表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/38

ミシャクジ様とサタン(^^)ノ

上社本宮の拝殿で参拝を済ませて、夫が、境内にある江戸時代の名力士、雷電為右衛門の像の前で記念写真を撮ってくれた。


その後、夫は、聖書に登場する悪魔は、ヤハウェに取り込まれた、前時代の神ですよって話しは、前にしたと思うけど、覚えているかな、と私に聞いて来たので、私は、黙って頷いた。


それを見た夫は続けて、だとしたら、このミシャクジと呼ばれる蛇神こそが、聖書に登場する最も古い神だよ。


だって、この蛇は、創世記に登場する、アダムとイヴをそそのかして、知恵の実を食べさせたと言う、あの呪われた蛇だから。


武甕槌神たけみかづち建御名方神たけみなかたは、ミカエルとルシエルの投影だと言う発想は、裕ちゃんのものだよね。


もし、そうだとしたら、このミシャクジ神は、サタンと言う事になるよね。


出雲から敗走したとされる建御名方神たけみなかたは、素戔嗚尊すさのおの神格を分割した際に、最後まで残った素戔嗚尊すさのおを構成する上で最も重要な要素と考えられるよね。


つまり素戔嗚尊すさのおは、この要素を持っていたからこそ、高天原たかまがはらを追放されたんだと思う、と言った。


私が、その要素とは何かと聞いてみると、夫は、この神は、祟る、と答えた。


古代の三輪山では、後の天照大神あまてらすになる高御産巣日神たかむすびを原形とする太陽神と、大地神である大己貴命おおなむちを原形とする蛇神を祀っていたって、前にも話したよね。


なので、元々、素戔嗚尊すさのおは雄牛を象徴とする太陽神と、蛇を象徴とする大地神の両方の神格を兼ね備えていた筈なんだ。


ミシャクジが、柱や笹や石棒へと宿る事を考えれば、この神は、天から降りて来ている事が分かるよね。


なので、ミシャクジは蛇神の中でも、男性器を象徴とする陽神になる。


男ってさ、頭と股間に、二つの意思を持つと言われてるんだけど、恐らく、こうした原初的な男性神って、繁栄や生命力の象徴と共に、男性の欲求不満に伴う、破壊衝動や支配欲と言った暴力性の象徴でもあるんだと思うんだよね。


実は、諏訪信仰には、そのミシャクジを狂喜させると言う来訪神がいて、その神の名はソソウ神と言うんだ。


ソソウ神は、女性の陰部であるソソを象徴としていて、大地からやって来る、最も原初的な地母神なんだけど、この二柱は、動物犠牲を要求する神なんだよ。


蛙狩神事かわずがりしんじは二匹の蛙を贄にするんだから、蛇神であるミシャクジ神とソソウ神に対して蛙を捧げているんだろうね。


蛇の好物は蛙だから、と言う言葉を受け、じゃあ贄を捧げないとどうなるの?と私が尋ねると、夫は、この神は、祀り方を間違えると祟るよ。


崇神天皇を大いに悩ませた、蛇神の神威を侮らない方が良いだろうね。


もしも、この神が聖書に登場する呪われた蛇であるなら、その影響力は世界規模になるから、それこそ、世界規模で祟るんじゃないの、と言った。


それからしばらくして私達は、諏訪大社の下社へと向かう為、車へと乗り込んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