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双子の片割れに愛しすぎて困っています  作者: です。まっすん
修正版
33/35

通学路


「おう!春翔!」

朝の通学路。春翔は脳天にまで響く声で呼ばれた

校則完全アウトな金髪なチャラ男がやってきた。

「おう.......悟か.......」

しかし春翔には覇気がなく、いかにも調子が悪い様子である

「え?なんかごめん。」いきなり謝り始める悟


...................。


沈黙が彼の調子を狂わせたのか「あの〜春翔サン?なんでそんなに気ゲルが悪いノデスカ?」と他人行儀になり始める悟

「なんでもねぇよ......俺はいつも通りだ............」と不貞腐れている春翔

「いや絶対変だよ春翔ォ!」

春翔の両肩を掴みガシガシと揺らし始める悟。しかし春翔は一切表情を変えない。


しばらく悟は春とを揺らし続けると何かを思い出したような顔になる

「あれ?紗貴は一緒じゃないのか?」

その瞬間春翔は電撃が走ったように硬直する

「あいつは........置いてきたよ.....」

いかにも含みがある言い方なので悟は気になっている様子である

「ならなんで、紗貴のカバンを春翔が持ってんだ?」


........????


頭の中に?を埋めつくし手に提げているカバンを穴が空くほど見つめる。

カバンには可愛らしいマスコットが沢山つけられていた。もちろん春翔のでは無い。

次の瞬間、春翔は膝から崩れ落ちた

気が動転していたのか朝の記憶はほとんど無い。恐らく朝飯の後近くにかけてあったカバンを取ってしまったのかもしれない。


春翔は崩れ落ちたままブツブツと独り言を話し始める。

それを見兼ねた悟は春翔を引きづりながら学校へ連れて行った。



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