【RTA】オデュッセウスの帰還最速攻略リセマラチャート【完結】
この作品は
『【RTA】トロイア戦争最速攻略オデュッセウスチャート【完結】』
https://ncode.syosetu.com/n3119gz/
の続編にあたりますが、これだけ読んでも多分大丈夫です。
また、作者は淫夢語?とかいう言葉に詳しくないので、実況系動画の定形構文みたいなものだと思って使われている場合があります。ご了承ください
オデュッセウスの帰還RTAはーじまーるよー!
はい、というわけでですね。今回はトロイア戦争の後! オデュッセウスが自分の故郷であるイタカ島に帰るまでの冒険をRTAでお送りしたいと思います!
今回はゲームの後半部分ということで、トロイア戦争を最速攻略した前半の実況はこちらから!
https://ncode.syosetu.com/n3119gz/
データをコンバートしていますので、前回クリア時点の状態から始まります。
まず、一つ断っておきます。
このオデュッセウス略してオデの帰還。
死ぬほど再走済みです。
再走リセマラ状態でした。
ぶっちゃけ本気で運ゲーを狙ったためですが、トロイア後からスタートでよかったなあって思うぐらい何度も何度も走り直しして、やっと攻略できました。
(安定チャートとか)ないです。
運がよければソッコーでクリアできて、そうでなければウンチになるという二択で勝負しました。ちなみに原作の参考タイムは約10年です。
なので、クリアした周回だけを見せると「なんだ楽勝じゃん」とか「簡単すぎ」とか「手抜き」とか言われそうなので、失敗した回も合わせてリプレイ実況させていただきます。
苦労したんです……ウンチキャラを避けながら何度もリトライして……
------------
【オデの帰還三大ウンチ】
・ポセイドン:ゴッドオブウンチ
・キルケー:出会い即リセット推奨のウンチ
・オデの部下ども:ブッチッパ!(汚い擬音)
------------
はいでは、よーいスタート!
愚痴も程々に、スタート時の状況をまず説明しますね。
現在地はトロイア。前半のトロイア攻めに成功してこれから船団はギリシャに帰るところです。
ギリシャ軍の連中はここぞとばかりにトロイアの財宝だとか美女だとかを奪って連れて帰ろうとしていますね。
他にも死んだ英雄たちの装備も皆で分けるのですが、早いもの勝ちだと問題が起こるので葬式も兼ねて競技大会が開かれます。ギリシャだと悲しいときもオリンピック。楽しいときもオリンピックです。疫病を鎮めるためにアポロン神殿でオリンピックやったって記録もあるそうです。現代でも使えませんかね、これ。
当然ながらオデもそれに参加。なあに、アイアスもアキレウスも死んでるので他の英雄は敵じゃありません。
狙うのはアキレウスの馬。不死の神馬です。最強のアイテムですね。元々はペーレウスに贈られたものですが、親子共々いないので貰っておきましょう。
さあここでオリンピックミニゲーム。好きな種目に参加して賞品を得ましょう。
オデのステータスで言うと弓術大会が安牌で優勝できます。ですが肝心の馬が出されるのが戦車戦トーナメント。オデはそこまで得意ではありません。
ですがここは実力でやるしかないでしょう。御者にディオメデスを選びます。ディオメデスはオデと仲の良い武将で、戦後のギリシャ軍では恐らくタイマン最強の英雄です。
戦車戦では競技場のトラックを周回しながら相手と戦車を接近させぶつけたり攻撃したりして突き落とせば勝ちです。ジョジョ二部でのアレです。また、レースとして先に決められたゴールに到達しても勝ちです。
ディオメデスは原作にて戦車競技で優勝したこともあるので彼を御者に選ぶことで強敵を味方につけます。
メネラオスやアンティコス、エウメロスにパラメデスと参加者が集まり、競技スタート!
