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光、あれ!?  作者: 木苺
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山系アスリートのパラダイス

格闘技系や競技系アスリートの転生パラダイスが用意されたのを見て、今度はフィールド型魂たちが 自分達のパラダイスが欲しいと言い出した。


・山系アスリート

  登山型:常に難易度の高い山に登りたい方々

      チャレンジすることに生きがいを見出すタイプ

   ロッククライミングタイプや、新コース開拓派・新装備開拓派もあり。


・滑空系アスリート

  いやいや 山は登るのではなく、気流に乗って空を舞うためのジャンプ台だよ


・雪系アスリート

  雪山こそが素晴らしい! スキー スノーボード 滑るの最高♫


山一つとっても そこに見る夢は人それぞれ


この魂たちは 大自然の中での冒険(他生物との遭遇あり)や景観を求める魂たちとは 山に求めるものが根本的に違っていた。



 幸か不幸か 神々の中には 山大好きで山岳世界を作ったはものの、住民がいなくて困っている神々がいた。


 そこで 気象・地学などなどの専門家魂や、元登山家として自分の人生に満足しつつも最後は遭難と言う形で人生を終わらせたがゆえに昇華しきれなかった魂たちがいっしょになって

 山系アスリートの「理想の山」=難易度が高いが探せば必ず安全な攻略ルートが見つかる山岳地帯のデザインをはじめた。


 ここに挑戦したのが登山型・山系アスリート魂たち。


 もちろん 何度も試行錯誤のために再チャレンジ(転生やりなおし)した魂たちも多かったが、最後は達成感とともに昇華することができた。



神々の中には、雪の世界や氷の世界、あるいは ひたすら寒い世界が大好きな神もいた。


このような世界で、生き抜くことのできる生物種は限られている。


しかも そのような世界に適応した自給自足型の生き方というのは、バリエーションに乏しい。


なので せっかく創ったものの、いまいち面白くないと思っていた神様たち。


 

そこに、空気力学・気流などなどの専門家魂がより集まり、

滑空系アスリート・雪系アスリートの為の自然環境を設計したり、

滑空したり 滑るのに最適な道具作りに燃え上がった。


なにしろあちこちの世界にある『滅びた文明の遺物』も、

これまた廃棄ゴミとして 多くの神々が放棄した世界に残されていたので

それらを集めて研究したり、改変したりと、研究素材も豊富だったのだ。



・探検好き魂たちといっしょに そうした滅びた世界に転生して、各種の素材を集めて回り 遺跡を利用して改良したりetc


このようにして生み出された理想の装備を手にして、

 滑空する転生者

 斜面を滑り降りたり、スキーやスノーボードでジャンプ技を極める転生者。


・そこに乱入して 気まぐれにブリザードや強風を吹き付ける神もいたが、

 そういう乱暴・気まぐれな神たちの性格を研究して、傾向と対策を割り出し

 さらに装備開発に取り組む魂もいれば、

 レスキュー部隊を編成するために転生する魂達もいた。



このようにして、

多くの魂と神々が協力して山系アスリートのパラダイスが実現したのであった。


 もちろん関係者一同 満足して 幸せな人生を送り 見事に純粋エネルギーに昇華していったのであった。


※ここでいう 山系アスリートというのは、「山にかかわる魂達」といった意味であり、

 最初に述べた、滑空系アスリートや雪系アスリートも含む。

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