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双子の片割れに愛しすぎて困っています  作者: です。まっすん
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18/35

16  すべてが愛おしくなっていく。

「私、春翔のことが大好きだから•••。」

紗貴はそっと指を俺の体を沿うように滑らせる。その指は俺の胸部、腹部へ至る。

「私達、16年以上も一緒だから、大丈夫だよ。」

「・・・・・。」

自分自身、紗貴を受け入れているのかもしれない。

 実際、俺は紗貴をはねのけるのは簡単だ。

だが、できなかった。

初めて告白された日、それ以来紗貴の事がすごく気になっていた。

 双子の片割れ という意味ではなく、<異性>としてだ。

俺は自分に嘘をつき続けていた。

双子、兄妹 という檻の中に閉じ込められていた。

 言葉にすることにできない無数の想いが押し上げてくる。

俺達に<告白>の必要はなかったのかもしれない。

今までの16年間がすべてを語っていた。

性別、体格、声の高さ、学力、すべて違う紗貴と俺。

しかし、共通していることは、双子であること。

自分達の関係は他人には理解することができない、恋人や夫婦より強い絆。

誰よりも近い存在。


俺は目の前にいる想い人を見つめる。

優しい目、柔らかくな唇、透き通った頬。


 すべてが愛おしくなっていく。


「じゃあ、やるね。」

紗貴が俺のズボンに手をかける・・・。




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