表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
From Abyss  作者: バルト
第二章 天に煌めく黒雷
32/61

第十三話 雷翼竜戦:第二部

皆様、お久しぶりです。なんだか疲れてしまって、凱人達に怒られながらも休息を取っていました(うまく書けなかったとも言う)。また少しずつ書いていくので、読んでくださっている皆様、これからもよろしくお願いいたします!

 翼の傷を再生し、再び空に舞い上がったヤツは、どうやらこっちを侮る事を止めたらしい。視線が鋭くなり、殺気を帯びた。纏う雷も激しくなり、殺る気満々のようだ。


「来いよクソトカゲ!」


 ぶちのめしてやる!!


『ギィァァァアァァァァアァァ!!』

「行くぞ!アオイはもう一回あいつを叩き落とせ!ナオキも遠距離攻撃出来たよな?アオイを手伝え!だが、一番はヤツからアオイを守れ!」

「私はどうすれば?」

「俺と来い!可能な限りあいつの気を引く!!」


 アオイがやられたら空を飛ぶあいつになす術はない。かなり強気な事を言ったが、アオイを集中的に狙われたらかなり不味い!!


「了解です!落ちてきたらボッコボコにしてやりましょう!」

「今はとにかく頼んだぞ!アオイ!!」


________________________


 うーん…………やっぱり下級とは言ってもドラゴンなんだなぁ……全然隙が無くなっちゃった。ずっとこっちにも警戒してるし……………あっ。


「ナオキ君、遠距離攻撃出来るんだよね?」

「あー、一応出来ますよ?まぁ鋭い風の塊を飛ばすだけなんで、あんまり威力は無いんですがね」

「十分!2方向から攻撃すれば多少は注意を引けるでしょ!!」


 一瞬でも隙があれば撃ち落として見せるよ!!


「いや、それで離れた隙にアオイさんが狙われて攻撃されて、死に戻りでもしようもんなら流石にワタクシ、カイトに殺されるんだが……………」

「んっ?なんか言った?」

「いや、なんでもない」

「そう?まぁ良いや、任せたよ!!」

「了解!『操風・風弾』!!」


 おぉ、あのスキルあんな事も出来るんだ。確かに気を引くのにはもってこいかな?とりあえず今のボクの役目は………


「絶対に死なないことってね!わっ!?」

『ギァァァァァァァ!!』


 やっぱり狙ってきた!このゲームAIにお金かけすぎじゃない!?すぐにこっちに来たよ!!


「アオイ!本当に大丈夫なのか!?」


 おっと、心配かけるわけにはいかないよね。


「大丈夫!まだまだ元気だよ!」

「吹っ飛ばされたりされてくれるなよ!ゲームだって分かってても心臓に悪い!!」


 心配性だなぁ、カイト君は。昔からだけど。


「ホントに大丈夫だから、そっちで集中してね!ボクが頑張るんだから、そっちも失敗なんてしないでね!」


 さて、ナオキ君からも離れたし、後は彼がヘイトを買うまで(ちょっと失礼な言い方かな?)耐えないとね!


『オォォォォオォォ!!』

「ッ!?喉が………!?」


 光ってる……?まさか!


『ギェェェェ!!』


バリバリバリバリッ!!


 …………この子、塊の雷弾(って呼ぼうかな)にしないでも雷吐けるんだ………戦闘力高くない?でも……


『グルルルゥ……』


 隙が大きいんだね………次のブレスがチャンスかな?あんまりやってくれないだろうけど……


ドンッドンッ!

キンッガンッ!


「やっぱり通常射撃じゃあ通らないか……スキルはなぁ…………」

『ガァッ!』

「おっと」


 うん、無理だ。スキル撃とうとした瞬間に殺られちゃう。


バスッ、ボスッ!


 …………ナオキ君の攻撃、効いてるのかなぁ?音がマヌケなんだけど……………あっ。


パンッ、グチャッ!!


『ギャァァァァァアァァアァ!?ォアァァァアァァアアァァ!!?』


 うっわ、痛そう…………目に当たったよ……しかも潰れたし………グロ………


『グギャァァァァァアァァ!』


 あれっ。


『オォォォォォォォ!!』


バリッ、バリバリバリッ!バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッッ!!!!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォン!!!


「わぁぁぁ!?」

「んなぁッ!!?」

「おっひょぉぉぉ!!」

「何ですかこれぇぇ!!!」


 すっごい乱射してるぅぅぅ!目を潰されて痛すぎるのは分かるけど冗談じゃないよぉぉっ!!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