ここであまりにオデの卑劣な忍術を使うと文句を付けられますので手裏剣は控えます。ああ~いいっすね~。
おおっと! メネラオスの戦車が崩壊して吹っ飛びました。一人脱落です。事前に車輪を破壊しておきました。
おおっと! アンティコスの戦車が崩壊して吹っ飛びました。二人目脱落です。
おおっと! エウメロスの戦車が崩壊。
おおっと! パラメデスが死亡。
どうやら優勝したようです。なんとも後味の悪い勝利でした。念の為にディオメデスを味方にしてましたが、それほど必要じゃなかったみたいですね。
周りがざわついていますが、神馬クサントスゲットです。もう二匹の馬はディオメデスにくれてやります。一匹で十分です。
ギリシャ軍は散々イキリまくってからトロイアを船団で離れていきます。ただし、この船団は嵐によってほぼ滅びます。
原作だとアイアスがアテナ神殿を穢したために、ブチ切れたアテナがゼウスから嵐を借りて船団を破壊していったのですが、今回はトロイア戦争の死者が思ったより少なくて不満だったゼウスが嵐によって破壊する予定です。
この船を破壊しまくる嵐は、風神の王アイオロスも協力させるのでドチャクソ強い風が吹き荒れます。ポセイドンも海を唸らせます。雷も落ちてきて船が破壊されます。
普通だったら絶対にいきませんよ、そんな航海。
でもこのチャートだと嵐に遭遇すること前提でいくことにします!
この凄まじい嵐はランダム要素の連発というウンチ案件なのですが、実は漂流先がランダムになるという要素があるんですね。
どのぐらいランダムかというと、南はエジプト、西はジブラルタル海峡を越えた先にある冥界あたりまで流されました。
つまり! うまく一発でツモを引けばイタカ島にたどり着ける可能性があります。あくまで可能性ですが。
第一目標:イタカ島 (ゴール)
第二目標:ギリシャ本土
第三目標:スケリア島(ゴール一歩手前)
ぐらいを狙っていきます。
船にクサントスごと乗り込みます。ちなみにオデの故郷であるイタカ軍の船です。
前回出発時には連れて行かなかったのですが、後からアウリスに到着したようでトロイアにも参戦してました。
オデの攻略ルートではいかにこの部下どもを見捨てるかが鍵になります。
ぶっちゃけ序盤で全員捨てるのが安定です。
------------
【オデュッセウスの部下】
お邪魔ユニット。寄港地で現地人と問題を起こすわ、やるなって言われた家畜を殺すわ、キルケーに豚に変えられるわ、スキュラに食われるわ、反逆してくるわで役に立たない。
しかし船を動かすのには必要だというのが難点。
正規ルートでも最終的に全滅する。これを全員生存で帰還するのは最速攻略より困難。
------------
12隻もイタカの船団がいるのですが、頑張っても全滅の運命は免れません。
そこで必要なのがもはや愛馬といってもいいゲットしてきたクサントス!
アキレウスの戦車を引く喋る馬ですが、特徴としては神の血を引いていて不死です。いくら走ってもスタミナゲージが減らないし、食べさせなくても死にません。
そして馬は泳げるので、難破の際には個人乗りのボートとして利用可能なんですね。
大荒れして波も高い海に投げ出されて、いかに泳げるとはいえ馬が大丈夫なのか?という疑問もあるかと思います。
しかしギリシャ神話世界では問題ありません。
このクサントス君は海神オケアノスの孫であり、元々は海神ポセイドンの持ち物でもありました。しかもポセイドンは馬が大好きで守護する役目もあります。嵐によって海に投げ出されたクサントス君はほぼほぼ溺れません。
また、馬以外のアイテムとしてリュックサックに個人用食料を詰め込んでいきます。
今作からの新システムとして導入されたのが「ハラヘリゲージ」です。なんと、オデ(と、その船員たち)は空腹になると死んでしまうのです!
前回は連日馬で300km走っても平気だったのに!
