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1話 吹部に現れた転校生

中学2年の秋、1年は20人、3年は25人、2年女子4人、男子6人の吹部に新たに入部してきた2年生の女子がいるらしい。

ちなみに私、山見琴は吹奏楽部の部長だ。

私は人見知りで本当に仲の良い子としかまともに話せない。趣味は読書。小さい頃から多くの書物を読んでいることもあり模試では国語だけ偏差値が70を超える。

新たに入る子は中山紗南、音楽センス抜群の良い子だといいなと思った。


「本日から吹奏楽部に入部する中山紗南です。よろしくお願いします」


ニコッと笑顔で挨拶をした。

身長は推定160cm代、さらに美形。

良いな。私もこんな子のようなスタイルだったら良いのにな。

そして、私は楽器を取り出していた。そのとき、後ろから


「ヨッ!君が琴ちゃんか。よろしくね」


ニコッとした笑顔で紗南ちゃんは話しかけてきた。


「ァッよろしくね⋯」


私はいきなり後ろから肩を組まれ、陽キャ怖っと感じた。



同じ吹部2年の橋本佳苗ちゃんはすぐに紗南ちゃんと仲良くなった。

なんだかこの2人、お似合いだな〜笑なんて言えないけど、心の中で想うのは自由。


そう、私は最近百合にハマっているのだ。中学1年の時までは完全なるBL好き(腐女子)であったが、ぼっち・ざ・ろっくをきっかけに百合にハマり始めたのである。

ところで、紗南ちゃんはピアノが得意らしい。音楽室にあるピアノで演奏をしてもらった。

"千本桜"それは曲の中でもとにかく速く、吹部の中では誰1人として弾くことができない。

あまりの上手さに辺りは唖然とした。また、彼女は帰国子女ということもあり、英語がペラペラなのである。

その後、女子5人で途中まで帰った。紗南ちゃんは加藤絢音ちゃんと帰って行った。



---



その日の夜、紗南ちゃんがグループラインに入った。そして、彼女の方から個チャを繋いでくれた。


「改めてヨロ!」

「よろしくね〜」


ラインだと私自身が陽キャになれる。自分を出せる。そう思ったが特に話すことが無かったのである。

すると⋯


「琴ちゃんはどうして吹部に入ったの?」

「吹部の入学式の演奏がとても凄くて入った笑笑」

「実は私、ここの吹部の一貫とした演奏聴いたことないんだよね〜練習の風景なら今日見たけどね〜」

「そっか!じゃあ明日みんなで通して演奏見せるから!!楽しみにしてね!!」

「ありがとう!私のためなんかに⋯」

「いいのいいの笑笑行事の時にいつも演奏してる曲"ブルーアンドサマー"だから!」

「私この曲好き!ほんとにありがとね」


私は満足感に浸りながら眠りにつき、次の日の演奏を迎えた。



---



演奏後、紗南ちゃんは感激した目で

「ありがとう!!!本当に凄かった!!団結力が凄かった」

ととても褒めてくれた。私も嬉しかった。



---



何日か経つ頃、紗南ちゃんはもうみんなと演奏が出来るくらいの力を発揮していた。

才能だと感じた。

そして、この日の練習が終わった頃


「ヨッ!」


後ろからいきなりハグをしてきた紗南ちゃんに驚き心臓が張り裂けそうだった。この心拍はただの驚きだろう。そう思った。



次の日の練習、紗南ちゃんが他の吹部の人達と楽しそうに話しているのを見るととても胸が痛い。

この感情は今まで抱いたことがない。

未知の感情のように感じた。

それは昨日のことを思い出したからなのかなんなのか。そう思い、この日の練習を終えた。

吹部 2年女子

部長 山見琴 通称 琴ちゃん、山ちゃん

中山紗南 通称 紗南ちゃん

橋本佳苗 通称 かなちゃん、佳苗

加藤絢音 通称 かどちゃん、絢音

佐藤千咲 通称ちーちゃん

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