10 どいつもこいつも
更新遅くて本当に申し訳ございません。
紗貴に告白されて5日が経とうとしていた。結局、告白の返事はわからない。
だが、くっついてこなくなったのは良いと思うが、すごく気味が悪い。
「あの~紗貴?」
「えっ、な、何?」
あの日以来、ずっとこんな感じだ。
まるで別人のようだ。
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「春翔、今日も元気ないな」
昼休みの教室、悟に話しかけられた。
「いや、俺は元気がないわけではないぞ、紗貴の様子が変なんだ。」
「なんか、一週間ぐらい前にこんな会話した気がする。」
「あぁ、だが前とは状況が違う」
「?どういう状況なんだ」
「妹離れが深刻でな」
すると、悟がヤレヤレといった顔で
「双子そろって同じことで悩んでいるな(笑)」
「?どういうことだ」
「いやぁ~あれは本当のことだったのか~」
かってに納得する悟。
「紗貴となにかあったのか」
「いやぁ~春翔が告ったのは本当だったんだなぁ~って。」
えっ!! とクラス全員が俺達を見る。
「ちょっと屋上に行こうか」
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ドンッ!!
「なんでおまえが知っている!!!」
屋上に来た途端俺は悟を壁へと追い詰める。
「こんな怖い壁ドン初めて受けた。」と悟は余裕な感じだ。
「いや~、5日ほど前の夜中に紗貴から電話がきたから何事っ!!と思っていたけど第一声が「春翔に告白されたっ!!」って言われたから始めは嘘だと思っていたけど話を聞いていくと現実味を帯びてきたら・・」
「あぁわかった」と俺は話を遮る。
「で、おまえは紗貴にどのようなアドバイスをしたんだ?」
('_' )プイッ と悟は顔を背ける。
俺はイヤな予感がして、悟の肩を掴む。
「おまえ!どういうアドバイスをした!!」
「いやぁ~それが・・・。」




