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魔界への扉

 魔法の光を照らした結果古文書から文字が浮き出てきた。


『七つの鍵を集めし者よ、終焉の地で一番高い丘でそれを翳せ』


「おお! これで解読することができたぞ」


 俺は歓喜の声をあげる。


 さっそく俺はエンドラで一番高い丘へと向かおうとしたその時であった。


「待って! この一番高い丘って具体的にどこ?」

「どこって……街のはずれにあるあの丘じゃないのか?」

「確かに文面だけで見ればそう見えるだろうね。だけれど、これは数百年前に書かれたものだよ?」

「あ、そういえば……」


 確かにレイの言う通りだ。数百年も経てば地形も多少なりとも変化する。


 それでは一体どこが一番高い丘なのだろう?


 数百年前のことなど今はわかりもしない。


 地図などが残っていれば、すぐにわかるのだが望み薄だろう。


「ままならんなあ」

「とりあえずこの街で一番古い建造物に行ってみたらいんじゃないかな」


 アマタがそう提案してきた。確かにもしかすればなにか伝承が残っているかもしれない。


 この街で一番古い建物、それはあの守護者ゼロと戦ったあの教会だ。


 俺は嫌な記憶を思い出しながらも、あの教会に向かった。


 教会に着くと、そこは以前訪れたときよりも老朽化が進んでいるように見えた。


 おそらく守護者が自分の住処を護るため、魔力で建物を保護していたのだろう。


 俺は遺跡調査のごとく、教会の中を捜索して回った。


 教会の中には、古びた書物が散乱しここからお目当てのものを探し出すのは大変だ。


「どうしたものか……」


 俺達は困り果てていると、ある違和感に気がついた。


 荒廃しきったこの教会に、天井近くにあるステンドグラスだけ壊れていない。


 これはどういうことだろう。


 ただの偶然と考えるには、早計だ。


 今の俺は、疑わしきものは徹底的に疑ってかかる姿勢だ。


 急いで天井近くにあるステンドグラスへと向かった。


 ステンドグラスの前に着くと、俺はニヤりと笑った。


 なんとそのステンドグラスには、小高い丘がモチーフの絵が施されていたのだ。


 そしてそのステンドグラスの前には、七つの鍵を収納する台があった。


 ──罠だろうか? いやおそらくは違うだろう。


 俺は、ゴクリと息を呑み一つ一つ鍵を台へと収納させていった。


 すると、凄まじい地響きとともに、ステンドグラスが割れ異界へと通じるであろう扉が現れた。


「皆覚悟はできているか?」


 俺が皆に尋ねると首をコクリと縦に振る。


 俺たちは扉を開け、魔界へと歩みを進めた。



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