夢11
夢千夜一夜
遂に夢千夜一夜達成である。
ここまでで丸4年2ヶ月と少し。夢の記録を取るという孤独な作業は、すぐに飽きてしまうだろうと思われたが、意外にも習慣化されてしまい、今日に至るまで継続している。禁欲期間の方も意外と続いており、もうすぐ丸4年達成間近である。33歳の終わり頃からスタートしてもうすぐ丸4年。37歳10ヶ月と少しが経過している。ここまで続くとは思わなかったではないか。全く、男として誇らしい。
久々に休みの日だったため、15時40分頃にゆっくり起床だ。翌日が出張のため、妻と過ごさなかったのだ。就寝時刻は1時前後である。実家に戻っている。自転車に乗って何処かに行こうとしているが、よく見るとかなり錆びているではないか。車に乗り換えるところで夢の記憶は途切れている。
急に場面が変わる。自分のブログをチェックしているが、コメント欄がかなり荒らされており、不快に感じてブログごとあっさり削除だ。
二度寝、三度寝と繰り返している。最後に見た夢だ。小さい頃に妖怪の話が載った図鑑のような本が脳内再生される内に目が覚めた。こんな平々凡々な内容の夢が千夜一夜目の夢である。
夢千ニ夜
ゲームセンターでメダル・ゲームをしている。次の瞬間、何故か凶悪犯から逃走する場面に変わる。川へダイブして逃走成功だ。銃撃戦となり、凶悪犯は射殺される。
夢千三夜
休みの日だったため、12時過ぎに起床だ。有名動画クリエイターがお笑いネタにチャレンジしている。聖也はやはり、ただ見ているだけである。夢の中の聖也は傍観者であることが多い。
夢千四夜
大学時代の日本語学の准教授の講義を受けている。中世の僧の名前が出て来ず、講義が止まる。
夢千五夜
夢の中の時間帯はやはり夜中だ。前の営業所の倉庫点検を行っている。点検時間中は倉庫内には入れない旨、貼り紙を貼って注意喚起だ。黒マジックペンを探してウロウロする。
夢千六夜
教員をしている従姉妹に久々に会っている。自分が担任する生徒の多くがキラキラ・ネームなことに悩んでいる。
急に場面が変わる。トイレに入るが、鍵が掛からない。この手の夢もよく見る。
夢千七夜
妻と格闘ゲームで対戦している。ゲーム内のキャラクターと同化してゲームとの境目が曖昧になる。
夢千八夜
大規模書店が閉店し、勤務していた元店員の男性が涙ぐんでいる。横で見ていた聖也も思わず貰い泣きだ。
急に場面が変わる。実家で妻と食事会をしている。
急に場面が変わる。最後に見た夢だ。卓上用カレンダーを机の上に設置して自習中、見廻りの先生に声掛けされる。怒られると思ったが、ただの雑談であった。
夢千九夜
人口減少社会について見知らぬ人とディスカッションする夢は微かに覚えている。
急に場面が変わる。旅行中、ベテランのタクシー・ドライバーが近道を教えてくれる。2時間以上、早く到着出来るのだと言う。
夢千十夜
大学時代のゼミの教授に久々に出会う。
急に場面が変わる。旅に出る途中、チケットを購入だ。
夢千十一夜
妻と実家に行き、改めて結婚の挨拶をする。
急に場面が変わる。予備校に行き、講義室で携帯をいじっている。
夢千十ニ夜
漫画家に弟子入りして部屋の掃除に励む。
夢千十三夜
実家で寝ている夢を見る。目が覚めた瞬間、実際には何処で寝ているのか分からなくなる。
夢千十四夜
大学の情報の講義を受講している。受講生はたったの一人である。講義室はやはり暗い。
急に場面が変わる。プロ野球のドラフト会議が中継されている。
急に場面が変わる。最後に見た夢だ。黒い大きな車に乗っている。初めて乗る車のため、運転がしにくい。
夢千十五夜
縄文時代をイメージした衣装を紙袋で作成しようとしている。文化祭らしきイベントで使うようだ。インターネットで作り方を検索している。
夢千十六夜
小学校時代の友人、ウエちゃんとヨコが登場する夢を見た記憶がある。その後の夢の記憶は無い。今日は就寝後、目覚ましのアラームが鳴るまで一度も目が覚めることの無い深い眠りであった。
夢千十七夜
職場の同僚が作成したパワーポイントの資料に、別の同僚がやたら噛み付いている。聖也はやはりただ見ているだけだ。
夢千十八夜
就職試験に合格しているのかしていないのかがよく分からない状態の夢は微かに覚えている。こういう夢はたまに見る。目が覚めたらかなりホッとした。
