夢2
夢百一夜
大学と高校が混在している夢だ。大学の講義を取っている。ただ、あまり講義自体には出席していないようだ。試験が近付き、慌てて勉強し直している。よく見ると高校の数学のワークだ。夢の中に出てくる教科は何故かいつも数学である。計算問題をひたすら復習している。公式がとにかく覚えられずにパニックを起こしているところで目が覚める。
夢百二夜
何かの研究発表会のような集まりに出ている。宇宙のことについて、前の支社で一緒だった同僚男性社員が発表している。プラネタリウムを見ているような壮大な発表だ。
夢百三夜
アメリカらしきところにいる。高速道路に廃車寸前の車が次々と運び込まれてくる。道路が廃車でほぼ埋め尽くされてしまった。これから一体何が始まるのか。聖也自身はその場にいるようなテレビ画面を通して見ているような曖昧な立ち位置だ。突然ショベルカーが現れ、高速道路と廃車ごと土砂で埋め始めた。唖然としながら見ていると、横から見知らぬ男性が「せっかく埋めても二〇年くらい経つとまた土砂が崩れて元の木阿弥だよ」と呟く。
夢百四夜
前の支社にいた頃、近くにコンサートホールのような多目的施設があったのだが、そのホールが夢に出てきた。会社の上司はそこで昼食を取ろうとしている。何かのイベントが午後からあるようだ。聖也もしばらく迷っていたが、結局一緒に注文することにした。ところが、食べるのは別の場所だと言う。食器を持って車に乗る。車はどこか細い道に入っていく。対向車が来ると身動きが取れなくなってしまいそうだ。立ち往生しているところで目が覚める。
夢百五夜
地球の大陸が動いているアニメーションが夢に出てくる。海は完全に凍りついている。氷の上を動物達が歩いて渡っている。アフリカ大陸を目指している、とナレーションが入る。アフリカに渡った動物達は次々と人間の手で虐殺されていく。
夢百六夜
一時頃に一度目が覚める。実家にいる。洗濯物を干している。干し終わったところで急に雨が降り出す。驚いて干したばかりの洗濯物を急いで取り込む。ふと時計を見ると会社に遅刻しそうな時間だ。焦るところで目が覚めた。
夢百七夜
車に乗っている。対向車を避けながら狭い坂道を進む。次第に道幅が狭くなり、とうとう立ち往生してしまうところで目が覚める。
夢百八夜
高校、予備校時代の友達というか、クラスメイトが初めて夢に出てきた。モンリーだ。モンリー以外にも二人の女性がいる。そちらは見知らぬ女性である。日本の作家やその作品について四人でトークしている。トークそのものはあまり盛り上がっていない。
夢百九夜
車に乗っている。聖也は助手席だ。運転しているのは前の支社で一緒だった女性社員である。何故か女性社員の写真を見せられ、「美人ですね」と見え透いたお世辞を言っている。
夢百十夜
ホテルに宿泊している。会社の同僚の女性社員とロビーで顔を合わせそうになる。聖也自身は彼女があまり好きではなく、なるべく避けようと早足で歩いている。女性社員は何か話したそうだが、やがて諦めて去っていく。
夢百十一夜
古い木造の大きな家に住んでいる。自転車を屋根のあるところに停めようと探している。
夢百十二夜
バドミントンの試合らしき場にいる。ダブルスの決勝戦らしい。女子選手のペアと対戦している。聖也は小学校時代の友人とペアを組んでいる。連係が上手く行かず、最初のセットは簡単に落としてしまった。次第に険悪な雰囲気になるが、第二セットに入ると突然聖也の調子が上向き、スマッシュが面白いように決まり始める。ところが、それはそれでペアを組んでいる友人は面白くないようで複雑な顔をしている。
急に場面が変わる。陸上競技場のようなところにいる。競技場の周辺を意味も無く何となく走っている。ただそれだけの夢だ。
夢百十三夜
洗濯物を取り込んでいる。一緒に虫も取り込んでしまったようで、慌てて殺虫剤を探すが上手く見つからない。焦っているところで目が覚める。
夢百十四夜
テレビ局らしき建物にいる。受付で名前を言い、スタジオに入ろうとする。受付の女性は記念撮影と言って聖也の姿を写真で撮ろうとしている。
夢百十五夜
ホテルの食堂にいる。一緒にいるのは小学校時代の友人だ。修学旅行なのか。勝手に二人で先に食堂に入ってしまい、夕食を始めている。他のメンバーが来ないので少し心配になってきたところで目が覚める。
夢百十六夜
場所は分からないが、学校のようだ。小学校時代の友人が出てきたので小学校か。避難訓練をしている。避難し終わった後、消防署の方の講評を聴いている。避難する際、必要なものは手提げバッグ、ハンカチ、靴なのだと言う。実際にはすぐに避難するのが鉄則であろう。無いものがある場合、教室に取りに戻るよう指示される。聖也も手提げバッグが無く、靴も履いてないため取りに戻ることにする。よく分からないが、歩いている内に避難訓練の設定はいつの間にか消えてしまう。大学らしきキャンパスにいる。何かの講義を受けるようだ。文学部の教授に会い、軽く挨拶する。もっと立ち話したかったが、時計を見ると教授ももうすぐ講義が始まるようでお互いに慌てるところで目が覚める。
夢百十七夜
予備校だと思うが、広い講義室にいる。国語らしき問題を解いている。当てられないだろうと半ば講義を聞き流していると突然指名されて慌てる。問題文を焦りながら読み直すところで目が覚めた。
