2 やってしまった・・・。
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2017/10/26 一部修正しました。
最近、調子が狂う出来事が多い
俺が風呂に入っている時にわざと紗貴が裸で浴室に入ってきたり
気づけば俺が寝ている布団の中に紗貴がいたり
親の目の前で紗貴に抱きつかれたり
今だってそうだ
学校で紗貴に抱きつかれた。さらに泣いている
周りからは俺が犯人みたいな目で見られている
「さ、紗貴?もうやめような?」
「うう・・・。」
だめだ。紗貴は動こうともしない
二人だけにになって話すべきだと思い紗貴おお姫様だっこのように抱きかかえ、屋上まで運んだ。
俺は紗貴をベンチに降ろすと俺も隣に座る
紗貴が泣きやむまで待った
紗貴が落ち着いたのを確認すると俺は紗貴にやさしく問う
「紗貴、いったい何があったんだ?」
「だって。春が・・・かま・・・・ないんだもん」
やばい。まったくわからん
「もう少し大きい声で頼む。」
「春翔が・・。最近、私にかまってくれないから・・。」
「紗貴、ちょっと時間をくれ」
・・・・・・。
ちょっと待て、今までの行動はたった『かまってくれないから』だけなのか!?
そしたら俺はそんな理由に振り回されていたのか?
「わ、わかった。今度からいつものように一緒に登校とかしたり、紗貴を避けたりしないから、な?」
「やっぱり避けていたんだ。」
紗貴は涙を制服の襟でふく
「はい。すみません。もう二度としません。」
すると紗貴は真面目な表情になり身を春翔へと乗り出す
「春翔は私の行動は<かまってくれない>だと思っている?」
「それがどうし・・うわっ!!」
紗貴に押し倒された
「ちょ、紗貴おまえ・・うっ!!」
紗貴の唇と俺の唇が重なりあった
瞬間、俺の頭が真っ白になる
俺と紗貴がキスをしたのと同時にガチャと屋上のドアが開く
かなりヤバい、屋上に悟が来た
「えっ!」
悟は硬直する 頼む助けてくれー!と目で必死に訴えかけるが
「ご、ごゆっくり~(汗)」
やっぱりこうなるよね。わかっていたよ
俺と紗貴がキスを始めて20秒程、やっと唇を離してくれた
紗貴は体を姿勢を戻すと名残惜しいように指で唇を触る
続いて俺も体を起こす
「おい紗貴おまえ!!「春翔、私・・・春翔のこと・・・大好き・・・だから。」