夢千十九夜
サッカー日本代表の試合結果をネットで気にしている。ただそれだけの夢だ。
夢千二十夜
23時過ぎに就寝して一度も目が覚めることの無い深い眠りであった。7時間くらい寝ていたことになるのか。空の飛び方をコーチに指導されるが、無視して自己流のやり方で飛び続ける。
夢千二十一夜
見知らぬ母親と側にいる赤ちゃんを見ている。赤ちゃんが何歳か訊くと、近くにいた独身の同僚女性社員はつまらなそうな顔をする。
夢千二十ニ夜
見知らぬ男にいきなり麻薬を注射される夢は微かに覚えている。目が覚めた時、かなりホッとした。
一度、目が覚めて二度寝する。妻の家族が部屋に遊びに来る。
夢千二十三夜
文化祭らしきイベントを企画している。真っ暗な体育館はガラガラだ。客は皆無である。
夢千二十四夜
警察批判を繰り広げている。夢の中の聖也にしては珍しく、怒りの感情を露にしている。
夢千二十五夜
裸の女性コンパニオンが宴会場に出現だ。司会の男性同僚社員が困惑している。聖也はやはり見ているだけだ。
急に場面が変わる。或いは、二度寝しているかも知れない。新聞の連載漫画を読んでいる。画風が違っており、予想外の事態に驚く。作者が違っているのか。
急に場面が変わる。最後に見た夢だ。下らない会議に司会の同僚女性社員が苦慮している。夢の中の聖也は彼女にかなり同情している。
夢千二十六夜
大学時代の図書館で試験勉強しているが、閉館時間になったため警備員に追い出される。外は雨が降っており、ビニール傘を差す。徒歩で下宿まで帰宅するようだ。夢の中の時間帯にしては珍しく昼間である。
夢千二十七夜
会社の会議室のホワイトボードに何か書く夢は微かに覚えているが、極めて曖昧だ。
夢千二十八夜
途中で目が覚めることの無い深い眠りであった。塾のテキストの説明を聞いている。場所は実家の玄関先だ。何故か職場の同僚が説明している。聖也は母親と一緒にただ聞いているだけである。何とも、つまらない夢だ。
夢千二十九夜
休みの日だったため、13時10分頃に目が覚めた。国会議事堂を見学している。営業所のナギラ(仮名)が何かの説明会の司会をしている。聖也はやはりただ聞いているだけだ。
急に場面が変わる。妻が腰を痛めている。聖也は見ているだけだ。夢の中の聖也は傍観者なことが多い。とは言え、逆に言うと夢の中では自分と他人の区別が曖昧になっているとも言える。実際、いつの間にか見ていただけの聖也が妻の立場になっていることもよくあるのだ。
夢千三十夜
23時前に就寝し、2時30分過ぎに起床だ。そう書くと3時間30分くらいしか寝ていないことになる。前の日から考えると13時起床、23時前就寝だから、寝不足という感じはしない。
選挙特番を見ようとチャンネルをつけると、古いアニメが再放送されている。しばらく見ている内に選挙特番のことはすっかり忘れてしまう。
夢千三十一夜
名古屋県という架空の街に就職しようとする夢は微かに覚えている。
夢千三十ニ夜
短歌か俳句か川柳を作る夢は覚えている。それだけの夢だ。
夢千三十三夜
海岸沿いを路線バスに揺られている。そのまま海にダイブだ。だが、ふと気付くとマラソン大会に変わっている。夢の中は相変わらず走りにくい。目が覚めた時、足を曲げた状態で寝ていることに気付いた。
二度寝している。腐った食べ物を食べる。あまりの臭気にムッとなる。
夢千三十四夜
馬のような魚のような巨大生物が川を泳いでいる。巨大な生物はたまに夢に出てくる。
急に場面が変わる。選挙があるらしい。何故か駅の改札を抜けて受付だ。たすきを掛けて投票である。
夢千三十五夜
会社が休みだったため、18時30分過ぎに起床だ。マラソン大会をしている。聖也はやはり見ているだけだ。夢の中の時間帯は早朝である。男性選手と女性選手がデッドヒートだ。
夢千三十六夜
年明けだ。転職しようとしている。採用枠は4名らしい。普通にしていれば受かるだろう、と転職エージェントに励まされる。
急に場面が変わる。出張先のホテルでイチャイチャしているところを参加者の見知らぬ女性に冷やかされる。
夢千三十七夜
休みの日だったため、10時30分過ぎに起床だ。バスのような電車のような乗り物に乗っている。相席はやたら馴れ馴れしい女の子だ。聖也は辟易としている。職場にも押し掛けて来て困惑するところで目が覚めた。