夢百十八夜
予備校の講義らしきものを受講している。最初の授業は恐らく英語だ。内容までは分からない。聖也はついていくだけで精一杯である。引き続き、今度は数学の授業だ。何故か同じ講師がそのまま教壇に立つ。「これからの時代は英語が一番だ」と数学の授業も英語で始めようとする。ところが出だしから躓き、上手く単語が出てこないようで立ち往生している。何だかよく分からないまま授業が終わってしまったところで目が覚める。
夢百十九夜
大相撲だと思うが、怪我をした力士が足を庇いながら対戦相手と相撲を取っている。かなりの熱戦だ。それだけの夢だが、自分が力士になって観客を沸かせているのはなかなか気分が良かった。
夢百二十夜
雑貨店のような場所にいる。何故かソファーに座っている。客の忘れ物を売り場の棚に戻そうとしている。
急に場面が変わる。テレビ番組の収録現場か。「やる気」を別の言葉で言い換えるとどうなるか、という質問に答えている。「積極的、主体的、前向き」等のワードを出す内に目が覚める。
夢百二十一夜
会社の社内研修会か。何等かの研究発表をしている。参加者からは辛辣な指摘が続き、ムッとしている。ムッとし過ぎて「これは夢だ。夢に違いない」と強く思い込む。途中で明らかに「夢だな」と気付いた。
急に場面が変わる。どこかの学校か。教員免許はあるが本職はホテルマンとして勤務している男が長年、非常勤講師として地理も教えているのだと言う。そういうパターンが他にあるのかどうかは分からないが、夢の中では問題になり新聞記事になってしまった。実際はそういったケースが問題になるのかどうかは分からない。知っている学校名が新聞記事に出ていたのでかなり驚いたところで目が覚める。
夢百二十二夜
自転車に乗っている。雨がかなり強く降っており、ハンドルが効かない。ふらつきながらも必死にペダルを漕ぐ。何故か道路の向かい側は海である。この雨による水量の増加で道路が冠水している。会社の同僚は傘差し運転をしているが、あまり効果があるとも思えない。
急に場面が変わる。中学時代の友達らしき男が夢に出てきた。部活が同じだったのだ。何等かの会話を交わしたとは思うのだが、詳しくは覚えていない。あまり良い雰囲気ではなかった。
夢百二十三夜
映画の一場面のようなシーンだ。西部劇か何かか。ガンマン達が敵と味方に分かれて銃撃戦を繰り広げる。銃撃戦で亡くなった味方の葬儀に聖也自身も参列する。悲しくて涙を流している。
急に場面が変わる。地方にある小さな陸上競技場のようなところで何故かサッカーの日本代表とクロアチア代表チームが対戦している。観客は競技場の中まで勝手に入ってうろうろしている。相手チームのサポーターはフーリガンと化してやりたい放題だ。不穏な空気を感じて慌てて外に出る。歩いている内に、予備校の狭い廊下にいる。この辺りは何の脈略も無く、ただ連想ゲームのように場面場面がコロコロ変わっていく。オチも伏線も無い。廊下にところ狭しと並べられた古い漫画を読んでいる。予備校の廊下に何故古本が並べられているのかはさっぱり分からない。
急に場面が変わる。ズボンの糸の解れに気付く。糸をハサミで切ってしまおうとするが、なかなか切れない。悪戦苦闘している内に目が覚める。
他には、珍しい名前の球児が活躍する高校野球の試合をダイジェスト版のニュースで見る夢とゴルフのコースに出る夢は覚えている。
夢百二十四夜
国語の授業のようだ。見知らぬ初老の男性教員が夏目漱石の『こころ』の授業をしている。聖也は生徒として授業を受けている。周囲の生徒は小学校時代の同級生から会社の同僚まで実に様々だ。全く知らない生徒もいる。授業そのものは実質的には崩壊しかけているように見受けられる。誰も男性教員の話を聴こうとしていないのだ。
夢百二十五夜
会社の同僚か。昼食中、やたら話し掛けてくる。適当に相槌を打っていると「先日、街で見掛けた」と言う。「予備校に行っていた」と返答し、えらく笑われてしまう。夢の意味はさっぱり分からない。
夢百二十六夜
五時を少し過ぎた頃に一度目が覚める。予備校の授業のような大学の講義のような混在した感じの場にいる。授業自体はまだ始まっていないようだ。夢の中の聖也はトイレに行きたいらしく、授業の始まる直前になってトイレに駆け込む。用を足そうとしたところで目が覚めた。
夢百二十七夜
テレビ番組か。人形劇のようだ。クマの人形が温泉に入っている。聖也は見ているだけだ。ただそれだけの内容の無い夢である。
夢百二十八夜
ビジネスホテルらしき宿泊施設に宿泊予約を入れようとしている。実際に幾つか候補を自分の目で見て確認する。覚えている夢の内容としては以上である。ビジネスホテルと言えば大体七年くらい前の話であるが、夏に研修に出掛けて帰宅する際、降りるべき駅を居眠りしていてうっかり乗り過ごしてしまい、その時はそれが終電だったため翌朝まで待たないと便も無く、考えた挙げ句、泣く泣く次の駅で降りて近くのビジネスホテルに一泊したことがある。あれからほぼ丸七年が経過したのかと思うと些か感慨深いものがある。
夢百二十九夜
