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From Abyss  作者: バルト
第一章 「新たなる神」
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閑話 ゴブリン討伐:彩田 碧編

 皆とも別れたし、そろそろ始めようかな?ボクは使ってるのがクロスボウだし、燼宮くんを待ってる時にやったレベル上げで良いスキルを獲れたんだよね~。

 その名も『遠距離射撃(スナイピング)』!効果はそのまま、クロスボウの射程が伸びて、威力も上がる素晴らしいスキルだよ!


「このゲームには無いけど、本当はスナイパーライフルが好きだしね~」


 え? なんでかって? 自分は比較的安全な場所から相手を一方的に嬲れるなんて最高じゃない?

 …………まぁその話は置いといて、遠くに良い感じに群れてるね。1、2、3………5体か。この距離なら撃ってもバレないし、もしバレてもこっちに来る前に倒しきれるね。じゃあ装填して……………………………よし!


「『遠距離射撃(スナイピング)』!」


 スキルを発動したエフェクトも出たし、しっかり伸びてる……はず?だし、さっさと倒しちゃおう。


ズドン!


 そんなクロスボウとは思えない音を鳴らして矢が発射された。うるさっ!!

 でも、ゴブリンは攻撃されて慌ててはいるが、どこから撃たれたのかは気づいていない様子。なら、少し移動して全滅させよっと。

_________________________________________________________


 移動完了!それじゃ、さっきのゴブリン達を仕留めますか!!うーん…………おっ、いたいた。まーだ慌ててるんだねぇ。次からは移動しなくても良いかな。

 それじゃあ、次は『速射(ラピッドショット)』もやってみようかな。なんとこれ、『遠距離射撃』と併用出来るんだよね。本来なら相容れないはずの遠距離からの高威力射撃に、連射力を追加できるというはっきり言ってぶっ壊れなスキルだよ。

じゃ、『速射(ラピッドショット)』! 狙って狙ってー…


ガッガッガッガッ!!


 うーん、反動が小さくなって自動装填されてたけど、少し威力は下がったのかな?音が小さくなったよ。でも流石に威力の実験はゴブリンじゃ出来ないなぁ。

 今度燼宮くんを連れてもうちょっと強いのと戦いに行こうかな。え?彼が迷惑じゃないかって?良いの!だって約束に遅れてるし。そう言ったらきっと一緒に来てくれるしね。

 ……おっ、経験値が入ったね。ドロップは……うん、ステレオタイプ通りロクなものが無いね。さて……後15体、早く終わらせないとね。もしかしたら集落があるかもだし、探してみようかな?ステータスもそこそこあるし……

____________________________________

プレイヤーネーム:アオイ

level:15

職業(クラス):弓銃士(ボウガンナー)


スキル:パッシブ

スキル:アクティブ

   遠距離射撃・速射・機動力強化

称号:無し

____________________________________

 うーん…これならもしマズくなっても逃げられると思うんだよね。それに見つかるとも限らないし……よし!


「集落を探してながら、途中で群れを見つけたら狩る!この方針で行こう!!」


 よーし、属性付与系スキルも欲しいし、獲得出来るように狩りまくろう!……ん?今何か向こうで光っ


ズドガァァァォァン!!


えぇ…………?何、あれぇ……?




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