人気者
1時間目と2時間目の間の休み時間、藤原君の周りには人だかりができていた。
2時間目と3時間目の間の休み時間、藤原君の周りには人だかりができていた。
3時間目と4時間目の間の休み時間、藤原君の周りには(以下略)
昼休み、藤原君の周りには他のクラスの女子も交じり(以下略)
とにかく、1日中の休み時間の間、藤原君の周りには(以下略)
「人気者だねー、藤原君」
私はうなずく。
「行かないの?」
私は書く。沙耶は、「あの人込みにはちょっとね」と言いながら、ため息をこぼした。
「あんなに囲まれて、藤原君は、どう思ってるのかな。」
私は、私が藤原君みたいになったらと思い、
「ちょっと怖いかな」
と書いた。
人だかりがなかなか無くらないのを見て、沙耶は
「もうそろそろ帰る?」と撤退を提案した。
私はうなずき、教室から出た。
「あ、篠原さーん。」
正門から学校を出ようとしたとき、須藤先生に呼ばれた。私は振り返り、そして立ち止まって、先生が来るのを待った。
「ごめん、急に呼び止めて、昨日、伝えるの忘れてて、、もしよかったら、篠原さん、、藤原君の面倒を見てくれない?」
心の中で
「え????」
と思ったのであった。
twitterの方で掲載の告知をしています。
通知が来て、すぐに見れると思いますのでどうぞフォローしてください!!
(フォロー返します)
『声と音』が面白かったり、これからが気になると思う方はどうぞ感想を書いてもらえるととても励みになるのでお願いします!!
https://twitter.com/ALIS_in_order