3 自分への嘘
毎日、投稿時間がバラバラですいません・・。
8/2修正しました
2017/11/4 大幅修正しました
「おっおい、さっきからおまえの言っていることと行動が全然理解できないんだけど!!」
俺は抗議の声を上げる
しかし、紗貴は首を傾げる。何なんだこいつ、自分のやっていることを理解してないのか。
このままではまずい。と思い紗貴の両肩を掴み言い放つ
「紗貴!俺とおまえは兄妹だ。俺はそれ以上の関係になるつもりはない!」
「えっ・・。なんで、私はこんなにも春翔のことが好きなのに」
紗貴はまったく理解していない様子だ
「私たちは、おなかのなかから一緒なんだよ?何でだめなの・・・。」
また紗貴が泣き出してしまった
俺はこのままでは逆効果だと思い紗貴を宥める
「おまえが俺が好きなのはわかる、俺もおまえが好きだ。「な、なら!!」
「<<好き>>が違う、俺は異性ではなく兄妹として好きだ。」
「・・・・・・・。」
紗貴は押し黙る
この瞬間俺は心の中の思いがこみ上げてくる
俺は紗貴のことが好きなんじゃないか?
「俺は・・・。」
俺と紗貴はおなかの中から一緒だ。
運命じゃないのか?
付き合えばいいんじゃないか?
深く考えればが考えるほど底なしの沼に落ちてく感覚
「俺は、おまえのことを・・・。」
ガチャリ・・・。屋上のドアが開く。
俺は我に返る
なぜか悟が戻ってきた
「あのぉ~春翔さん?先程は覗いてしまい申し訳ございませんでした。」
なぜか謝罪に来た
「いえいえ~兄妹でお見苦しいところをお見せちゃいましたね」
なぜおまえが謝る
「お二人さん、もう授業始まるけど?」
ヤバい!と思い俺たちは走り出す
俺は自分の本当の気持ちに気づけないまま。




