学校案内
ツンツン
登校初日の放課後、誰かに肩をつつかれた。つつかれたのか分からないほどに。後ろを振り向くと、何か書かれたノートを目の前に突き出された。
「初めまして
私は、篠原音羽といいます」
ページがめくられる。
「これから、藤原君のお世話をすることになりました
よろしくお願いします 」
とてもかしこまった話し方がノートに書かれていた。じゃあ、こちら側もかしこまった言い方で返そう。
「ああ、こちらこそよろしくお願いします。」
あれ?なんか違和感が...気のせいかな?
「そんなにかしこまった書き方じゃなくてもいいよ、篠原さん。」
篠原さんは、急いで何かを書き込む。
「わかりました
何か困ることないですか」
「今のところ、あんまりないかな。」
「じゃあ 校舎を案内しましょうか」
「いいねえ。じゃあ、お願いしようかなー」
自分の中では、珍しく会話のテンポがいい。今日が散々だったからなのかな。1日中、全然知らない女子に囲まれて、散々話しかけられ、挙句の果てに何を言ってるのか全然わからなかった。
そういえば、あれ?今日ってノートとる授業あったっけ?
今日は確か、なかったはずだ。なんで、篠原さんはノートを持ってるんだろう。ま、いっか。気にすることじゃないし。
「まあ、今日は、このまま篠原さんについていくか。」
そう思い、前へ行く篠原さんを小走りで追いかけた。
「はぁ、緊張したーーーー。」
という意味を込めて、家に帰るなり私は大きく息をついた。
それにしても、藤原君、かっこよかったなー。
「あ、沙耶に自慢しよー。携帯、携帯っと。」
「あのあと、藤原君に学校を案内したよー。ほんとに、藤原君かっこよかった!」
そういえば、あの時、沙耶のこと誘った時、塾行くことになったとか言ってたなー。私も行くべきなのかなー、塾。今度親に相談してみよ!とりあえず送信っと。
今回は、夜声の視線で書いてみました。なんでも経験です!
ということで、次回は音羽視点で書きます!たぶん(こう言って、実現したことはほぼない)
あと勝手な後書きになりますが、SAO面白かったー!ということで、(今回2度目)SAOを作りたくなりました!というか、作ります!
ということで(今回3度目)
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