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光、あれ!?  作者: 木苺
急
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17/22

雪の女王と動物の魂 (写真あり)

雪山パラダイスで、キャッキャうふふする魂や神様たちを見て、薄闇の中からぞろりと這い出してきた魂たちが居た。


それは、主(あるじ)と共に雪原を渡っている最中に遭難した犬ぞり部隊の犬たちの魂。

 犬たちと主との間で結ばれた信頼関係と友愛の情が深かったがゆえに

 死んでも その魂が離れることなく 残っていたのであった。


あるいは 雪原の遊牧民と共に暮らしていたトナカイたち。


このものたちは、厳しい環境でも人と共に牧歌的に暮らしていたのに

ある日突然 外部からの侵入者、それは 温暖な草原地帯からやって来た侵略者達だったのだが、

その侵略群・軍によって、雪原の住民だった主(あるじ)ともども無念の死を迎えたトナカイや犬たちの魂であった。


この犬やトナカイたちは、厳しい環境の中で共に生き抜く仲間として、種を超えた魂のつながりを雪原の民たちと結んでいたので、人・犬・トナカイの魂達は、死して尚(なお)離れがたく、結果として薄闇の中で共に過ごしていたのであった。


この者達が、「雪山パラダイス♡」とはしゃぐ魂達の声を聞いて、ぞろぞろと 転生リングのそばに出てきた。


「私たちの故郷 雪原に戻りたい!」と言って。


◇


私は、アモンを通して この者達の転生先を用意したいとアマテラスに相談した。


アマテラスは、ふてくされたまま雪に埋もれて引きこもっていた雪の女王に声をかけた。


 雪の女王は せっかく養子をとって育てても、年ごろになると色気づいて温かい地域に帰っていく息子や娘たちにうんざりし、


もともと温かい地域ですら食いっぱぐれていた子供たちを拾って育てていたにも関わらず、

なんだか自分が誘拐犯みたいに、成長して故郷に帰っていった元養子やその関係者達から悪口を言いふらされたことに傷ついて、


もう何千年も雪に埋もれて引きこもっていたのだった。



なので、雪原で 平和に末永く家族と共に暮らしたいと願う魂達の転生先を用意して欲しいと頼まれたとき


「どうせ みんな 生活が豊かになると、もっと快適な暮らしがしたいと暖かい土地へ向かうのでしょ」


と最初は拒否った。


「いえいえ、この者たちは、暖かい土地から来た侵略者達によって

 故郷を荒らされたり 生活の場を奪われた者たちなので

 永遠に続く雪と氷の世界で 安心して家族や仲間と共に暮らしたいと願っているのです」アモン


「いいわ とりあえず私の世界を開放します。

 でも 永遠に 雪と氷の世界よ。


 転生してきてから 文句を言っても知らないから」雪の女王


◇


雪の女王の世界にも四季はある。

 雪と氷で閉ざされる冬


 流氷の流れてくる春


 海面が広がる夏


 紅葉に初雪がちらつく秋


北の方に行けば、白夜も一日中真っ暗な日もあった。

 一日中太陽が出ているのが白夜《びゃくや》

 一日中太陽が出てこず夜ばかりが続くのが極夜《きょくや》


 極夜の前後には、太陽が地平線を転がるように移動する日もあった。


挿絵(By みてみん)


◇


この雪の女王の世界に、雪原や氷の大地に暮らす人々と ハスキーやトナカイたちの魂が転生した。


どういうわけか、北極熊やキタキツネやアザラシ・ペンギンなども転生してきた。


本来 動物の魂というのは、大自然の中で生まれて生きて自然に帰るので、魂が人間のように迷ったりしない存在である。


しかし、自分達の住処(すみか)を、人間による「開発」により奪われ絶滅したり、

地球温暖化により餓死したり、

人間達に乱獲されて絶滅させられた恨みを抱えて昇華できなかった動物たちの魂もあったのだった。


そういう迷える動物の魂、元極地で暮らしていた動物たちの魂もまた

雪の女王の世界に 転生したのであった。




最初はふてくされて 雪の中に潜り込んでいた女王も、


雪上のにぎやかな物音に誘われて顔を出し、

動物たちからは 甘えられ、

人間達からは 感謝を捧げられ


すっかり気分が良くなったので、

 頑張って 雪と氷の国で暮らす生き物たちにとって 住みよい自然環境を調整して維持するようになったそうな。



◇ ~~~~~ ◇


「うーん 転生待ちの魂の中には、人間によって無念の死を遂げた動物たちの魂まで混じっていたとは気づかなかったわ」アマテラス


「ふん! 『転生』という概念を持たぬ動物たちの魂や、

 『転生』を望まぬほどに絶望しきった魂たちを

 俺に押し付けたのは 誰だったかな?」 闇の主(ぬし)ハデス


「まあまあ 過去の因縁は置いといて


 今は すべての魂に

 『光あれ! 浄化と転生による昇華のチャンス到来!』ってことで

 良いではありませんか」


二人の間を取りなすアモンは、苦労人。

(画像出典)

 環境省 なんきょくキッズ

 https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/donnatokoro/donnatokoro/taiyou.html


(参考)

https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/kankyou_hogo/kichouna_shizen/ikimono.html

 環境省 南極のしぜんと環境保護 南極の生き物たち


※白瀬隊による南極探検は、極点到達レースには遅れをとりましたが

 「昭和基地」という 南極大陸の拠点を日本国が獲得する実績を作りました。


 世界各国が南極に持つ基地のほとんどが、海上輸送に便利な大氷原(つまり海の上の氷)にあり

 地球温暖化によりその存続が危うくなっている所もあるとかという話もちらちら出てきては消されています。

 南極条約により 新たな基地を持つことが禁止されているので

 今や 日本国が持つ昭和基地は 貴重な国家財産となっております


 過去の国連で なんども この昭和基地を奪おうと各国が画策しましたが

 それをはねのけて 今の日本国があります


 売国政権による外交や、売国議会(今の日本の国会)により、経費節減のために昭和基地への派遣をやめようなどと決議されたら

 日本国は重要な海外拠点を永遠に失うことになり 中国やアメリカに蹂躙されることになってしまいます。


 南極の自然保護のための研究に地道な業績を上げ続けている「昭和基地」を維持し守り抜くことこそが 世界平和と地球環境を守るために必要不可欠なことであると考えます


 乱開発しか考えない欧米やそれらの元植民地国、

 資源の盗掘と隠れて軍事侵攻の為の拠点づくりしか考えない中国によって

 南極が荒らされることを防ぐためにも

 昭和基地を 日本国民の手で守り抜く必要があると考えます


※白瀬矗(しらせのぶ)氏の生涯と南極探検については

https://shirase-kinenkan.jp/shirasenobu.html

 白瀬南極探検隊記念館


(南極探検を、寄付金と白瀬氏個人の借金でおこない、その生涯を借金返済に費やした白瀬氏

 その栄誉と実利を丸ッとパクった日本政府

  いかにも 日本的な政治の話ではあります。

  それでも 意志を貫いたのが日本人魂ではありますが・・

  篤志を政治に反映させてこその 民主主義だとおもうのだけどなぁ・・

   現実は厳しい><)

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