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声と音  作者: I have no name
9/9

学校案内 音羽目線

あぁ、緊張するーー。

私、藤原君に話しかけるなんて、できるのかな。あ、話すんじゃなくて、見せるのか。さっき考えたけど、藤原君どう思うかな。変な人に思われないよね。

そんなことを考えながら、藤原君の肩をたたいた。

藤原君は、きょろきょろと周りを見渡して、後ろにいる私に気づいた。

私はすかさず、ノートに書いた文を藤原君を見せた。

「読み終わったかな?」

そしてノートをめくり、2枚目に書いた文を見せる。


「ああ、こちらこそよろしくお願いします。」

と、藤原君は返してくれた。うれしい。

「そんなにかしこまった書き方じゃなくてもいいよ。」

なおさらにうれしさが増し、この気持ちがばれないようにばれないようにと、必死にノートで顔を隠しながら

「わかりました

 何か困ることないですか」

と書きこんだ。読めるかな。

「今のところ、あんまりないかな。」

藤原君は笑顔でそう言った。ないんだったら、、、何しよう。何も考えてなかった。あ、そうだ。これはやるべきだな。

「じゃあ、校舎を案内しましょうか」

「いいねえ。じゃあ、お願いしようかな。」

もう幸せだーー!私、このまま死んじゃうんじゃないかな、と思えてくるほど、心臓が脈を打っている。


案内するために教室を出て、後ろを振り向くと、藤原君は何か考えていた。なんだろうと思うと、小走りで私に向かってきて、私の横に立った。

「どうしたの?いこ!」

と私に1000点の笑顔を向けられて、私はそのあとのことを記憶していない。





「はぁ、緊張したーーーー。」

という意味を込めて、家に帰るなり私は大きく息をついた。

それにしても、藤原君、かっこよかったなー。

「あ、沙耶に自慢しよー。携帯、携帯っと。」


「あのあと、藤原君に学校を案内したよー。ほんとに、藤原君かっこよかった!」


そういえば、あの時、沙耶のこと誘った時、塾行くことになったとか言ってたなー。私も行くべきなのかなー、塾。今度親に相談してみよ!とりあえず送信っと。

同じ話を2度も考えるなんて、つらいつらい!

でも、それは無駄な努力じゃないと信じます!またいずれ、夜声目線でも書くので、期待しないでください


twitterの方で掲載の告知をしています。

通知が来て、すぐに見れると思いますのでどうぞフォローしてください!!

(フォロー返します)


『声と音』が面白かったり、これからが気になると思う方はどうぞ感想を書いてもらえるととても励みになるのでお願いします!!

https://twitter.com/ALIS_in_order

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