5話 部屋の使用者2
ご覧くださりありがとうございます。思い付きで足されたサイドストーリーの様なもの第2話ですが大切なので飛ばさずにご覧ください。
「ほら。やっぱり高千穂に嫌われれるよ。そう思わない。流石にやりすぎな気もするんだけどな。」
「流石に表立ってやることはないと思いますよ。流石に目立つようにはね。でもなぜ強盗が、入った後のようになっているんですかね。割れた鉢と散らかった土そして、ドアの入口にできた無数の血だまり…のような池。」
「この血だまりのような池というか跡は、養成所のペイント弾じゃないか。」
「こんな血の色してましたっけ。記憶ではもっと黒い感じがしたような気がするんですが。」
「確かに私の記憶の中でももう少し、黒かった気がするんだけど多分この部屋我々が使う前に、顔合わせの部屋として使われてたんじゃないかな。」
「何でですか。」
「だって、机の上にお菓子が桜の皿に置いてあるから。桜の皿って顔合わせの時にしか使わないお皿だからね。」
「確かに八王子司令部には桜の皿って無いですよね。でもよく知ってましたね。」
「だって、桜の皿の制度導入したの私だからね。」
「そうですか。道理で私が見たことのない皿な訳です。」
「ちょ。そんなに起こらなくても桜の皿が欲しいならあげるから。そんなに怒らないで。」
「怒ってないですよ。」
「いや。そんなに声が殺気たってたら誰だって怒ってるて、分かるよ。怖いもん。」
「怒って無いですが、また私の知らないところでやってるなと思っただけです。どうでも良いような事と面倒くさいことには、私を連れ出すのに。」
「それは…。御免って。」
「15回目です。」
「ん。何が15回目なの。」
「今月あなたが私に秘密で何かをして、私に指摘されて謝った回数です。未だ後10日も有るのに15回も見つけるなんて新記録ですよ。本当に腹が立ってきました。」
「可愛い顔に皺ができるぞ。最近徹夜も多いみたいで肌荒れがひどいのに。」
「誰のせいでしょうかね。」
「誰だろうね。そんなことよりも何で顔合わせでこんな乱闘になってるのか確認しないとね。ベアの仲がここまで悪いなら流石にペア変えなきゃいけないし。」
「そうですね。任務中に乱闘始められたら全滅ですもんね。」
「樹。高千穂に確認しに行ってくれないか。」
「良いですよ。確認しに行ってくるのでその間はおとなしくしてて下さい。」
「随分素直だね。逆に怖くなるよ。」
「どうせ押しきられるか、そのままの状態で寝るとか言い出しそうですし。」
「押しきろうとは思ったけど、流石にこのままの状態では寝ないよ。だって我々が荒らしたように見えちゃうじゃんか」
「そうですね。言ってくるのでその間はおとなしくしてて下さい。」
「そんなに念を押さなくても分かってるって。」
「それで分からないから行ってるんですよ。どうせなら実桜を連れてくるべきでしたよ。」
「止めてあげなよ。実桜が可愛そうだよ。それに雑務を押し付けて自分は私と一緒に、待ってようとも思ってるでしょ。」
「悪く言えばそうなりますが、そう思った原因はあなたの行動からですからね。」
「やっぱり。私を理由にそうしようと思ってたんだ。腹黒先生」
「ふざけないで下さいよ。」
「目が笑ってないのに笑うなって。それに物凄く殺気感じるし。」
「今のは、ご自身の発言を振り返ってからの発言ですか。本当にどうしようもないバカですね。」
「御免って。」
「16回目今月このペースだと30回行きそうですね。おめでとうございます。」
「なんか集計の範囲変わってないか。そうじゃなくて、御免んじゃなくて今なら未だ会議室にいるはずだから早く行っておいで。」
「分かりましたよ。でも、聞き方は自由ですよね。」
「そうだね。私が掃除してもそれ相応の報酬があるなら良いんじゃないか。」
「了解で~す。」
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