表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子の片割れに愛しすぎて困っています  作者: です。まっすん
修正前です消すかもです
19/35

17 本当の想い。

紗貴の顔が目の前にある。

互いの呼吸や心臓の打つ音さえも感じられる距離。


・・・・・・・・。


どれくらいの時間が過ぎただろうか。

紗貴は俺のズボンに手をかけたまま動かない。

「・・・・・。」

紗貴は俯く。

その唇はかすかに震えている。

紗貴は俺のズボンから手を離し体を起こす。

「ほんと、ごめん・・・。」

紗貴はうつむいたまま続けた。

「私、春翔に迷惑ばかりかけている・・・。」

涙が頬を伝う。

「春翔のことは誰よりも知っている、誰よりも一緒にいたし、誰よりも愛している・・・。」

「けど、この気持ちは一生しまっておくべきだと思ってた。」

両手でその涙を拭う。

「でも、その気持ちを伝えたら、きっと楽になると思ってた。」

「けど、それは違った。」

「もっと好きになった、自分が制御できないぐらいに。」

「私は今の関係に耐えられなくて、自分勝手なことして、春翔に迷惑をかけた。」

「・・・・・。」

自分は紗貴のことをわかっていなかった。

ただ、逃げていた。

紗貴が好きという感情から逃げていた。

「今も、変なこと言って、変にくっついて・・・。」

紗貴がこちらに向かって言う。

「本当にごめん」


「・・・っ!」

俺は紗貴を押し倒す

「きゃ」と紗貴が声を出す。

自分でも何をしているかわからないでいた。

でも、

俺は伝えたい

紗貴への本当の想いを。

「俺は、紗貴のことが・・・。」


「大好きだ!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