というのも原作の『オデュッセイア』で、このオデはやたらお腹がすく描写があるんですね。そこから出たシステムでしょう。
物を食べるなんて当たり前な、と思うかもしれませんが、古代ギリシャ世界では大食いや美食は英雄のやるべきことではないと蔑視される風潮がありました。
美味しいを食べたいという欲に溺れないのが英雄というものです。ペルセウスもヘラクレスもベレロポンもイアソンも、食事描写は殆ど無いかごく短いのはそのためです。もちろんご馳走で歓待する文化というものはありましたが、満腹になるまで食べ散らかすということは不作法です。そういった暴飲暴食は悪役の破滅フラグになります。
しかしながらこのオデ。トロイア攻めから漂流生活でもやたら空腹描写が挟まれます。船員らも腹が減った!と文句を言っては麻薬入り果実とか神様の大事な家畜とか怪しいキュケオーンとか食べちゃいます。なので腹が減るといけないんですね。
とりあえず船員とは早急に別れる予定なので、自分の分だけ食料を詰め込んだリュックを手放さないようにしましょう。腹が減って動けなくなってキルケーのお粥とか食わされるのはごめんです。
さあ航海出発です。
この嵐に遭う前の序盤ルートが、漂流のランダム度を高めます。ただし嵐に遭う場所と漂着地の位置関係や距離はそこまで関係ありません。なんならジブラルタル海峡の先の冥界タルタロスまで流されることもあるから、ワープしてるとしか思えません。
正規ルートではオデたちの船団はトロイアを出発してから北側に船を向け、トラキア地方の沿岸を進みながらギリシャを目指します。途中でヒャッハーと上陸して略奪もします。酷くない?
しかしそうした正規ルートだと高確率で同じ地点に流されてしまうかもしれない。
なのでオデは真っ直ぐ海を突っ切って帰るルートに船を進めることにしました。上手く行けば嵐に遭うよりも先にギリシャ本土へたどり着けないかな。
そう思っていた時期が、オデにもありました…
結論から言うとどのルートを選ぼうとも嵐に遭います。神々の目は誤魔化せません。
この際に神々からの好感度が高くて幸運値が上がっているといい場所に流れ着いたりするのですが、現状の攻略だとオデは殆ど好感度がゴミです。
神々の計画を台無しにしている上に、贔屓の武将を殺したり囮に使ったりしましたから。
効率プレイと騙し討ちを評価してくれるのはせいぜいがヘルメスぐらいでしょう。ヘルメスは元々好感度が高いのでセーフです。
さて、嵐に遭うまではやることは殆どありません。
強いて言うなら漂着地が決まる乱数を変動させるために、海神への祈りを行って海にお供え物を放り込むぐらいでしょうか。
ギリシャ神話では海神の数がやたら多く、下級女神も合わせれば百以上存在します。なのでどれに気に入られるか、どのタイミングで祈るかで漂着地は変わってきます。
英雄航海中……
予定通り嵐が船団を襲いました。適当なタイミングで馬ごと船から飛び降ります。他の船員とはおさらばです。
ジャーンプ──あれなんか光っ
*****
あっ(察し)
はい、悔い改めて再走開始です。タイマーリセット。
前回の死因は雷の直撃でした。ゼウスは嵐だけじゃなくて雷も寄越すので、確率によって雷が直撃して船が破壊されたり死んだりします。どうやらその乱数を踏んだみたいですね。
この程度で諦めずに再び準備を流れ作業で整えて出港します。ちなみに今後も雷に撃たれてリセットすることが何度もありますが場面はカットしていきます。(11敗)
嵐になったのでクサントスと一緒に飛び降ります。暴れるなよ……暴れるなよ……!
英雄漂流中……
無事上陸しました。
まずは周辺地形を確認します。特徴的な樹木が見えますね。あれはロートスの木です。
ここはリュビアの西。ロートパゴス族の住む土地で、オデが原作で最初に流される場所にあたります。
ここに生えるロートスの実は美味しいんですが、催眠作用と記憶障害をもたらします。たぶん麻薬だと思うんスけど(名推理)。
まあどちらにせよ、この島は攻略に一切関係ないのでリセットします。
*****
おっす(再走)お願いしまーす!
いいツモを引くまでやり直しです。
早送りして漂流開始。
まずうちさぁ……ロートパゴスに到着。リセットします。
*****
えー、漂流先はランダムと言いましたが確率的には6割ぐらい、ロートパゴスに流れ着きます。
ロートパゴスからショートカットする方法は無いので出た瞬間リセット安定です。
なのでロトパゴったシーンはカットさせて貰います(129敗)
ポセイドンに供え物調整するために船の上から牛を3頭突き落としていざ漂流します!
泳げクサントス!
