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光、あれ!?  作者: 木苺
13/22

パンドラ登場

凛は困っていた。

ポケモンなどゲーム系ほのぼのキャラになってのんびり暮らしたいと言う魂の扱いについて。


ゆったりとしたほんわか世界は凛のあこがれでもあったが、

それを実現し維持し続けるしんどさも 容易に想像できる凛としては、

新世界をそのような形で固定してしまうことに怖れを感じためらってしまったのだ。



一方アモンは 神々の裏話の後、パンドラと名乗る神から新たなオファーを受けていた。


パンドラはかつての人生の褒賞として一つの世界をもらい神になっていた。

そこは のどかな世界で 生き物と言えば植物だけ そういう世界であった。


そこに ポケキャラ志望の魂たちを転生させてはどうかというのである。

 だって植物だけの穏やかな世界というのは さすがにのどかすぎて最近は飽き飽きしていたのだもの・・・・


ただ 目下のところ 転生待ち魂たちの扱いは凛に一任されているので

魂をわけてもらえたらと凛に頼みたいのでアモンに仲介の労をとって欲しいというのである。


さらにまた パンドラは古代ギリシア文化の中で育った神なので、現代日本のゲーム世界になじみがない。

だから、ほのぼのゲーム系キャラ志望の魂たちのことがよくわからない

それゆえ 転生する魂たちを呼び集める仕事を凛に頼みたいというのである。



悩める凛にアモンは話しかけた。


「ちょっといいかな?」

「なに?」

「少し紹介したい神がいるんだ。君の新世界創造の邪魔をしないことは保障するから」


アモンはパンドラを紹介した。


「パンドラって 箱を開けたパンドラさん?」


「そうよう あの後始末あとしまつ ほんとたいへんだった。」パンドラ


「神様だったんですか?」


「あのあと 神様にしてもらったの」「それでね 相談があるんだけど・・・」パンドラ



凛はパンドラが持つ世界を見せてもらった。


ほんとにのんびりとした世界だった。


パンドラは 転生者が生きていくのに必要な水や食料の素となるものを創造する為のエネルギーをたっぷりと持っていることがわかった。


凛は、

 ・ほのぼの志向の転生生物たちには、環境が不変であること

 ・エコなスローライフ嗜好を満足させる自然循環型スタイルが重要であること

などを パンドラに説明した。


そして 傷ついた魂を増やさないためには、

 ・満足したら純粋エネルギーとして昇華することを最初から契約しておくこと、

 ・その者達が 転生前に望む環境を整えて置き、不本意な人生を送る確率を減らしておくこと

をすすめた。


さらに、転生前の魂達に、 

 「飽きた!」とか 「ものたりない!」とか 「こんなはずでは!」と感じた時には、

 不満をこじらす前にさっさと転生をリセットして

 魂の状態に戻る自由があるとわりきることを徹底させること

が 魂を純粋エネルギーへ昇華する道だと説いた。


(自殺のすすめじゃないですよ、念のため。

 あくまでも再設定 やり直しのチャンスをつかめってだけの架空の物語です、念のため。

  「命大事に!」これ大事。「割り切りは〇 未練と執着はNG」それだけのこと)


「中には 複数のキャラとして何度も転生することを望む魂がいるかもしれないけど

その複数の人生すべてに満足できるくらい キャラの背景となる生活環境は整えておくことが重要だと思う。だって みんな楽しみたくて 転生するのだから。


夢を追い 充足・満足して昇華する! 

これが純粋エネルギーへ転じるにことにつながる転生です。

それを転生前に意識しておくこと。ココ大事♫」(凛)



パンドラは自分の持つ創造エネルギーの1割を凛に提供する代わりに、転生希望者達の望む生活イメージを具体的に分けて欲しいと凛に求めた。


凛はゲームキャラに転生したいと望む魂たちから、ゲームの設定をよみとって パンドラに渡し、ポケモンジムにおけるバトルの判定設定もしっかりとパンドラに伝えた。


なにしろ のどかな生活を望みつつも 安全なバトルをしたい魂もいるからね。


ただポワンポワンとはねていたり、フワフワその辺をただようだけでなく、

時には勝負したい・その頑張りを称賛されたいと思うのもヒトの常だから。

 晴れの舞台の設定もていねいに!



ゲームデザイナーとして転生したい魂たちをパンドラの補助につけ、

その者達をジムの管理者や世界の牧人・NPCとして転生させ、牧歌的なパンドラの世界を

ポケモン デジモン 動物のなんちゃら等々と言った『ゲーム世界の住人になりたい魂たちが転生する世界』へと成長させた。


 デザイナーたちは、自分がデザインした世界で遊びたくなったら

 すぐに住民に転生して参加すればいいのである。



神々の中には このようなゲームの世界に入り浸って 自らデザイナーやNPCとして 過去の世界に転生したり、自分が放置していた旧世界の造り直しを始める者達もでてきた。


中には神として持つ己のエネルギーを、デザイナー志望の魂たちに分け与え、共に世界創造と転生を楽しむ神々もいた。


 もし 神とデザイナー魂との意見が対立したら・・?

 情け容赦なくゼウスが デスマッチ世界に放り込んで 好きなだけ対立させたのである。


(デスマッチ世界では 想像力豊かなデザイナー魂がたいてい勝利するも、所有するエネルギーが小さいがゆえにたいていへたばり、

 傲慢な神は デザイナー魂に高慢の鼻をへし折られ、賠償としてデザイナー魂に己が持つエネルギーを譲渡するようにゼウスから命じられたのであった。


 勝負の審判は、ゼウスとデーモンが喜々としてひきうけただけでなく、

 勝負事大好きな神々も加わって これまた 観戦者が白熱。


 おかげで純粋エネルギーが これまた たくさん集まってアマテラスはにんまり。)



アマテラス

 「神たちが これほど野次馬根性盛んだとは思わなかったわ」


うずめ

 「岩戸の前でストリップをしたら、それをはやし立てる神々の声を聞いて、

  のこのこ出てきた方もいらっしゃいましたからねぇ」


アマテラスはにっこりと笑って、言った。

「私は 平和的に 純粋エネルギーを集めて分配することを第一に考えていますので」


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