一時過ぎに目が覚める。別の建築デザイン会社のデザイナーらしき人物に携帯で電話を掛けているが、声が少し聴き取りにくい。相手の声が聴こえないまま取り敢えず用件を大声でがなり立てる。ふと気付くと、電話の相手が全く知らない男の声になっている。相手は「誰に向かって電話しているんだ」「ちゃんと確認しろ」とかなりの剣幕である。電話の混線ではないか、と必死に事情を説明すると何とか分かってもらえた。
もう一つ覚えているのは寝ている最中に虫が落ちてくる夢だ。虫そのものの姿は見えなかったが、殺虫剤を探して右往左往する内に目が覚める。
夢百三十夜
見知らぬ女性とアドレスを交換している。少し迷ったが、思い切って「付き合ってもらえませんか」とぶつけてみる。女性は何と笑顔で承諾してくれる。近くに何故か小学校時代の友達がいたが、聖也の告白が上手く行ったのが面白くないようで無言で立ち去っていく。追いかけようか迷ったが、女性と二人きりになったところで目が覚める。時刻は三時過ぎのことである。目が覚めた時、今までのことは全て夢だったのかとかなりガッカリした。
夢百三十一夜
四時頃、一度目が覚める。その前にも目が覚めたような記憶があるが、あまり覚えていない。大学生のような社会人のような中間くらいの立場だ。ゼミの合宿に行くか行かないかで揉めている。聖也自身は仕事もあるし、今更合宿でもあるまいと内心渋っている。
他には記憶がやや曖昧だが、洗濯機の水が止まらずに難儀する夢、高校らしきところの卒業式の夢は微かに覚えている。
夢百三十二夜
三時五〇分頃、一度目が覚める。ホテルのような宿泊施設に泊まっている。建築デザイン関連の研究発表があったらしい。見知らぬ男性宿泊客より「その時の資料を貰えないか」と申し出がある。慌てて資料をコピーするが、その間に男性は何処かに消えてしまう。
夢百三十三夜
高校時代、同じ部活のチームメイトだった男が夢に出てくる。どんな会話をしたかは覚えていないのだが、懐かしい気持ちになった。
夢百三十四夜
大学らしきところにいる。三年になると専門演習といって全員どこかのゼミに所属しないといけないのだが、夢の中の聖也は研究したい分野が二つあるらしく、どちらもやろうと欲張っている。二つのゼミに同時に所属することは出来ないのだが、可能かどうか教授に問い合わせては苦笑されている。
夢百三十五夜
小学校時代の友達が久々に夢に出てきた。ヨコだ。当たり前だが、ヨコは小学生の時のままだ。何やら言い争いをしたような記憶はあるが、起床してしばらく経つとかなり記憶が薄れてしまった。いつもはすぐに携帯にメモを取っていたのだが、朝からバタバタしていて忘れてしまったのだ。
夢百三十六夜
自転車に乗っている。現実世界では乗らなくなってほぼ七年目に入ろうか、というくらいだ。車通勤になってから自転車自体を捨ててしまったのだ。今では車無しの生活は考えられない。
自転車に乗っている夢の話だった。坂道だ。下り坂か。急に前輪がパンクして走らなくなる。仕方なく自転車を押して歩く。押して歩く内にしかし、自転車の設定はすぐに消えてしまうのもいつものパターンだ。夢の中で自転車に乗っている時間はごくごく僅かなのである。
急に場面が変わる。パーティー形式の飲み会のようだ。新入社員が一人ずつ自己紹介している。中途採用の社員の中に、見知った女性がいる。自己紹介タイムの際、女性が聖也のことも話題に出すと場が盛り上がる。聖也自身は苦笑してその場を取り繕っているが、前の支社の営業部長から「だからお前はダメなんだ」と訳も分からず叱責されている。夢から覚めるとかなりホッとした。
他には転勤したデザイナーの一人からメールを貰う夢は覚えている。ただそれだけの夢だ。
夢百三十七夜
演劇を見ているような感じだ。舞台上の山荘に宿泊客がやって来る。オーナーがもてなそうとするが、客にはその誠意が上手く伝わらない。コミカルな役者の演技に思わず笑い声を上げてしまったが、周りの観客は無表情である。
夢百三十八夜
休みの日だったため、一二時三〇分頃まで寝てしまう。覚えているのは「I県」と書いて該当する県はどこか、というクイズに答えている夢だ。「石川県、岩手県、茨城県」等と挙げていくのだ。もう一つ覚えている夢は小説らしきものを読んでいる。結婚を申し込んだ男に対し、女が拒絶するというストーリーだ。悲惨な終わり方に唖然としてしまう。
夢百三十九夜
職場の同僚と一緒に何処かにいる。新聞を何気無く見ている。サッカーの日本代表が負けたらしい。驚いて代表チームの悪口を言っている。
夢百四十夜
会社に併設された研修センターらしき宿泊可能な施設が夢に出てくる。夜中に一度施設から出て何処かに行こうとする。施設全体の鍵は警備員に預ける。外に出ると小学校時代の友人と思われる男二人が現れて施設に入りたいと言う。警備員に相談してみると意外にも簡単に了承を得ることが出来た。施設に入った友人は何か探し物をしている。
夢百四十一夜
一八時過ぎに寝て二二時過ぎに一度目が覚める。夢は幾つか見ている。映画の影響か。イタリアの兵士が険しい山道を歩く夢は覚えている。ただそれだけの夢である。
もう一つ覚えているのは高校時代、同じ部活だった友人と久々に会う夢だ。高校卒業以来、会っていないため、当然夢の中の友人は高校時代のままだ。結婚して子どもも二人いるのだという。何となく疎外感も味わう。