陸地に付きました。周辺の様子を探りましょう。
動物が物悲しげな顔でこっちを見ています。はい、魔女キルケーの住むアイアイエ島確定です。
------------
【魔女キルケー】
お邪魔ユニットの一種。島にやってきた人間に記憶を消すお酒や動物に変える変なお粥を食べさせてくる。予め解毒剤飲んでいたとはいえそれを食べるオデュッセウスは食いしん坊すぎませんかねぇ……
他にもお使いイベントをやらせてきたり、島周辺には化け物が住んでいたりとろくなことが起きない。
「おまたせ! キュケオーンしかなかったけどいいかな?」「おう考えてやるよ(魔法を解くとは言ってない)」「彼女とかいらっしゃらないんですか? えっそんなん関係ないでしょ」「すみません許してください! なんでもしますから!」など淫夢語展開を繰り返すのが特徴。淫夢の原典はギリシャ神話というのは知っているな?
------------
キルケーなんてハーレムルートを達成する以外に関わるメリットがありません。様々な魔法を使う彼女ですが、故郷に戻らす魔法はまったく使えないし役立つ道具も持ってません。
なにせこの魔女、アイアイエ島がイタリアあたりにあるとして「ギリシャに戻るための方法を調べるために、ジブラルタル海峡の先にある冥界に行って予言者の話を聞いてくるといいよ!」とか正反対の方向に走らせるウンチなお使いクエストを出してきます。しかも冥界に行って聞けるアドバイスは「これから辛いことがまだまだあるけど頑張るんだぞ(小学生並みの助言)」です。
ちなみにハーレムルートは漂流先で魔女キルケー・女神カリュプソー・王女ナウシカアをそれぞれ落としてエロCG回収しつつ期間内にイタカ島に戻り、妻ペーネロペーがNTRれる前に再会するルートです。……あれ? 原作ってこれなんじゃ。ああ、ナウシカアだけは手を出さなかったからルート失敗したのか。他二人とは子作りしてますね。
さて、キルケーはどうでもいいのでリセ安定なんですが、どうせなのでここで一つチャートを調べたいと思います。
どちらにせよ漂流チップインチャートよりは時間が掛かるはずなのですが、お試しです。本走じゃありませんので。
キルケーの住むアイアイエ島。実は島じゃなくて半島の先っちょだという説があります。半島というか、イタリア半島西海岸の出っ張り部分的な場所です。
もしここがイタリアなら、クサントスに乗って陸路でギリシャまで帰れます。ギリシャ本土からイタカ島はさすがに近いので、海が荒れる前に到着できるでしょう。
ではアイアイエ島を探索して出ていこうと思います!
……
結論。アイアイエ島は離島だということがわかりました。
キルケーがチラチラこっちを見ているのでリセットします。
******
英雄漂流中……
さあて今度の漂着地は?
あっなんか巨人が歩いてきましたね。
一つ目巨人キュクロプスたちの住む島です。漂着した人間を食うのが趣味なポセイドンの息子です。
ここでリセットしてもいいのですが、実は再度ガチャ漂流が出来るイベントも発生させることができます。
近づいてくる巨人の目を鉄の弓で思いっきり射抜いてやります。
「ぐああああああ!」
クロコダインみたいな悲鳴を上げるキュクロプスを尻目に、オデは海に戻ります。
そしてこのオデ様に掛かればこんなもんじゃい、お前の父ちゃんはウンチとか捨て台詞を叫びました。
すぐさまポセイドンが、自分の息子を傷つけられたことを悟り海はまたしても大嵐になります。
そうです。嵐を呼び出して再びランダム移動します。
ポセイドンはなだめるだけじゃなくて怒らせることでも移動手段にできるんですね。
大嵐に乗って移動するクサントスとオデ。まるでピクニックだな。
アイエイア島に漂着しました。キルケーがチラチラ見ています。リセット。
*******
再チャレンジできる島はまだ当たりだと思うしか無いなあと思うぐらいチップインもニアピンもしません。
今回漂流中にたどり着いたのはアイオリア島。以前のチャートでもやってきた風の神アイオロスがいる島です。
ここでは素直に事情を話すとまた風の袋が貰えます。しかし船はありません。
そこでこの風の袋、無造作に開くと爆風によって吹き飛ばされるバシルーラ的効果があるんですね。
しかも二つ渡してくれるので二回チャレンジできます。
一回目ガチャ!
