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From Abyss  作者: バルト
第四章 ヴェンジェンス・ロード
52/61

第二話 集合と異変

んー、間に合いませんでした。 ( ´・ω・`)ユルシテ?

次回はいつ出せるかな………

さて、今のゴブリンの森は相変わらず異様なことだらけだな。ステータスが変なことになっちまった。


「いや、それはカイト君の不注意だよね?ゴブリンの森関係無くない?」


____________

プレイヤー:カイト

level:51

職業(クラス):邪炎剣士イヴィルフレイム・ソードマン


[スキル:パッシブ]

   剣の心得・飛翔・破壊者・諞、諤偵縺ョ遞ョ[NEW!]

[スキル:アクティブ]

   スラッシュ・パワースラッシュ・ルナスラッシュ・火炎剣・獄炎剣・バーサーク・暗黒召喚・邪悪結界・魔力剣・堕落魔法・邪炎・絆の呼び声

[???]

  『逾槫ィ∬ァ」謾セ:辟シ貊?エゥ逡』(未解放)

特殊称号:【畢らない忿怒(ゲル=)燼滅の如く(バルトゥス)

通常称号:【最前線を駆ける者】【共に、前へ】(幻獣)

[ステータス]

HP:1350/1350

MP:1100/1100

STR:1760

INT:400

AGI:250

DEX:500

VIT:450

____________


二つ目の文字化けスキルだ。……いや、なんかさっき急に生えてきた赤い実が付いてる植物があって、鑑定しても不明(Unknown)だけでなんも分からなかったんでな?気になって実を触ったんだよ。そしたら俺に吸収されるかのように手の中に消えたんだよ。うん、みんなが何を言いたいかは良く分かる。よーく分かる。そんな訳の分からんもん触んなよって話だがな?………違うんだよ、めちゃくちゃ気を付けてたんだよ。でも、急に生えてきて鑑定も出来ないとなると気になるじゃないか。


「…………相変わらずカイト君は変なところで抜けてるね?」

「待て、違う。本当に気を付けてたんだよ。そんな残念な奴を見るような目を向けないでくれ」

「いやー、ちょっと庇えないですね。これは世間は許しちゃくれませんよ」

「お前はなんか言ってることおかしくないか??」


くそう………これもナオキが全然来ないせいだ!!(八つ当たり)



◇◇◇◇



………んん?ここは………?


《進化が完了しました。》

《プレイヤー・ナオキは、エルフから崩風精霊(コラプト・シルフ)へ進化しました。》

《進化に伴いスキルを獲得》

《『崩風』『邪悪結界』『暗黒召喚』『風洞』『ウィンドステップ』》

阿鼻()叫喚()纏う脱()皮の()享楽()の力の一部に肉体が適応したため、『逾槫ィ∬ァ」謾セ:蠕占?讓ら阜』を獲得しました》

《完全適応していないため、解放することが出来ません》

《プレイヤーの意識レベルの上昇を確認》

《防護結界を解除します》


あぁ、そうか。ワタクシは進化でシステムに意識を落とされていたんだったな。それにしても防護結界か……。進化中に襲われたりしないのだろうか、とは思っていたがそんなものが貼られるのか。む?だがアオイさんはそんなこと言っていなかったな?周囲に味方がいない時に貼られるのだろうか、うーん。まぁ良い。とりあえず合流を目指そう。スキルの使い勝手は合流を目指しながら試せば良いだろう。



◇◇◇◇



「もう良いだろこの話題は……。それよりも、そろそろナオキにも連絡出来るんじゃ無いか?」

「しょーがないなぁ………。まぁこのくらいにしておこうか。別に今のところ害があるわけじゃ無いみたいだし、そもそもこれはゲームだしね」

「極論そうですね。とりあえずかけてみます……」


やっと終わった……。次からは気を付けるとしよう。もうここまで叩かれるのはごめんだ。繋がったみたいだし、ひとまずダモンがナオキと話し終わるまで……


「こいつらを狩りましょうってなぁ!!」


相変わらずエンカウント率がおかしな事になってやがる!今だって、1体襲いかかってきたかと思ったら、3体増えて4体と同時に戦う羽目になりやがった!


「ちょっ、ダモンくーん!早く!早く来てー!」


さすがにこっちガン無視でアオイに向かってくのまで止めるのは無理だ!と考えつつ半歩横にずれると、そのすぐ横をナイフを振るったゴブリンが抜けていった。避けなかったら首がポーンと飛んでたな。いやそれでも防げたと思うが。そんなことより目の前の無防備なゴブリンだ!


「ふっ!」


ゲヘナを一閃すると、見事に上半身と下半身が泣き別れしたおそらくエリートゴブリンシーフが慣性で前に飛んでいった。これで1つ!


『ギギッ!』


横合いから剣を振りかぶり斬りかかってきたエリートソードマンを、その無防備な腹を刺し貫いて上に動かす。これで2つ。


「さてあとは………」


と残りの2体がいる方向を向くと………


「やっ!はっ!とりゃー!」


耐久値が無限なのを良いことに、盛大に銃を振り回してゴブリンを殴り飛ばすアオイの姿があった。ゴキッ!だとかメキャッ!だとかバシャッ!なんていうクソ痛そうな音が鳴っているが……お前その武器スキルで銃剣にできただろ!それ使えよ!!


「うーん、ワイルドですねぇ」

「ワイルドでまとめて良いのかあれは……ってダモン!?」


いつの間に戻ってきたんだよ!というかそれなら手伝えよ!!