夢千三十八夜
一年前の自分のスケジュール帳を眺めてみると、職場の飲み会の後、お見合いしていた記録が出てきて驚愕する。そこからハッと気付くと居酒屋にいる自分自身に気付くのであった。
夢千三十九夜
大学時代の准教授の息子が自分の通っている高校の後輩だったことに気付き、驚愕する。大学時代の同級生、モトムラと高校時代の同級生、モンリーが准教授の息子について何やら話している。聖也はただ聞いているだけだ。
夢千四十夜
夢の中の時間帯はやはり真夜中である。高校から実家まで歩いている。夢の中は相変わらず歩きにくい。途中、巨大なドーベルマンと擦れ違う。目が覚めた時、足を曲げた状態で寝ている自分に気付いた。
夢千四十一夜
無人駅から線路を通って鉄条網を越え、そのまま水路にダイブする。ハッと気付くと目が覚めていた。
夢千四十ニ夜
大相撲の櫓太鼓の音が微かに聴こえる。ハッと気付いて目を覚ますと、台所の水道の蛇口から水漏れの音が部屋まで響いていた。
夢千四十三夜
硬い煎餅をかじる夢は微かに記憶にある。目が覚めた時、無意識に歯軋りしていた。
夢千四十四夜
講演会のようなトークショーのような催し物に参加だ。作家でミュージシャンのCが歌う。聖也は聴いているだけである。かなりの熱唱に会場は困惑顔だ。
急に場面が変わる。カラオケ大会に参加して演歌をセレクトする。イントロが流れてきたところで夢の記憶は途切れている。
急に場面が変わる。バスの中で記念写真を妻と撮影してもらう。
急に場面が変わる。見知らぬ弁当屋に行き、弁当を選ぶ。
夢千四十五夜
ノルウェーでテロが発生し、犯行グループがビルを占拠する。不穏な空気だ。
急に場面が変わる。最後に見た夢である。大学らしき講義室にて哲学の講義を受けている。何故か講師は高校時代の体育教師だ。
夢千四十六夜
大学時代の友人、カワバタ君と食事会をしている。アイスとご飯を一緒に食べている。木製の小さなスプーンを使っていたのに、気付くと手品のようにフォークを持っている自分に気付いた。
急に場面が変わる。空海について妻の実家でディスカッションしている。
夢千四十七夜
本を読んでいる。ページとページの間に粘ついた謎の液体がついている。垂れてきたため、新聞で拭く。
夢千四十八夜
日立の工場見学に大阪市長がやって来るが、直前でドタキャンとなる。聖也はただ見ているだけだ。
夢千四十九夜
昔の邦画を見ている感覚だ。山奥に入って探検しようとしている。危険を伴う探検である。聖也はただ映画を見ているだけだ。
夢千五十夜
赤ちゃんが職場にいる。営業所の社員一同、一様に笑顔になる。
夢千五十一夜
最後に見た夢だ。大御所芸人と卓球対決している。テレビ番組の収録のようだ。聖也は華麗にスマッシュを決めている。
夢千五十ニ夜
営業所の同僚女性社員マツとハラが結婚した、との報告を受けて驚愕する。マツは再婚、ハラは初婚だ。更に、マツは妊娠しているのだと言う。
急に場面が変わる。夢の中の聖也は高校時代に戻っている。自由登校期間のようだ。目が覚めた時点で昼前である。通常通りなら完全に遅刻だ。
夢千五十三夜
『モロー博士の島』の世界観がそのまま夢の中で展開される。聖也はただ映画を見ているだけの感覚である。
夢千五十四夜
弁当を一人で食べていると他の営業所の同僚社員がやって来て会話が始まる。
急に場面が変わる。地震が発生して慌てて机の下に隠れる。どうやら本当に地震が発生していたようである。今回は現実の出来事と夢の世界が完全にリンクしていた。そういう夢もあるのだ。
夢千五十五夜
体育祭のようなイベントで動画撮影だ。聖也が使っているのは、何故か昔のガラケーである。
夢千五十六夜
サーカス会場にいる。団員の控え室で寝転がって妻とイチャイチャしている。どういうシチュエーションなのかさっぱり理解不能だ。タオルを羽織って寝ている。寝ながら寝ている夢を見た。
夢千五十七夜
モノクロ映画を見ている感覚だ。舞台は戦後の東京である。一面、焼け野原になっている。物凄い大気汚染に呼吸が出来なくなる。
急に場面が変わる。最後に見た夢だ。職場の同僚男性社員の交通事故報告に驚く。命の危険があるらしい。