アイエイア島のキルケーの屋敷に頭から突っ込みました。おっ大丈夫か大丈夫か。
お粥を食べながらポカンと見てくるキルケー。美味しいか~KRK~。彼女の前から即座に走り去ってもう一回袋を開いて飛んでいきます。
イタカ忍法ムササビの術です。
二回目ガチャは冥界の穴にダイレクトインしました。はいリセット。
*********
なんかアイエイア島を引く率高い気がします。キルケーが魔術の神ヘカテーに「旦那を呼び寄せて」とか願っているのかもしれません。
チップインが恐らく最短RTAですが、キルケー率が高いので利用する方法がないかと考えました。
思いついた!
今回も漂流してキルケーに会いますが、オデのスキルである【話術】を使ってキルケーを利用します。
------------
【話術】
オデの所有スキル。ある意味最強の技能。
仲間を説得したり濡れ衣を着せたりレスポンスバトルで完全勝利したりする。しかもやたら疑い深くて相手が怪しいと「俺に危害を加えないと神に誓え!」と要求してくる。
相手が人間どころか魔女キルケーでも女神カリュプソーでもその勢いで論破するからある意味すごい。
------------
キルケーは基本的に魔術を破られるとヨワヨワになります。おまけに押しの強いイケメンに弱いです。
追い詰めた後に彼女に要求します。あのさぁ……もう動物はいいから鷹に変えて貰って終わりでいいんじゃない?(イケボ)
トゥンク。オデの要求にキルケーはときめきます。なんでって? キルケーって『鷹』って意味なんですね。
自分と同じ存在に変えてくれ=一緒になりましょうというラブコールに聞こえたかもしれません。お前の自意識過剰なんじゃねえかな。(すっとぼけ)
騙されたキルケーは言われるがままに、オデを鷹に変身させる魔術を使います。キルケーの特技は動物に変えることで、以前に惚れた相手をキツツキに変えたこともあるので鳥もオッケーなんですね。
はい、鷹になりました。
そのまま飛び去ります。なにかキルケーが叫んでいますが無視です、無視。
空を飛べればなんの問題もなく、イタカ島へと帰れるでしょう。なんならヘルメスの空飛ぶ靴とか手に入れるのが一番いいんですが……
一直線にイタカに戻ることができました! このチャートのタイムは……
あれ? タイマー動きっぱなしですね。ペーネロペーの前に止まっても。
……
鷹から元に戻れません。これではオデが帰還したことにならないので、詰みました。リセットです。
ああもう、本当にキルケーは関わっちゃダメだな!
******
漂流中に食料が尽きて死にました(五敗)
******
今回流れ着いたのは女神カリュプソーのいるオーギュギア島です。
即リセット推奨ですが一応解説をすると、ここの女神カリュプソーに気に入られたオデはエエジャナイカとばかりに歓待を受けて、なんと七年も引き止められます。
しかもオデを不死身にして永遠に過ごさせようという目論見で、ネクタルとアンブロシアを食べさせてきます。危害を加えてこないけどキルケーより重い女です。
おまけに海の女神なので、この島に上陸した段階で彼女をスルーして海に逃げることはできません。
------------
【女神カリュプソー】
放浪期間の10分の7はこいつのところで留められてると思うと一番の戦犯な女神。
さすがに他の神々から「いい加減帰してやれよ!」って怒られたら「かー! ゼウスは女神と人間が恋愛するのすぐ嫉妬するからムカつくわー!」と散々キレ散らかす。
原作のオデを送り出すときに豪華な衣服を着せてやったら嵐にあって服が水吸って溺れ死にかけた。
------------
ええ、ホント。
紹介だけです。最速攻略には関わりません。ここからパイエスケス人のいるスケリア島に直行できれば攻略も早くなるのですが、前述の通りオデに惚れられて帰してくれません。
ハーレムルート狙う際にもカリュプソーのところからさっさと脱出できないと、妻ペーネロペーがNTRれるので注意が必要ってぐらいです。
じゃ、再走お願いしまーす。
*****
6割ロートパゴス島、2割キルケーぐらいの偏りをすり抜け、他の島々や漂流中にスキュラやセイレーンに襲われています。
どうやらこの漂流だとギリシャ本土は絶対に一発で流れ着かないらしいですね。冥界やライストリュゴネス人の島、はたまたレアだとエジプトにメネラオスと一緒に流されたりもしますが即リセットしています。
本走じゃないから……タイマーリセットして最初からやってるから……という言い訳をしながら、リアルではひたすら試行回数が増えて時間が掛かっています。
試しに陸路でクサントスを走らせ、アナトリア半島からガリポリ半島に渡り、トラキア地方を通ってギリシャに帰るルートも行ってみましたが、時間が掛かりますし蛮族対策が大変でしたから却下します。
ちなみにテレビゲームのように軽々しくリセットしているのはどういうことかという疑問があるかもしれませんが、ギリシャ神話世界をリセット前提で走る場合にはコツがあります。
アポロンやテミスの予言神託者、あるいは先を語る者で疑似セーブができる仕様になっています。
そう、仮の走ったプレイは「実際にやったのではなく、予言で走ったらそういう結果になったことを聞いた」ということで処理されるんですね。こうすることで高速リセマラができます。
予言連打でひたすら周回してます。
あーもう一回いってくれ。(棒読み)
キマシタワー!!