「いえ、今戻ってきたんですよ。そしたらカイトさんはもう周りに敵がいないし、アオイさんは近づいたら巻き込まれそうだしで見てるしかなかったんです」


えぇー?ホントにござるかぁ?……なんてボケててもしょうがないが、確かに近寄れねぇな。銃で殴打する以外にも蹴ったり殴ったりしてるし。回し蹴りもしてるから普通に巻き込まれるぞ。


「てーい!」


サマースソルトキック!?器用だなあいつ!?


「私、サマースソルトキックを実践で使ってる人なんて初めて見ました………」

「奇遇だな、俺もだ」


綺麗に顎を蹴り抜いたせいで、ゴギャ、なんていうゾッとする音と一緒にゴブリンが上にはね飛ばされたぞ。首もへし折れてるなあれは。


「………痛そうですね」

「絶対痛いじゃ済まねぇんだよなぁ」


やっぱこいつどっか狂ってるな。うん。ちなみにこの後は他のゴブリンが全部アオイに向かってったから、ただアオイが大暴れするのを見ているだけだった。もうナイフとか持ってれば良いんじゃ無いかな?



◇◇◇◇



「もう!なんで全部ボクに押し付けるのさぁ!!」


しばらくして俺とダモンは、ようやく襲ってきたゴブリンを全て仕留めたアオイに文句を言われていた。いや、あれはしゃーなくないか?


「ちょっとあれに巻き込まれるのは私は勘弁ですね……」

「えー?ちょっと武器振り回してただけじゃーん?」

「いやあれはちょっとじゃ無いだろ。もし一般人が行ったら数秒で吹っ飛ばされるぞ」


もちろんどこかがへし折れてな!まぁゲーム的に言えばクリティカルヒットとかになりそうだよな。特にサマースソルト。あんなん綺麗に入ったら俺とかダモンでも平気で気絶するわ。少し武道を齧ったくらいの奴だと死ぬな。


「とりあえず、銃剣に出来るならやってくれ……。スキルで刃出せるんだろ?」

「うん、まぁ確かに出せるけど、銃剣ってボクは突撃するときに使いたいんだよねぇ」

「それなんて大和魂だ??いや俺ら日本人だが」


機関銃陣地にも突っ込んでいきそうなセリフだな!まぁあれはこの国の闇だろうな。電波に乗って脱出できるセンチネルにやらせるような事を、生身の人間にやらせてたんだから。



「あ、そういや聞きたいんだが、センチネルを作ったのはアオイなのか?そんな噂を聞いたんだが……」


センチネルというのは、ワールドフロンティアが開発したとされる無人戦闘兵器群だ。まぁいわゆるかつての日本自衛隊に取って変わった防衛兵器だな。日本中に基地があって、他国の侵略を受けた時、または所属不明機が接近してきた時に出撃して対応するんだ。砲台型に始まり、軍艦型や戦闘機型、輸送機型に強襲揚陸艦型、さらには歩兵型までいる。ちなみにほとんど全て宇宙も飛べるらしい。空を飛ぶのは普通の戦艦もだから分かるんだが、なんで重力圏を離脱出来るんだろうな……?


「あー、あれね。設計はしたけど、学生じゃ作れないからねぇ。ワールドフロンティアに売っちゃった!」

「あぁ、うん。本当にお前が作ったのか………」


この前センチネルのネットワークにたまたま入ったんだが、弾き出される前に、『Aoi Saida』って名前があったんだが。マジかぁ……。というか金とかいろいろあって製造出来るなら作ってたのか………。


「たまにお前の頭が怖くなるよ、俺は」

「誉め言葉だね!!」

「マッドなサイエンティストですねぇ」


いや、お前に言われるのは不本意だと思うが……?と、その時ゴブリンではない、知っている気配がした。


「おっ、いたいた。ワタクシ抜きでなんの話をしていたんだ?」

「おぉ、お帰り。ずいぶんかかったな?」


すっかり見た目の変わったナオキの凱旋だ。うん、しっかりした服だな。


「ナオちゃぁぁぁぁん!!」


あ、ダモンが突撃した。うーん、相変わらずの仲良しだな。まぁ、物心付いた頃からの親友ならこんなもんか。どっかからか出したナイフで脇腹刺してるように見えるが気のせいだろ。うんきっとそうだ。あっちは放っとこう。


「よし、ナオキ君も合流したし先に進もっか?」

「そうだな。おーい、お前らー。寸劇はその辺にしとけ。ボスエリア行くぞー」

「「はい(了解)」」


そうして俺達は、何故か半分くらいダメージを受けていたナオキの回復を待ってゴブリンの森の最深部、ボスエリアに向かって歩き始めた。



◇◇◇◇



んで、ボスエリアまで来た訳なんだが。


「……いねぇな」

「いないねぇ」

「いませんね」

「いないよなぁ?」


本来俺達がしこたま倒したボス、ゴブリンキングがいるべき場所には、どう見ても違うモンスターがいた。あれは……斧、で良いのか?大剣にも見えるが……。バスターソードの持ち手部分を長くしたみたいな武器を持った、キングよりは細いが十分デカイモンスターだ。それと取り巻きだ。


「とりあえず鑑定だな……」


____________

モンスター:エリートゴブリン:ゴブリンジェネラル

性別:♂

説明:王の側近が、王に命じられ厳しい訓練を受け強くなった存在。王の目的と、帰るべき場所を守るために留守番中。

____________


………留守番??





この世界は未来です。よく分からん原理で飛ぶ宇宙戦艦1歩手前な物と未来なレーザー砲を積んだ戦車とレーザー銃持った歩兵で戦争をします。自衛隊もちゃんと残ってるので、日本がぶっちぎりで強いですね。だから平和です。ちなみに凱人と駄文と直樹は近接武器でレーザーとかを弾いて戦闘出来る化物です(白目)。

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