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異空間王子と妖精少女は王子様のスパイ  作者: 幻想桃瑠
◆◆◆――第二章 四面楚歌の宝玉国の王子様を救出せよ!――◆◆◆
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第二十話 メイドのパッツイの忘れ物

 私は異空間の画面を厨房に転移させた。


『パッツイ、昨日これを忘れていたぞ!』

『あ、ありがとうございます、料理長』


 丁度、メイドが料理長に呼びとめられていた。

 なんだ? メイドのパッツイが顔面蒼白になって震えている……?

 料理長からパッツイは何かを受け取ったようで、慌ててポケットの中に入れていた。


『パッツイは、多分忘れ物をしてないと思う』

「う、うん。もしかしたら……!」

『追跡してみる?』

「うん!」


 パッツイを含めた三人のメイドたちは、銀色のワゴンを押して行く。私は異空間を上から見下ろす格好で、メイドたちについて行く。


 メイドたちは、アレクシス王子の部屋をノックした。


『失礼します』


 メイドたちは、部屋の中にお料理を持ち込んでいる。


『アレクシス殿下、朝食をお持ちしました』


 メイドたちは、お料理をテーブルの上に並べている。そして、昨日のお料理をワゴンに戻すと、退室し始めた。今のところ不審な様子はない。


『パッツイ、何やってるの、早く行きましょ!』

『先に行ってて!』


 パッツイと呼ばれたメイドは、仕事仲間を先に行かせると、自分だけ誰もいない部屋に残った。そして、辺りを窺うと、パッツイはポケットから何かを取り出して、王子様の料理に何かを振りかけた。


 そして、パッツイは退室した。


「偽王子君、見た!?」

『うん、見た見た!』


「よいしょ……!」


 異空間から上半身を出した私は、部屋の隅に置かれてある水槽の中にそれを入れた。しばらくすると、毒見の魚たちは腹を上にして浮き上がった。


「やっぱり、これは毒だ」

『だね……』


 メイドのパッツイが、アレクシス王子のお料理に毒を混入させていたんだ。


「ポケットから何かを出したってことは!」

『黒幕は料理長だったんだよ!』

「そうだね! 料理長の後をつけて完全なる証拠を見極めよう!」


 私と偽王子君は、料理長を探すため厨房に異空間の画面を転移させたのだった。


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