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157 あの日の約束

お読みくださりありがとうございます。

今日は七月七日『七夕☆』で、主人公である

三日月ちゃんのお誕生日です(ꈍᴗꈍ)

どうしても1話書きたくて。短いですが……♪

(しかも、177部分目♡)


こちらのお話は、読了時間:約2分です♪


(Wordcount680)



 ラフィールの部屋を出てから、三日月の家へと向かったセルクと三日月。


 まだ本調子でない彼女の歩幅に自然と合わせるセルクの足取りはゆっくり、ゆっくりと並んで歩いていた。静かで、落ち着く学園内の森を通りながら気付けば、三日月の暮らす寮が見えてくる。


「月、もうすぐ家に着くよ」

「ふぇ? あ、ホントだ。えっへへ……ありがとうございます、星様」


――沈黙。

(ずっと、会話しないでここまで来ちゃってた)


 しかしそれは心地の良い時間――まるで、夢のような気分で歩いていた。

 するとセルクの言葉がフッと変化し、意を決したかのように少しだけ頬を染めながら、三日月に話しかける。


「三日月、その……明日は……」


 それから数十秒、黙りこくってしまったセルクの顔を不思議そうに見た彼女は笑いながら、答える。


「うっふふ! 星様、どうしたのですか?」


 今の三日月が抱く心には優しく暖かな気持ちが、流れていた。それは澄んだ川の、せせらぎのように。


「うん。月がもし、良ければだが……」

「ふにゅ……ん?」


 今のセルクは様々な想い、そして秘密を抱えていた。それは決して避けて通れない、運命の道。


「お菓子屋さんに明日、一緒に行かないかなって」

「えっと……あっ! それって?!」


 ふわっと笑い頷くセルクに満面の笑みで返事をする三日月は、舞い上がる。


「約束した、叶願(かながん)駅の近くの」

「ぜひ、ぜひ! ご一緒させて下さい♪」


 あの日、約束した時よりも互いへの理解は深まっていたが、しかし。


「良かった、では明日また」

「わぁ~い、やったぁ! ありがとうございます!!」


 微笑み合う二人。しかし本当の意味でその距離は、まだ――縮まることはなかった。


更新もとまっており、また

今回は短めですみません(。ノω\。)

いつもいつも、応援と、

お読みくださりありがとうございましゅ♪

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