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大勝利

 俺がスキル『すり替え』を行ったイカサマは咎められることはなかった。

 それはそうだ。周りにいたルリやサーシャですら、俺が何をしたのか気がついていないからだ。

 そのため、俺が事前に仕込んであったイカサマボールは綺麗に狙い通りのマスに入った。

 つまりは三十六倍の奇跡、ゼロが出たのだ。

 それを見て歓声をあげるサーシャとルリ。

 俺は興奮よりもイカサマに気がつかれないていないか、本当にイカサマボールが機能するかどうかで

ヒヤヒヤしていたためホッとした。

 一息つくと、放心状態となっていたディーラーに目をやった。

「なあこれ三十六倍ってことでいいんだよな?」

 そう尋ねると、ハッとした表情にディーラーがなり放心状態から目覚めたようだ。

「はい、三十六倍になります」

 そうディーラーが答え、きちんと言質がとれたので俺はニヤリと口元を綻ばせた。

 これで俺は件のマジックアイテムを手に入れることができる。

 マジックアイテムに交換するその前に俺は、約束にしていた端数の六倍のチップを男へと渡しにいった。

 チップを受け取った男は、ニンマリとした不気味な笑顔を浮かべすぐさまそのチップを金に変換し、どこかへと消えていった。

 ともかく俺は、例のマジックアイテムを手に入れることができるのだ。

 ディーラーから受け取ったチップを持って、マジックアイテムの交換へと向かった。


 沢山のチップを持ち抱えて、アイテムの交換所へと向かうとそこではひどく驚いた様子を俺達に見せた。

 約3000枚のチップだ。それは驚くに決まっている。

 しかしこれで俺達は、最高級のマジックアイテムを手に入れることができる。

 本当ならば、このカジノにある交換アイテムを全て掻っ攫うこともできるのだが、物事には引き際というのも重要だ。

 それに未だにレイを別の場所へと残している。さっさと帰らなければ心配になるというものだ。

 俺達は大勝利を収め、カジノを後にしマジックアイテムを手に提げてレイのもとへと向かった。

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