そう言えばもう一つ思い出した。ホテルのような部屋に泊まると小学校時代の友人も「泊まりたい」と何故かゾロゾロついてくる夢だ。部屋に着くと皆で雑魚寝である。
夢百四十二夜
レスリングの試合か。夢の中の聖也は何故かレスラーとして試合に臨んでいる。場内アナウンスに併せて観客と対戦相手に一礼する。試合開始と同時にリング中央で組み合った瞬間、目が覚めた。かなり激しい鼓動がする。
夢百四十三夜
芸人の舞台のようなものを見ている。電動ドリルを使い、大きな釘をひたすら舞台の床に打ち込む芸だ。そんな芸が面白いのかは分からないが、観客は笑っている。
もう一つ覚えている夢は建築学会に参加した折にレジュメを持って帰り、違う部署の上司にコピーを渡す夢だ。上司がえらくその発表内容に興味を持ち、発表者に連絡が取れないかと聖也に相談を持ち掛けるところで目が覚めた。
夢百四十四夜
一九時過ぎに就寝し、二二時過ぎに一旦目が覚めた。三時間間隔で目が覚める感じである。どこか他人の家にいる。勝手に風呂に入っている。妙にお湯がぬるい。ほとんど水だ。慌てて湯から出る。
夢百四十五夜
大学らしきところにいる。かなり規模が大きい大学だ。考古学の授業に出ている。実際に発掘現場にも出向く。ちょっとしたピクニックだ。調査後、大学に戻る。研究室の一部屋が空いている。何と、好きに使って良いと言われる。これからは、この部屋で研究し放題である。研究者として大学に残れると思うと、わくわくしたところで目が覚める。
夢百四十六夜
二時過ぎに一旦目が覚める。休みの日ということもあり、お昼の一二時過ぎまで寝てしまった。前に住んでいた社宅が夢に出てきた。前の社宅では自治会の会計係を担当していたのだが、その影響か。退去予定の老婆二人が聖也に会計処理のお願いを申し出る。退去予定者に必要な書類を渡し、その場で記入してもらう。保管用に書類の写しを剥いだところ、シールの部分が上手く剥げずに四苦八苦するところで目が覚めた。
夢百四十七夜
三時過ぎに一度目が覚めるが、比較的眠りの質や寝つきは良かったと思う。実家近くの書店にいる。日付が変わるまでずっとコミックらしきものを立ち読みし続けている。店を出ると外は真っ暗だ。歩いて帰宅していると、女の子の集団が向かいの歩道にいる。よく分からないシチュエーションだが、夢の中の聖也は女の子の集団を避けるように足早に駆けていくところで目が覚めた。
二度寝する。中華料理屋にいる。何故か室内にいる客が合唱している。聖也も訳も分からず一緒に合唱する。
急に場面が変わる。別の支社にいる女性社員らしき女の子と実家の寝室でイチャイチャしている。いつの間にか抱き合っているが、あまりに自然な感じだったので全く興奮は無かった。よくよく気付くと「今のは抱き合っていたな」と気付いた程度だ。
急に場面が変わる。小学校か。体育館らしきところにいる。聖也以外の子どもは皆自分の椅子を持って来ている。慌てて聖也も教室に椅子を取りに戻るが、自分の教室が何処だったか記憶が曖昧である。
夢百四十八夜
スポーツ新聞を読んでいる。一面記事は高校野球の記事だ。ローカルな大会の結果が記事になっている。
夢百四十九夜
一二時過ぎに一度目が覚める。この日も比較的涼しかったため、寝苦しくて目が覚めたりはしなかった。
数学の問題を解いている。最初は難しく感じたが解法パターンを思い出し、答えを書き込む。ところが解説を見ると間違えているではないか。どう考えても納得出来ない。他の友人も同じ間違いをしている。釈然としないまま目が覚める。
夢百五十夜
久々に会社の同期の飲み会に参加している。ところが全く楽しくない。次からは出るのを止めようと心に誓う。
急に場面が変わる。何かの会議に出ている。時間をやたら気にしている。次の電車の時間なのか。会議が長引いているので、一足先に会議室を失礼することにするが、途中でトイレに寄る。何故か、学生時代に一緒だった中国人の留学生グループが合唱練習している。横で合唱されると用を足しにくい。困っている内に目が覚めた。
夢百五十一夜
五時過ぎに自然に目が覚める。少し早かったが、そのまま起床である。
体育館にいる。小学校時代の友人と一緒にサッカーをしている。途中で休憩となり、水分補給だ。大量のペットボトルのごみが出る。何故か、聖也が以前使っていた古い携帯がごみの中から出てくる。
急に場面が変わる。芥川賞の選評を読んでいる。ただそれだけの夢だ。
夢百五十二夜
一時過ぎ、四時過ぎに断続的に目が覚める。
コンビニに立ち寄る。かなりの田舎だ。真横にアパートが建っている。駐車場は同じ敷地だ。真下にコンビニがあるアパートは見たことがあるが、真横は珍しい。取り敢えず弁当を購入する。注文してないお茶も何故か付いてくる。聖也が露骨に顔をしかめると、店員は慌ててお茶をキャンセルしてくれる。弁当を持ったまま何故か併設されたアパートへと向かう。部屋は比較的新しく、意外に広い。夢の記憶はそこで途切れている。
一度目が覚め、二度寝する。予備校にいる。ネクタイが上手く結べず四苦八苦している。何かのテーマについて討議しているようだ。ただそれだけの夢である。
夢百五十三夜
