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その後

 俺達はマーマンを討伐し、鍵を手に入れた。

 アマタ達は何も出来ずにさぞ悔しがっていることだろう。

 俺達は一旦いつもいるギルド役場へと蜻蛉返りした。

 このまま王都のギルド役場に行って、攻略報告をしてもよかったのだがそれだと

レイが何かきまずい雰囲気になることであろう。

 そのことを考慮して俺達は、王都のギルド役場には向かわなかった。

「レイはここに残っていてくれ」

「あらら、私だけ仲間外れかい?」

「理由はよくわかんないけど、お前王都には行きづらいんだろ?」

 俺はなぜレイが王都に行きづらいのか理由はわかっていたが、あえて黙っておくこととした。

 そのことに対して、レイは動揺していないフリをしていたが内心は穏やかではないはずだ。

 ルリとサーシャの二人は、事情が全てが全てわかっている様子ではないであろうが、少しも察して

いないことはないだろう。

「レイさんに代わってしっかりと役目を果たしてきますから安心していてください」

「そうしてくれるとありがたいよ」

 一言、二言交わして俺達はまたレイから王都に行くためのマジックアイテムを受け取って、王都に向かった。


 王都に来るのは二回目だが、この喧騒にはどうやら慣れそうにはない。

 物凄い数の人と物そして情報が飛び交うこの大都会に俺達は降り立った。

 本当ならばパーティメンバー全員が揃って、守護者を倒したということで凱旋気分で来たかったのだが

レイが訳持ちなおかげでそういう訳にはいかない。

 俺達は、何度も迷いながら人に道を聞きつつギルド役場へと辿り着いた。

 そこで俺達は、これから受付嬢に守護者を討伐したことを報告しにいく。

 最難関ミッションをこうも早くクリアしたということで、場内は大歓声に湧くことは容易に想像できた。

 そんな都合のいい未来を想像しつつ、俺達は受付嬢に守護者を討伐したことを報告しにいった。

「すみません、ちょっとよろしいでしょうか?」

「はい、なんでしょう」

「実はこのミッションをクリアしたのですが」

 そう言って俺は、守護者討伐依頼書を見せた。

 それを見て目の色を変える受付嬢。やはり驚いている様子だ。

「すみませんが、何かそれを証明できるもの等ございますでしょうか?」

 そういうので俺は、守護者が持っていた鍵を受付嬢へと見せた。

 すると受付嬢は驚きの表情を浮かべるのであった。

「申し訳ありませんでした! いえまさか本当にたった三人で守護者を討伐なされるとは思いませんでしたので」

 本当はここにレイが加わって四人パーティなのだが、そのことをもしこの場で言うともしかしたら不味い展開になるかもしれない。

 そんな予感がよぎったためあえて何も言わなかった。

 それよりもだ、少人数のパーティで守護者を討伐できたという事実のほうが驚嘆に値するだろう!

 俺達はそのことで鼻高々であった。

 周囲にいた冒険者たちも俺達を見る目が一瞬にして変わった。

「おいすげえぞあのパーティ」

「たった三人で最難関ミッションを攻略してしまうなんて!」

 俺達を讚える声が燦々と聞こえてきた。この場にレイも連れてきたかったなあと思うが、しょうがない。

 そんなことよりも奇妙なことに受付嬢の姿が見えなかった。

 どうしたことだろうと疑問に思っていると、奥から先程の受付嬢が戻ってきた。

 しかも何やら先程の受付嬢より威厳のある人物を引き連れて。

 そのことで俺達は、また事件へと巻き込まれていくのであった。

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