第六話 冗談はよせ!
《《邪神の残滓level240》》
《《戦闘開始》》
「…………いや戦闘開始じゃってうぉぉ!?」
どう見てもヤバそうな見た目などう見てもヤバそうな名前の超高レベルモンスターが当たるって……ランダムって言っても限度があるだろ!!
絶対かなり後半で出てくるモンスターだろう。それがチュートリアルで…?
「冗談はよしてくれ!」
まぁチュートリアルは何度やられても大丈夫らしいし、というか勝てなきゃ終わらん。やるしかないか…。
「幸い装備の耐久も無限らしいしな!」
そうして、俺は邪神の残滓とやらに向かっていった。
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チュートリアル戦が始まってから1時間が経過した。そして俺は、ついに成し遂げた。
「〔トドメの一撃〕!!」
《邪神の残滓》は………
『 !!』
音もなく、そこには何も存在しなかったかのようにかき消えた。
《邪神の残滓level240討伐完了》
《討伐者・カイト》
《報酬を授与します》
「おっ、何が貰えるかな?」
これでロクなものが来なかったらキレる自信がある。
《特別報酬としてプレイヤー・カイトに称号【畢らない忿怒、燼滅の如く】を付与しました》
《【畢らない忿怒、燼滅の如く】を獲得したため、装備品の進化を行います。》
《進化型装備で無いため、転生を行います。》
《アイアンブレードは『その怒り、未だ消えず』へと転生しました》
《レザーライトアーマーは『その身覆うは昏き炎』へと転生しました》
………えぇ?
《【畢らない忿怒、燼滅の如く】の効果により、業魔人から邪神への神化を行います。》
えっあっちょっ……………
戦闘中に獲得したスキル
剣の心得・スラッシュ・パワースラッシュ・ルナスラッシュ・トドメの一撃・バーニングブレード・ブレイジングブレード・バーサーク・デストロイヤー