夢千五十八夜
尿意を催し、堪えきれなくなって丸めたティッシュペーパーの中に放尿する。放尿後、ティッシュペーパーをプールに捨てようとしている。
急に場面が変わる。総務課のタエ(仮名)が久々に夢に出てきた。彼女は時たま夢に登場する。二人で川沿いを歩いている。「東京と実家のある田舎とで遠距離恋愛中だ」と彼氏いるアピールしてきたため、「自分も11月に結婚した」と結婚報告する。実際の聖也は11月結婚ではないのだが、そこは夢である。タエも聖也の結婚は知っていたようだ。途端に詰まらなそうな顔をする。聖也の幸せ話は大して聞きたくないらしい。そのまま近くのコンビニに入店だ。聖也は結婚話を続けようとするが、タエは話題を変えたそうである。
夢千五十九夜
お笑い芸人が中学の野球部時代を回想しながら何かのトークをしている。聖也は聞いているだけだ。時折、野球部時代の回想シーンが漫画のような形で出てくる。
夢千六十夜
大学の特任教授がテレビのインタビューに出ている。36歳だという。聖也は見ているだけだ。
急に場面が変わる。数学ノートを何やら復習している。復習後は大きなタブレット端末で動画を視聴だ。何故か画面が小さくなっていく。
夢千六十一夜
体育の授業に遅刻して慌てて小芝居をする夢は微かに覚えている。
夢千六十ニ夜
文化祭らしきイベントの控え室として、何故か聖也の実家が使われている。
夢千六十三夜
前の営業所のサトミ(仮名)がテレビを見ながら体操している。周囲の同僚は呆れ顔だ。「だから男にモテないんだよ」と陰口を言われている。聖也はただ見ているだけだ。
夢千六十四夜
バスタオルを股間に巻いて体操をする夢は微かに覚えている。
夢千六十五夜
夢の中の聖也は妻と知り合う前のようだ。交際が上手く行かず、別れることになって大きなショックを受けている。
夢千六十六夜
何かの研修の待ち合わせを後輩社員としている。時間の行き違いがあったらしく、擦れ違いが生じる。走って後輩を追い掛ける。ポケットに入れていた古いガラケーがメールを受信する。古いガラケーはたまに夢に出てくるのだ。
急に場面が変わる。聖也の運転する車に複数人が同乗している。車体が少し揺れている。その後の夢の記憶は無い。
夢千六十七夜
横綱土俵入りする夢は微かに覚えている。大相撲はたまに夢に出てくる。
夢千六十八夜
車で停まる直前で警察に止められ、何やら注意される。一時不停止かと身構えるが、重量オーバーと言われる。よく分からずに困惑している内に夢の記憶は途切れてしまった。
夢千六十九夜
転勤の紙を貰う。支社から遂に初の本社勤務が決まって喜ぶ。
急に場面が変わる。弁当注文をしている。
夢千七十夜
正月に餠を喉に詰まらせてレスキュー隊に電話する夢は覚えている。
夢千七十一夜
休みの日だったため、お昼の12時30分前後にノッソリ起床だ。最後に見た夢は微かに覚えている。アニメのキャラクターが登場する。校舎に忍び込み、敵と戦う準備をしているところで目が覚めた。
夢千七十ニ夜
人気ユーチューバーが商品を番組の中で紹介する。ユーチューバーの奥さんが感激している。
夢千七十三夜
職場の再雇用社員が古いスポーツ新聞を解説している。聖也はただ解説を聞いているだけだ。
夢千七十四夜
嵐の中、気球に乗った怪盗がバスを吊り上げる。聖也はバスの中から怪盗を見ているだけだ。怪盗は漫画のキャラクターのように見える。
夢千七十五夜
妻が担架でレスキュー隊に運ばれる夢は微かに覚えている。
夢千七十六夜
小学校時代の友人、ハムキンと体育館らしき場所にいる。周囲は薄暗く感じる。ハムキンは女子生徒を指差して「あいつは西川のりお師匠に似ている」等と言って嘲笑っている。聖也は見ているだけだ。
急に場面が変わる。突如、女子生徒に告白されて驚く。了承して一緒に話している内に、女子生徒はいつの間にか小学校時代の友人、ウエちゃんに変わっている。ウエちゃんはイタリア語を習っているのだと言う。聖也もイタリア語でイタリア人サッカー選手に話し掛けてサインをねだるところで目が覚めた。
夢千七十七夜
前の営業所にいた可愛い後輩女性社員の前で屁をこく夢は覚えている。
夢千七十八夜
戦争が起こり、兵士が市民を銃殺する。
