが、、、引き抜くための情報収集に来ているってところかな。この段階で晨弥君を失うのはまずい。国王様にも報告しておこう。
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「晨弥さん。準備ができたので始めましょうか」
ヴァーロットさんなんか疲れてね?
「お疲れみたいですけど、どうかしましたか?」
「いえいえ。大丈夫ですよ。」
「それなら良いんですけど。」
朝はこうじゃなかったから、準備が大変だったのかな?でもなぁ、肉体的疲労じゃなくて精神的疲労なきがするんだよなぁ。うーむ。
「じゃぁ。始めますか。」
「始めましょう。」
とんとん拍子で進んでいるけど、、、なんだかなぁ。普段から魔力感知しているから人数が多くてもさほど苦ではないんだけどなんか変な感じがする。なんなんだろうね。気は引き締めておくけど。
・・・・
まぁ、結果といたしましては僕の魔力回復速度は僕の魔力総量を上回るという結果になった。あれやこれやと検査後に言われたけど、、、たいして記憶にも残らないようなことだったので、何も言われなかったものとする。、、、ただ、僕が最初に感じた違和感の正体が何だったのかは分からずに終わってしまった。訓練不足のせいな気もしないでもないけど、、、それとも魔道具か何かで疎外されたとかかな?それはそれとして僕のスペックがようやく判明したことになる。
・解析鑑定の魔眼
・未来視の魔眼
・そこそこ多い魔力
・頭のいかれた速度の魔力回復
ざっとこんな感じ。ぼちぼちチートだね。扱えればの話だけど。今後とも精進したいね。今の僕はどれも満足に扱えていないし。、、、明日に備えて寝るかぁ。
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おはようございます。現在朝の午前2時。これから数日は
魔力制御訓練→ラン→実戦訓練→魔法練習→書物室で情報収集
この流れで過ごして、そうすると国王と約束した服が完成する予定だからね。まぁ、頑張っていこうかね。
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そんなこんなで一週間経過
服が完成したらしいので取りに来ています。
「お待たせしたね。」
「いえいえ、本当にありがとうございます。」
「服のサイズも問題ないかい?」
「はい。問題ありません。」
「戦闘用も準備したんだけど、、、鎧と服とどっちがいい?」
まぁ、上の方の連中の攻撃は鎧も服も意味をなさないだろうし回避しやすい身軽な服の方がいいか。
「服でお願いします。」
「服は部屋に運ばせておく。それと魔道具の話なんだけど準備ができたけどいつがいい?」
「僕はいつでも大丈夫ですので、、、明日とかでも問題ないです。」
「それじゃ明日にしようか。明日迎えを送るから部屋にいてね。」
「ちなみに何時ごろに、、、」
「朝の10時に迎えに行かせるよ。」
「わかりました。よろしくお願いします。」
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てな感じで会話がまとまったので、、、まぁ今日は普段通りの生活を送ればいいか。
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おはようございます。現在2時。10時までは普段通りということで
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10時
コンコンコン
おや、迎えが来たみたい。
「おはようございます。」
「おはようございます。さっそく向かいますがよろしいでしょうか。」
「はい。よろしくお願いします。」
てな感じでいったん王城を出まして。なんと言うべきか、、、明らか研究やらしてるだろって見た目の建物の中に入りまして到着。
「ここが研究室になりますのでこちらで魔道具を作成していただくようお願いします。また、国王様から言伝を預かっていまして「研究者が合わなかったら言ってくれ」だそうです。」
「わざわざありがとうございます。」
「いえ。私は送り届けただけにございますので気にしないでください。では失礼いたします。」
「ありがとうございました。」
さて、、、国王様の伝言的に癖のあるタイプなのかな?それともただただ純粋に言っているだけなのか。、、、そういえば王女様も来るんだっけか。もう来ているのかな?来ている場合、僕が待たせているわけで、、、あれ?不敬罪?まっずい
コンコンコン
「、、、」
反応なし。おっと?まずいか?
コンコンコン
「、、、」
いいやもう入ろう。僕は悪くないってことで(他責思考)
ガチャ
「「ウオァ」」
二人同時にドアを開けるときってあるよね。そして気まずいよね。まさに今の状況だね。
「ァッスー」
「ァ」
、、、
「大丈夫でしたか?」
「ええ大丈夫です。見ない顔ですが、、、あぁ魔道具を作りたいっていう」
「はいそうです。よろしくお願いします。」
「こんにちは」
!王女様もう来てる。僕、終わったんだぁ。
「王女様お待たせして申し訳ありません。」
「いえ、休みの日などは早い時間からここにいることが多いので、私が早すぎただけですのでお気になさらず。」
「そう言ってもらえるとありがたいです。」
王女様いい人だね。
「それで作りたい魔道具というのは?」
~晨弥説明中~
「大体わかりました。ストップウォッチをもとにして作っていけばすぐできそうですね。あなたは異世界人でしたよね?」
「はい。」
「なら説明は省きましょうかね。あれは異世界から持ち込まれたものですので。」
僕はいいんだけれど王女様とかも知っているのかな?まぁ、ここによく来るってのが本当なら知っていても不思議じゃないか。
「初めていきましょうか。」
そんなこんなで作成開始。なんと言うかプログラミングをしているような気分になった。ストップウォッチをもとにして作っているだけあって取り付ける機能が少なく済むのがありがたい。取り付けるべき機能はスタートボタンを押したらそこから2時間のうちにランダムで魔力を放出することで、ストップウォッチの測定スタートのタイミングを魔力放出した時に変えるだけで完成するってことでやることは案外簡単。
だと思ったんだけどなぁ。ランダム魔力放出の方はできたんだけど、ストップウォッチそのものが魔道具で他人が作ったものってだけあって改造するのがまぁ大変。他人のプログラミングを理解するのは大変だの他人が見てもわかるようにってのを身をもって味わった。
とはいえ魔道具も誰でも作れるような物から簡単に複製されないようにあえてわけのわからん回りくどい作り方をする物まであるから何ともといったところなんだけどね。
作成時間大体8時間で完成。最初は6時間くらいで終わる予定だったのになぁ。魔道具の付与が本当にプログラミングみたいで怖かった。触れていいところと触れちゃいけないところを確認して改造するところを探し出して、、、
みたいな感じで進んでいった結果の時間というわけで。ただまぁ完成したからね。良かった良かった。
ちなみにこの魔道具を扱うに関しての疑問点も解消できた。
Q,魔道具は使用するためには魔力が必要で睡眠中は常時魔力を発している状態だが、その状態で魔力を放出しても、放出量は常時発している魔力量を超えられるのか?(これは作成前に聞いた質問)
A,超えられるように作成するから問題ない。
Q,魔力を発生させたらほかの方々の迷惑にならないか?
A,作成許可証と使用許可証を提出して受理されているから問題なし。
とのこと。使用許可証、出してない。裏でやっといてくれたのかな?ありがとうございます。
ちなみに王女様の方が速く完成していた。悲しいね。
「本日はありがとうございました。」
「これも私の仕事ですので、何かあればまた来てください。」
「既存の魔道具の改造は初めての経験でしたので、良い経験を積むことができました。」
みたいな会話をして解散。ここまで頭を使ったのはなんだか久しぶりな気がする。、、、今日は、、、寝るか。
はるか遠くに聞こえる足音に僕はまだ気が付いていなかった。
もう少し早くここまで来る予定だったのですが、、、だいぶかかってしまいました。
ここから物語がようやっと動き出します。今後ともよろしくお願いします。




