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25.55 紗貴3
次話も紗貴パートです・・・進行が遅くてすみません・・・。
「好きです・・・付き合ってください」
「・・・・・・・え?」
今まで女の子に告白をされたことはもちろん ない。
「ど、どうして?」
私は確認する
「私・・・あなた達のことが大好きだつた・・・・けど、紗貴が春翔にくっついているところを見ると・・・・・・・・心が・・・苦しくて・・。」
友里香はうつむく。
「私は・・・紗貴も春翔も好きだから・・どうしたらいいかわからなくて・・・」
その後、友里香は言い続けた。
自分にはないものを持っている春翔達との間に生まれた劣等感。
春翔達が付き合うことで生まれる疎外感。
「私はね・・・二人を見ていて気づいたの・・紗貴ばかり見てた、って・・・。」
友里香は紗貴を見る
「私は紗貴が・・好きだって」
「・・・・・・・・・・・。」
紗貴は押し黙るしかなかった
「はは、おかしいよね。・・・ホント・・おかしい・・・・。」
紗貴達の間には不穏な空気が流れるのであった。