とうとう今回の漂流では、第三目標のスケリア島へ流れ着きました!
イタカ島の一歩手前にあるパイエスケス人の島です。ここからスムーズに船を借りてイタカ島にたどり着けば、イタカ島ホールインワンとほぼほぼタイムが変わらない記録になるはず!
え? 船で移動するんでしょ? 移動時間は? 嵐とか大丈夫? って思われるかもしれませんが、平気です。
パイエスケス人の船はオーバーテクノロジー系全自動操縦型ホバークラフト(推定速度時速300km)ですから。
原作の版によっては詳しく記述されているものがあり、『隼よりも早く』『風や海流を無視して進み』『漕手も操舵者も必要ない』と、あるので恐らく海上を僅かに浮上してロケットエンジン並の速度でかっ飛ぶ船で確定です。
なんでそんな物体が? と思われるかもしれませんが恐らく鍛冶神ヘパイストス製だからでしょう。ヘパイストスはドローンだとか戦闘ヘリだとか汎用人型戦闘ロボだとか普通に作れます。
パイエスケスには他にヘパイストスの作品として、番犬型自動人形(巨大で火を吹き武器で傷つかない)が存在しているので、船も彼の作品と見るのが妥当です。
はい、スケリア島に上陸。
この島は岩場や崖に囲まれていますが一本の川が流れているのでその入り江から、クサントスくんを使って乗り入れます。
原作ではこの川の側で王女ナウシカアと出会い、彼女の勧めで王宮に向かうのですがRTAで直行してきたオデの前には現れません。ナウシカアが現れるには、アテナの好感度が必要になります。
ここで忍術の使い所です。隠密スキルを使って王宮に近づくことにしましょう。
と、言うのもパイエスケス人というのは余所者を良く思っていません。堂々と街の中を歩いて行くと捕まってしまいます。
それにパイエスケス人はポセイドンとの約束で「余所者を船に載せて送り届けてはならない」と言われているのです。まさにオデの事ですね。
そんな神との約束があるのなら、船を貸して貰うのは無理なんじゃないかと思われるかもしれませんが、ちゃんと方法があります。
パイエスケスの王族は褒められるのにとにかく弱いんです。(話術スキル)
はい。王妃アレテ・王女ナウシカア・王アルキノオスを全員褒めちぎり、オデが漂流して困ってることを臨場感たっぷりに語りました。
このあたりの流れは原作と変わりません。十年間の漂流生活はありませんが、基本的にお人好しな彼らはオデを憐れみ、船を貸してくれることになりました。
代わりにクサントスを置いていくことにします。クサントスはポセイドンの持ち馬だったので、ポセイドンが怒るときはこれを捧げればいいと助言したことも船を貸す後押しになったようです。
よし! 最速でパイエスケスの船をゲットです!
宴とか土産とか必要ないので、ソッコーでイキます! イクイクゥー!
船に乗って出発!
凄い速さです! Foo↑↑ 気持ちい~!
これでイタカ島にたどり着くンアッー!!
……?
やめてくれよ(絶望)
船が止まりました。っていうか船の材質が徐々に石に変わっていってます。ゴール手前で!? なんで!?
やべぇよ……やべぇよ……
いやこれマジ沈みそうなんですけどそれは大丈夫なんですかね?