会社の会議に出る。出欠について自分の名前の欄に丸をつけるのだが、営業課長が代わりに丸をしてくれて恐縮する。
夢百五十四夜
忍者の男女が戦っている。女の忍者が手裏剣を投げる。男の背中に命中する。映画を見ているような感覚だ。
夢百五十五夜
四時過ぎに一旦目が覚める。大学の近くにいる。キャンパスが新しくなっている。まるで城のような悪趣味な校舎だ。母校も変わってしまったな、と驚いたところで目が覚める。
夢百五十六夜
二時前後くらいに一度目が覚める。夢の記憶はかなり微かである。会社の同期社員らしき女性とスーパーのような店で偶然出会う夢は何となく覚えている。出会ったからと言って特にどうなるという訳でもない。内容の無い夢だ。
夢百五十七夜
四時過ぎに一度目が覚める。起床は八時頃である。微かに覚えているのは、車で行くか自転車で行くか迷う夢だ。行き先は高校か大学だ。何となく自転車に乗って行くところで目が覚める。
夢百五十八夜
五時頃、自然に目が覚め、そのまま早目に起床する。卓球の試合から帰宅しているようだ。試合会場から家まではかなり距離があるが、走って帰宅している。そのまま予備校に向かう。宿題の英語の問題集をやってないことに気付き、焦る。
夢百五十九夜
三時過ぎに一度目が覚めている。この時に覚えている夢は、実家で家族とテレビ番組を観ている夢だ。最初はバラエティ番組だったが、いつの間にかお色気番組になっている。家族と一緒には見辛いため、さりげなくチャンネルを自ら変える。
それからやはり家族との会話であるが、会社を辞めて市役所に入った同僚の話題は覚えている。
夢百六十夜
甲子園大会の地方大会の結果を新聞記事でチェックしている夢は覚えている。注目校は見開き二ページに渡ってカラーで紹介されている。
夢百六十一夜
一時頃、三時頃に目が覚める。ラジオだと思うが、何かの番組を聴いている。音が大きすぎるかな、と思ってボリュームを少し小さくする夢は微かに覚えている。
夢百六十二夜
趣味で休日に卓球の大会に出場している。社会人としての出場のため、勝とうが負けようがあまり関係無い。モチベーションは学生時代に比べて上がらないが、楽しみながらの試合である。
急に場面が変わる。今度は水泳の大会に出場している。種目は背泳ぎだ。途中で溺れそうになって慌てる。
夢百六十三夜
パソコンを立ち上げる際のパスワードを忘れてしまい、記憶を辿りながら必死に思い出そうとしている夢は微かに覚えている。何回か適当にパスワードを打ち込むと何とかパソコンが立ち上がる。
夢百六十四夜
二時四〇分頃に一度目が覚める。新しい職場、見知らぬ上司がいる。別の営業所なのか。ざっと簡単に業務内容の説明を受けている。随分高いところに時計がある。電池を新しいものに交換する作業を頼まれたため、脚立が無いか辺りを見回す。
急に場面が変わる。自治会のような会合に出席している。自治会長の見知らぬおばさんが前年度の会計報告をしている。会計に余裕があるため、自治会で作っていた回覧冊子を自分たちで作るのではなく、業者に依頼して作ってもらってはどうか、と提案している。手間は省けるが、外注することで思った以上にコストがかかることが判明してすぐには結論が出せない。夏祭りの準備も誰が担当するかで揉めている。
夢百六十五夜
二時四〇分頃、一度目が覚める。実家に帰っている。ところが、親が聖也に一向に会おうとしない。部屋に一人でずっといる。
急に場面が変わる。職場の健康診断のようだ。階段に並び、順番待ちしている。何故か握力も測定する。逆立ちして血流量か何かも測定している。
夢百六十六夜
ポテトチップスを食べている。最初は塩味がきいているが、次第に味がしなくなる。無意識に歯ぎしりをしているのだろうか。全く味のしないポテトチップスを空しくかじり続ける。こういった夢はたまに見る。以前もかき氷を食べるが砂のような味しかせず、思わず顔をしかめてしまう夢を見たことがある。夢の中では味覚が再現されにくいものと思われる。
夢百六十七夜
一時三〇分頃目が覚める。会社の先輩社員が実は江戸川乱歩賞作家だったことが判明する。同僚に「知ってた?」と訊くと「知ってた」と返答が返ってくる。
一度目が覚める。地震が発生する。かなり大きな地震だ。何故か聖也は会社の同僚と海岸で寝ている。「地鳴りがする」と同僚が呟く。直後にかなり激しい揺れを感じる。石垣が揺れによって崩れる。しばらく揺れた後、地震は収まった。ホテルに戻ると中国人旅行客が帰国手続きでごった返している。皆、一様に不安そうな面持ちである。
急に場面が変わる。エスカレーターで銃撃戦が始まる。相手は宇宙人のようだ。何だかよく分からないが、ただそれだけの夢である。
急に場面が変わる。試験が近いらしく、慌てて英語のテキストの演習問題を解く夢だ。今頃問題を解いたところでどうにもならないのだが、悪あがきしている。
急に場面が変わる。冷蔵庫に腰掛けて用を足そうとしている。
夢百六十八夜
比較的、眠りの質は深かったと思う。小学校時代の友人が久々に夢に出てきた。アパートに案内してくれる。部屋に入ると暖房が電気カーペットとこたつだけだと言う。エアコンやストーブが無いのでどうにも背中が寒く感じる。
急に場面が変わる。今度は高校時代、予備校時代のクラスメイトだ。前に住んでいた社宅の駐車場を一緒に歩く夢である。