急に場面が変わる。バケツで水を汲む。寝転がっている犬と触れ合うところを周囲にいる小学校時代の友人に見られる。
夢千七十九夜
妻がバイオリンのテストを受けている。聖也はただ見ているだけだ。
夢千八十夜
母親に通信制大学への進学先候補として法政大学を提案する夢は覚えている。「スクーリングの際も実家から電車で通える」と力説している。
夢千八十一夜
小学校時代の友人、ウエちゃんに当時集めていたシールのファイリングをプレゼントする。
急に場面が変わる。大学時代の研究室に出向き、コートを取るだけでまた外に出る。日本語学の准教授が怪訝そうな顔で聖也を見ている。
急に場面が変わる。風呂場で就職セミナーを受講だ。新卒の学生に混じり、中年男の聖也も就活に励んでいる。
夢千八十ニ夜
妻の妹に裁縫をレクチャーしてもらう夢は微かに記憶に残っている。
夢千八十三夜
使われていない古いアパートの一室を眺めている。野良猫が棲みついていたようだ。糞が大量に撒かれている。
急に場面が変わる。映画のワンシーンのような夢だ。車から車に跳び移る少女をただ見ている。それ以降の夢の記憶は残っていない。
夢千八十四夜
記念祝賀会への出欠調査がある。マルバツをつける。
急に場面が変わる。クラゲのようになって海を漂う。
急に場面が変わる。海岸に出向き、ヒラメを釣る。
急に場面が変わる。最後に見た夢だ。食べ終わった食器を洗剤で洗う。
夢千八十五夜
従姉妹が実家を訪ねて来る夢は微かに記憶に残っている。
夢千八十六夜
本社勤務から新しい営業所勤務に急遽、変更になる。意外に楽しそうな職場で心が踊る。
夢千八十七夜
大物お笑い芸人と食事会に同席し、対談している。聖也にしては珍しく何やら力説している。
夢千八十八夜
講義が始まる前、教壇に立って準備をする。夢の中の聖也は生徒の立場らしい。
夢千八十九夜
実家が何故か学校の臨時的な教室になっている。人が多過ぎて入り切らないではないか。コロナ対策らしいが、全くの逆効果で思わず苦笑いだ。聖也は新聞に透明フィルムを貼っている。
急に場面が変わる。卓球をしているが、ピン球はいつの間にかミカンに変わっている。
夢千九十夜
大きなタブレット端末を操作してスポーツ記事を見ている。唐突に動画が始まり、慌てて画面を閉じるが、また再生されてしまう。場所は学校の廊下のように見える。そのまま何かを発表することになる。小学校時代の友人、ヨコがいる。聖也の発表順は大トリだ。
夢千九十一夜
前の営業所にいる。夢に出てくるのは初めてだ。社内でベトナム戦争についてのディスカッションをしている。クイズ形式の話し合いである。ベトナム戦争がテーマになっている映画として、聖也の挙げた作品は間違っていたらしく、社内は微妙な空気感だ。
夢千九十ニ夜
最初の営業所の清掃活動をしている。本社勤務に変わってから1ヶ月半。最初の営業所がよく夢に出てくるようになった。
夢千九十三夜
漫画雑誌をコンビニらしき店内で立ち読みしている。現実とあまり代わり映えの無い夢である。
夢千九十四夜
ダンス大会に女子大チームが出場している。優勝したチームはハンガリーで開催される世界大会に出場出来るのだと言う。
急に場面が変わる。妻が車に乗って何処かに出掛けようとしている。聖也はただ見ているだけだ。
夢千九十五夜
前の前の営業所に再び転勤が決まり、拍子抜けする夢は微かに覚えている。
夢千九十六夜
エッセイ・コミックの世界が脳内再生される夢は覚えている。夢の中だが、明らかに色が付いていた。
夢千九十七夜
合唱コンクールが開催されている。場所は何処かの体育館に見える。夢の中はやはり薄暗い。かなりグダグダな空気が流れている。
夢千九十八夜
建築デザインの学会発表の場に立ち合っている。聖也は聴いているだけだ。発表しているのは何故か大学時代の教授陣である。場所も大学の講義室だ。
夢千九十九夜
二度寝の後、列の割り込みに戸惑う夢は覚えている。
夢千百夜
遂に千百夜となった。千夜一夜に到達すれば、アラビアン▪ナイトと同じでキリも良いため執筆を止めようと思っていたが、何とか細々と続いているではないか。ここまでで丸4年9ヶ月半くらいが経過している。もうすぐ丸5年達成だ。
前の営業所のパート社員、マホ(仮名)がイベントの準備を仕切っている。聖也はやはり見ているだけだ。