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6 帰宅
すごい短いです
ダブルチーズバーガーを食べている紗貴の姿を見ていると悟からメッセージがきた。
{大丈夫だったか?}
俺は<なにがだっ!!>とツッコみたい気持ちを抑え書き込む
{大丈夫だった。思っていたほど深刻な問題な問題なしではなかった}と送信する
「何かあったの?」
口元にケチャップを残したまま紗貴が聞いてくる。
「特に何も」
口にケチャップがくっついてるぞ と紙ナプキンで紗貴の口元を拭く
すると、赤く頬をそめた紗貴が小さな声で
「ねえ春翔、もう16歳だからそういうことはやめよう?」
やはり、紗貴は俺を異性として見ているようだ。
俺は「あぁ」と適当に返す
紗貴が食べ終わったのを確認して、俺たちは店を出た。外はすっか暗くなっていた。
電車に乗り俺たちは家へと帰った