シーン31
シーン31 死竜
GM:君たちが立ち尽くすと、ロゼだけ聞き覚えがある声が聞こえます。
???:「ククク・・・・どこかで見た顔だと思えば、お前か・・・・」
ロゼ;誰ですか?
GM:声がした方向を見れば、竜が居ることに気づきます。そして、ロゼは思い出します。その竜こそ、かつてブレトランドを苦しめた”死竜”オルティアスであることを。
???→”死竜”オルティアス:「まさか、こんな所で再会するとはな・・・」
ロゼ:「俺はあんたに再会したくなかった」
”死竜”オルティアス:「奇遇だな。我もそういう機会が来ないことを祈っていた。ーーー憎むべき我の天敵、マルク・セィルート!」
ミネーズ:「え”」
アストラ:「ちょ、マルク・セィルートって・・・!!」
セキュア:「あの死竜を倒した伝説の・・・!」
クルクーセ:「今の・・・本当?」
ロゼ→元マルク・セィルート:「ああ。本当だ。昔、死竜を倒したことがある。---もっとも、聖印のおかげであると言えるがな」
#”死竜”オルティアス:「ふん・・・・あの忌々しい光の力は無いようだな」
ロゼ:「で。こんな所で何をしたんだ?」
#”死竜”オルティアス:「あの倒れている人を見よ。あいつらと闘い、ちょうと終わった。結果は、見ての通りだ」
GM:よく見れば傷が多く有るのが分かります。激しい戦いであったのが伺い知れますね。なお倒れている人はマサリ・トイバル・ヴェラ・インサンドです。
ロゼ:じゃあ、今回のラスボスはこいつですか?
GM:あー。違う違う。直ぐに退場するんだよ。そして、アストラが持っていた異界の魔書が消滅します。アストラ、いい?
アストラ:またもう1回PCをやるとき、エネルギーボルトを鍛えるんでいいです。
GM:(目が本気だ・・・・)分かりました。
#”死竜”オルティアス:「・・・我は少し眠る。もはや表に出ることは無いだろう」
GM:そう言うと、竜の姿から少女の姿に変わります。君たちはその少女に見覚えが有ります。トイバルの一人娘です。
ミネーズ:駆け寄ります。
GM:トイバルの一人娘が目覚めると同時にマサリ・ヴェラ・インサンド・トイバルが起きます。
アストラ:今回の事件について知っていることは無いか、訪ねます。あ、それと魔境は消滅しましたか?
GM:詳しい説明すると長くなるんで、一言で言えば「トイバルがパンドラの誘惑に負けて暴走した」です。乞食の子に混沌核を埋めて無理矢理邪紋使いにさせるという計画で進めたそうです。最終目標は人竜化し、扱えるようにするーーーそれがトイバルの理想でした。
クルクーセ:・・・・”終焉告げる”ヴァライグも?
GM:はい。その結果は失敗しましたが。ーーそれと魔境は消滅していません。どこかにある混沌核を見つける必要が有りますね。
アストラ:<混沌察知>の出番ですね!
GM:なお、目標値は30とします。
アストラ:・・・ごめん。もう一度。
GM:目標値30。
ロゼ:ま、まぁ振り直しもあるし、何とかなるだろ!
クルクーセ:最後にヒジッと決めてね!
セキュア:良かったら天運譲りますね。
アストラ:お願いします!
セキュア:不安があるので、<ブーストドラッグ>を使って、アストラの能力値を上げますね。
GM:OK。
マイナー:<簡易魔法儀式> メジャー:<混沌察知> 技能:<霊感> コスト:1 天運使用:1(セキュアから譲ってもらった) 振るダイス:5d+13
達成値:42(クリティカル)
GM:うわ、クリティカル!? なら、アストラは混沌核を見つけるだけではなく、どうすれば聖印の光を当てれば消滅させるという弱点を見つける事ができます。というわけで、ミネーズが宣言すれば魔境は消えます。
ミネーズ:じゃあ、宣言しますね。聖印を掲げて、「我の誓いはここに在り!」と叫びます。
GM:では、強い聖印の光に包まれて、混沌核は消滅します。いよいよエビローグに入ります。長かった・・・・。




