絵
絵に見える
窓の向こうの景色が
絵に見える
真実味のない世界
遠近感のない風景
風すらも 嘘か
きっと
見え過ぎてるんだ
世界が
風景が
人々すらも
ねぇ
君に見えてるのは
なんですか?
真実ですか?
夢ですか?
幻想ですか?
僕には絵が見えますよ
モノクロにも
セピアにも
カラーにもなる
そんな絵が 見えます
残念ながら額はないけど
美しすぎて
ひどく気持ちの悪い
絵が 見えます
ああ僕は
これからなにが
出来るでしょう?
この場所を変える為に
僕自身を変える為に
一体なにが
出来るでしょう?
もはや逃げ道のない
この暗闇の中で
僕はまだ
彷徨っているよ
あの子のいない
この世界を
僕に
なにが出来るかなんて分からないけれど
でも見つけてみせるさ
あの子を取り戻す
その方法を
もはや出口のない
この迷路の中で
僕は探すよ
この絵の中に あるはずの
あの子の為の
軌跡を
たった一本の
あの子に繋がる
レールを
幾千の星に囲まれて
あの子は再び眠りにつく
朝日は僕を照らして
置き去りにされた気持ちを急かす
ああ
あの子を 起こしに行かなければ
レールの上で
采は振られる