夢百六十九夜
四時過ぎに目が覚めるが、比較的眠りの質は深かった。液晶プロジェクターを会社の会議室に同僚と一緒にセッティングしようとしている。同僚は新しいプロジェクターの使い方に慣れておらず、やや手間取っている。実はそんなに新しくないため、聖也が最初の設定をしてやると感謝される。
急に場面が変わる。どこかの会社の入社試験のようだ。ホワイトボードに黒いペンで何か文字を書いている。ところが、正解は白いペンで書くのだと言う。間違わずに白いペンで書けるかどうか、注意力をチェックするテストだったらしい。ホワイトボードに白いペンで書いても見えないと思うのだが、そこは夢なので気にしない。
急に場面が変わる。車を運転している。知らない道だ。随分遠くまで来てしまった。もっと早く到着出来るルートがあったらしく、後で地図を確認して悔しがっている。
夢百七十夜
眠りの質は深かった。四時五〇分頃、自然に目が覚めた。涼しくてクーラーもつけなかった。このくらいの気温が毎日続くならありがたい。夢は断片的に覚えている。会社に独り言の多い年配の社員がいる。「誰と会話しているんですか」とよく突っ込まれて笑い話になることが多い。夢の中でもそんな話になった。
夢百七十一夜
眠りの質は深い。四時五〇分過ぎに自然に目が覚める。どこかの学校の体育館にいる。文化祭のようだ。カラオケ大会では、前の支社の部長がステージに登場する。小学校時代の友人、ハムキンが久々に出てきた。聖也と漫才がしたいのだと言う。一瞬迷うが、最終的には断ることにした。出し物は続き、全裸の坊主の集団が現れる。女性は苦笑いしている。よく見ると、テレビで見たことのある漫才師である。二〇人くらいの集団がリズムに合わせて踊り始めるが、会場はシーンとなっている。
夢百七十二夜
五時三〇分過ぎに自然に目が覚める。看護師の女性の名刺に何やらメッセージを書いている。どういう意味かはさっぱり分からないが、会社の同僚女性社員に見られて冷やかされる。慌てて「決して付き合っている訳ではない」と抗弁する。
急に場面が変わる。かなり危ない運転をしている。スリップしそうだ。途中で一人旅客用のご飯屋を発見する。実際にそんな店があるのかは分からないが、入ってみようと思って中を覗く。店内は薄暗くて不気味な感じがする。
急に場面が変わる。見知らぬ食堂に入る。店員はアルバイトの男子大学生のようだ。文学に関する話題でひとしきり盛り上がるが、会社の同僚女性社員は「あれは気持ち悪い」と顔をしかめている。
ご飯の後、自宅に戻ることにする。引っ越したのか。いつものアパートではなく、比較的新しい広い部屋である
急に場面が変わる。地域行事の過去のファイルを見ている。過去のファイルを見ると、かつて会社の同僚女性社員も参加していたようだ。古い名刺から名前を発見する。
夢百七十三夜
図書館で勉強していると隣の机に煙草で臭う利用者が座って閉口する夢は微かに覚えている。
もう一つの夢は、大学時代の教授のように見える。黒人の先生だ。全裸になって同じく全裸の同僚を殴っている。聖也は呆気に取られてただその光景を見ているだけである。
夢百七十四夜
学校の授業のようだ。国語のような気がする。会社の同僚が指名されて何かを答える。聖也は何も考えていなかったため、次に当てられるのではないかと冷や冷やしている内に自然に目が覚めた。いや、携帯の目覚ましのバイブが鳴って起きたのかも知れない。朝の五時頃のことである。
夢百七十五夜
大会社の社長になっている夢は覚えている。これなど、まさに「夢らしい夢」の一つではある。都心に巨大な社屋を建設して一人で悦に入っているところで目が覚める。
夢百七十六夜
甲子園の地方大会だと思うが、地元の高校を応援に行っている夢は覚えている。何故か沖縄民謡の曲に合わせて手拍子している。
夢百七十七夜
会社の資料室の蔵書点検をしている。学生アルバイトの子と点検作業をしている。アルバイト君は公務員試験に受かったと自慢している。聖也は内心苦々しく思いながら我慢して聞いている。ところが、アルバイト君が途中で勝手に帰ってしまう。これでは、今回の点検が終わらない可能性が出てきた。そうなったら大変である。自分一人で作業しなければならないのかと呆然となったところで目が覚める。
夢百七十八夜
高校時代の校舎だ。裏門から車で入り、坂を上がる。ハンドルを切り損ねて溝に転落しそうになる。車の運転であわや事故、というシチュエーションの夢はたまに見る。
急に場面が変わる。高校時代の国語教員が授業している。ただそれだけの夢である。この他、サッカー日本代表の監督がインタビューに答えている夢は覚えている。
夢百七十九夜
四時二〇分過ぎに目が覚める。アニメのサザエさんが何故か夢に出てくる。カツオ君が朝の三時頃に目が覚めてしまい、何となく外に出ていると、タラちゃんも真似して外に出てくる。ただそれだけの夢である。
夢百八十夜
聖也は小学生の頃、絵画教室に通っていた。四年くらい通った記憶がある。確か月曜日の夕方だった。高学年になるとスイミングスクールに変更した。よくよく考えると、絵画教室等は本当に無駄なことだったと思う。今日の夢の中でも教室に行くか行かないかで母親とえらく揉めている。