英雄Wiki確認中……
えー……まずこのスピードラン自体が業界初めてのチャートなので、現在の状況も推測するしかないんですが。
パイエスケス人の船が石に変わる事自体は原作に描写があります。ポセイドンがブチ切れて、オデを送った後の船を石に変えてしまったんですね。
つまり今。送っている真っ最中でポセがダイレクトアタック仕掛けてきたことになります。またポセか壊れるなあ……
原因がわかりました。
原作の時期、つまりは時系列的に今から十年近く先のとき。オデが正規のルートでスケリア島にやってきたときはポセイドンはエチオピアに遊びに行っていた記録があります。いわゆるエチオピアをブラつくエチブラです。
なので嫌がらせしてやろうと思っていたオデが島に上陸、王族を懐柔して船でイタカ島まで到達するのを見逃して、オデがゴール後に気づいて船を石に変えたんですね。
でも今はスピードランで最初に島にやってきたのでポセイドンも気づき、自分の指示も守らずにパイエスケス人が船を貸したことに腹を立てて進行中に石に変えてきたようです。
……詰んだわ。
スケリア島チャートはどうやらダメのようです。リセマラリセマラ……ここに来るまでに何十回リセマラしてやっとクリア目前だったのに……
ぬわあああああああああああん疲れたもおおおおおおおおおおおおおおおん!!
*******
英雄周回中……
******
オデュッセウスの帰還RTA、本走はーじまーるよー!
はい、それではよーいスタート。
まずは流れるように競技大会でクサントスを手に入れます。パラメデスが死んだ! 人でなし!
次に船に牛を載せて出港。ルートはキオス島を目指しながら牛を9頭儀式の後に海に放り込みます。
ついでにガイアにも祈りを捧げておきます。心なしか雷に打たれる率が下がります。
そうすると三日目に嵐がやってきました。クサントスくんと飛び降ります。さらばイタカの戦士たち。帰るのは俺一人で十分だ。
嵐が止むまでクサントスくんにしがみついて耐え、時折リュックから食料を取り出して食べます。パンとかね。
そして三日三晩嵐に揉まれてたどり着いた先は……なんと! オデの故郷のイタカ島でした! 漂流一発目で目的地に到着です!
クサントスを走らせてオデの屋敷にたどり着きます。さすがに旅に出て三ヶ月も経ってないので、ペーネロペーに言い寄る間男どもはいません。ここでタイマーストップ!
オデの帰還RTA、記録は6日でした! (リセット回数215回)
たぶんこれが一番早いと思います。
……ああああ! 本走だけだと、本当に楽勝に見えてああああああ!!
ご視聴ありがとうございました! お気に入り登録、評価お願いします!(便乗)
*******
──後世のWikipediaより。
『オデ』(古代ギリシア語イオニア方言:ΟΔ, Ὀδ, Od, ラテン語:Od)は、『イーリアス』とともに「詩人ホメーロスの作」として伝承された古代ギリシアの短編叙事詩。
『イーリアス』の続編作品にあたり、そのため叙事詩環の一つに数えられることもある。短編叙事詩では、古代ギリシア文学最古期にあたる。
イタケーの王である英雄オデがトロイア戦争の勝利の後に凱旋する途中に起きた、6日間にもおよぶ漂泊が語られる。
第一歌
『ムーサよ、あの男(トロイア戦争での英雄)の事を語ってください…』と懇願する形で始まり、
聴衆にこの物語が「イーリアス」と関係が深い事を示唆しながら興味を引くような形になっている。
トロイア戦争の戦後から場面は始まり、オデは鮮やかな手際で神馬クサントスを手に入れる。
その後、船に乗って故郷に向かう途中で嵐に遭うが、海に溺れぬクサントスにしがみついた三日三晩が経過し、オデは故郷のイタカ島に漂着する。
彼が故郷に戻ってきたときは、トロイア戦争のために旅に出てから68日もの時間が経過していた。
後世の研究者[誰?]ではオデの乗っていたクサントスは凄まじい走行距離と泳ぎから水陸両用バイクだったのではないかと言われている。
ギリシャではオデが嵐の中でも平然と故郷に戻ったことから、海難や旅の無事を司るシンボルとして使用されている。
また、日本の伊賀忍術には騎馬のまま水堀や川などを進む術があり、これはイタカ忍者であるオデの話が伝わったものという説もある。[要出典]