夢百八十一夜
眠りの質は比較的深かったと思われる。途中で目が覚めることも無かった筈だ。全裸でどこかの建物の中を走っている。今回のように全裸で走る夢はたまに見る。女子高生に見られる。女子高生は全裸の聖也を見て大笑いしている。逃げるようにエレベーター内に入る。中は異様に広く、客もたくさんいる。皆、聖也の全裸を気にすることもない。二階に行こうとするが、何故かエレベーターは二階を素通りして他の階に進む。いつの間にかエレベーターは電車に変わっている。聖也の全裸設定も同じようにいつの間にか無くなっている。そこに整合性は無い。ただし、電車に乗ったのは良いが、やはり自分が降りたい駅を素通りしていくのは変わらない。「この電車は何処まで進むのか」と不安になったところで目が覚める。車内はかなり混んでおり、聖也自身は座ることが出来ず通路に立っていたのだが、座席の裏側のシートの部分がめくれているのに気付いて手で押さえている場面は妙にリアル感があった。
夢百八十二夜
予備校の大講義室のような感じの広い教室にいる。テストをしているようだ。何のテストかは分からない。試験監督は中学校時代の国語教員だ。聖也自身はカンニングしていないのだが、「カンニングしただろう」とあらぬ疑いをかけられている。そこから先の夢の記憶は無い。
急に場面が変わる。実家に戻っている。台所が水浸しになっている。水道の蛇口からどんどん水が漏れてくる。ただそれだけの夢である。
夢百八十三夜
途中で目覚めることの無い深い眠りであった。会社の契約社員の女性が夢に出てきた。正社員にはなれそうも無いので、休日は看護医療の専門学校に通っているのだと言う。そのツテで看護の仕事に転職出来そうだと報告を受けてびっくりする。
夢百八十四夜
五時過ぎに目が覚めるが、休日だったので最終的には八時頃の起床だ。あまり夢は覚えていないが、久々に実家に帰る夢は覚えている。何故か夢の中では実家がプレハブの平屋になっているが、違和感を感じることも無く、玄関を開けるところで目が覚める。
夢百八十五夜
カレーライスを食べる夢は微かに覚えている。ただし、ライスだけでルーが何故かいつまで経っても出てこない。困ったところで目が覚めた。
夢百八十六夜
二時過ぎに一旦目が覚める。図書館らしきところに行く。この図書館ではビデオも貸出可能らしい。ところが、借りる際は七〇円取られるようだ。有料ということが分かり、借りるのは断念する。
急に場面が変わる。今度の夢は大学のサークル旅行らしい。寝台車に乗っている。現実には寝台車など乗ったことが無いのだが、かなり揺れが激しい。室内も狭くて閉口する。
大学まで自転車で通う夢も微かに覚えている。もっとも、その前後の場面は全く覚えていない。
急に場面が変わる。演芸場のようなところでオペラ公演が開かれている。何故か自転車に乗って会場入りだ。相変わらず夢の中の自転車はブレーキが効かない。ホール内まで堂々と自転車で入っていくところで目覚ましが鳴った。
この他、会話をしていたら最初と話題が変わったことに会社の同僚から叱責を受ける夢は覚えている。通常、会話を通して最初の話題が変わってしまうのはよくあることだと思うのだが、夢の中の同僚は許せないらしい。意味がさっぱり分からずに困惑する。
夢百八十七夜
四時五〇分過ぎに自然に目が覚める。
大学時代の教授やゼミ仲間か。見知らぬメンバーか。ともかく皆と焼き肉に行く夢は微かに覚えている。ただ歩いて焼き肉屋に行くだけの夢だ。
急に場面が変わる。児童養護施設のようなところを何人かで訪問している。聖也自身はほとんど見ているだけだ。見知らぬ青年がこたつに入り、施設の子ども達に何やら語り掛けている。子ども達は時折笑顔を見せながら青年の話を聞いている。話の内容までは分からないが、青年の人生観についての話のようである。そんな話を小さい子どもが聞いて面白いのかどうかは分からない。
急に場面が変わる。会社の資料室の古い冊子等を資源回収に出している。それだけの夢だ。
夢百八十八夜
四時頃に一度目が覚める。別の支社に勤める女性社員が夢に出てきた。読んだ本の感想を何やら熱く語っている。
急に場面が変わる。場所は大学の講義室である。大学院時代に一緒だった社会人学生の女性がいる。何か会話をしたと思うのだが、よく覚えていない。講義室はいつの間にかバスの車内に変わっている。大学時代に同学年だった中国の留学生が皆に呼び掛けている。何かお菓子を用意してくれているのだと言う。聖也もバスを降りてお菓子を貰いに行くところで目が覚める。
夢百八十九夜
四時五〇分過ぎに自然に目が覚める。大学の講義だと思うが、分からない漢字を携帯で確認しようと取り出すが、教授に睨まれて慌てて引っ込める夢は覚えている。講義中に携帯を私用で使って遊んでいると思われたのだろうか。
夢百九十夜
二時過ぎに一旦目が覚める。夢は沢山見た筈なのだが、あまり記憶に残っていない。卓球の試合に出る夢は微かに覚えている。職場の同僚も出ていたような気がする。他にはタブレット端末を操作していると、近くの見知らぬ女性が興味深そうに聖也の方をちらちら見てくる夢もあった。別に後ろめたい訳ではないが、慌てて端末の電源をオフにする。場所は新幹線の座席だったか。ハッキリとは分からない。
夢百九十一夜
三時五〇分過ぎに一度目が覚める。結婚式に出るか出ないかで職場の同僚と会話している夢は覚えている。宿泊費込みのプランもある、と同僚が説明している。ただそれだけの夢で、半分くらいは目が覚めていたと思われる。
夢百九十二夜
比較的、眠りの質は深かったように感じる。夢は幾つか覚えている。一つは職場か。大学の講義室のような部屋で何かのスピーチをする夢である。司会は職場の同僚だ。聖也は同僚をネタにして笑いを取っている。
急に場面が変わる。場所は何処かの食堂らしきところだ。隣に職場の総務受付の女性社員が座っている。やたら聖也に近付いてきて遂には抱き合うような格好になってしまう。こんなところを誰かに見られたら大変だ。慌てて女性社員から離れる。
急に場面が変わる。誰かは分からないが、高齢の社員が定年退職後、再任用を希望しているらしい。「次の出向先のことで頭が一杯らしいよ」と悪口を言っている内に目が覚める。
夢百九十三夜
休みの日だったため、八時三〇分頃に起床である。何かのアルバイトに出掛けている。途中で昼休憩に入ったらしく、食堂で簡単に昼食を取っている。しばらく時間を潰している内に午後からのアルバイトが始まろうとする。慌てて立ち上がり、会計を済ませる。時計を見ると時刻が一五時になっている。午後のシフト開始時刻だ。遅刻である。それでも、何故かトイレに入って用を足す。トイレは異様に広く多くの人がいるため、どうにも閉口するところで目が覚めた。
夢百九十四夜
休みの日だったので、一三時頃まで寝てしまう。洪水で街が泥水に沈む夢は微かに覚えている。川が氾濫したのだろうか。
夢百九十五夜
銃撃戦が始まる。姿勢を低くして流れ弾に当たらないようにする。遂には地面に寝そべるような感じになってしまう。撃たれることはなかったが、銃が出てくる夢はたまに見る。映画の影響だろうか。
急に場面が変わる。亀の甲羅の石膏を作成している。これは漫画でそういうシーンがあった気がする。恐らく、その影響だろう。
急に場面が変わる。ホームレスが寝泊まりしている。合宿のような感じだ。沢山のホームレスが集まっているのだ。聖也もその一人だ。
急に場面が変わる。実家にいる。枝豆を食べている。夢の中の枝豆はやはり味がしない。ただそれだけの内容の無い夢である。
夢百九十六夜
〇時五〇分頃に一度目が覚める。体育館で卓球をしている夢は微かに覚えている。大学に入って以降は全くラケットを握ることも無かったので、かなり久々である。当然、押し込まれている。思わず苦笑いするところで目が覚める。
二度寝する。実家らしきところにいる。カレーのルーを温めようとしている。ただそれだけの夢だ。
急に場面が変わる。夕方、歩いて定食屋に行こうとしている。閉店時刻が近いようで、途中で諦める。そのままどこかに走り出す。夢の中では本当に走りにくい。ほとんど空を飛んでいるような感覚である。
夢百九十七夜
一時過ぎに一度目が覚める。
営業部の部長が何やら歌を歌っている夢は覚えている。前後の場面は思い出せない。
他に覚えている夢は、実家に戻っているが、夜明け前なのでもう一眠りしようと布団に入る夢である。夢の中で寝ている夢を見るというのも不思議な感じだ。
夢百九十八夜
総務部の部長に対して恐れを知らないアルバイト女性が暴言を吐いている。部長は優しいので苦笑いをするだけだ。聖也は注意した方が良いのか迷っているが、結局何も言えなかった。
急に場面が変わる。高校の授業かテスト中だと思うが、やたら話し掛けてくる男が夢に出てきて閉口する。適当にあしらっておいたが、不愉快な気分になった。
夢百九十九夜
小学校時代の友人が夢に出てきた。ヨコだ。ただし「噂話として」である。ヨコの不幸な境遇に皆驚いている。実際は中学校卒業以来、全く会っていない。
急に場面が変わる。車でホテルに向かっている。何度か行ったことのあるホテルだ。これまでは電車でしか行ったことがなかった。車で行くのは初めてである。細い路地を車で真っ直ぐ行く。実際のホテルの近くまで来たところまでは覚えているが、それ以降は夢の記憶が消えている。そう言えば、知っているようで知らない道を車で通る夢は前にも見たことがある。
夢二百夜
一時三〇分過ぎに一度目が覚める。大学に戻っている。こういう夢はたまに見る。大学に通っていた頃には全く大学の夢は見なかった筈だが、卒業すると見るようになった。ゼミの教授が講義に向かっている。あっと思い、挨拶する。教授は聖也のことを覚えていないようで、不思議そうな顔をする。「卒業生です」と説明するが、今一つぴんと来ないようである。何人も教え子がいるとそんなものなのかも知れない。実際には大学院を修了して以降、教授とは一度も会っていない。そろそろ定年退官されてもおかしくないくらいだが、元気だろうか。ちなみに、うろ覚えだが、その後に教授に夢の中で会ったことを友人に話す夢も見た記憶がある。随分とややこしい夢である。
急に場面が変わる。職場の同僚か。あまり好きではない女性社員だ。聖也はパソコンに向かっているが、何やら話し掛けてくるではないか。「聖也は職場の色々な噂話を知っている筈だ」と言われて困惑する。懸命に弁明する内に何とか誤解が解ける。