シーン30
シーン30 心鏡 その5
GM:最後はロゼか。
ミネーズ:頑張れ、ロゼさん!
ロゼ;・・・・少なくでも、お前よりいい答えを答えられないぞ?
ミネーズ:いえ・・・・何となく後からした方が答えられるような気がしたので。
ロゼ:・・・・ま、その可能性に賭けるか。セッション2の最後で活躍した話術、再現できたらいいな。
GM:うっ、腹が痛い・・・。
クルクーセ:自信を持って! 私、逆転劇に期待しているから!!
ロゼ:クルクーセ、私に余計なプレジャーを掛けるなっ!
GM:さて、ロゼ。君はマサリの過去の映像を見ることになる。
ロゼ:!?
GM:ロゼは、マサリから僅かながら話は聞いているし、もしかしたら、「とある可能性」に薄々気づいているかもしれない・・・・。
ロゼ:マサリは昔から1人の「理想の英雄」を想い描いていた。俺にも話したこともある。だから、「とある可能性」に気付いてしまった。
アストラ(シーン外):何の?
GM:ロゼ、答えをどうぞ。
ロゼ:・・・・マサリはずっと「男の英雄」になりたいと言っていた。一応、念の為にマサリの体は「女」であることを確認している。
GM:そう。ロゼがとんなにマサリに片思いしても、恋愛に発展することはない。なぜなら、マサリは女にしか好きになることができないから。
アストラ(シーン外):同性愛者・・・・!
GM:ロゼ。君が映像を見つめていると、霧が晴れ、その向こうに体育座りのマサリが見える。
ロゼ:歩き寄ります。
GM:マサリの周りは暗い。まるで、マサリの心情を表しているようだ。
ロゼ:「マサリ。聞いているか?」
#マサリ:「なんで・・・・なんで・・・・」
ロゼ:「マサリ?」
#マサリ:「なんで・・・・ロゼは私が無いものを持っているの・・・・」
ロゼ:「・・・・何が言っているのか分からない。俺はお前の傍にーーー」
GM:おっと、そこまで言うなら、いきなりロゼの首を掴み掛り、その凄まじい握力に驚愕するでしょう。
クルクーセ(シーン外:・・・普通、死ぬよねそれ。
ロゼ:「がっ・・・・!」
#マサリ:「お前が羨ましい! お前が羨ましい! 何でも持っているお前が恨ましいッッ!! なんで、なんで、私ばかりこんな目に!!」
ロゼ:「マ・・・!」
#マサリ:「死ね! 今すぐ死ねっ! そして、その体を私に寄こせ! 欲しい、女にモテる「お前」が欲しい!!!」
GM:ここで時が止まり、謎の声が響く。「選択せよ。友に自分を捧げるか、友を見捨てるか」
ロゼ:ちょ、他の3人と比べて厳しいな、選択が!!
謎の声:「選択せよ。自分を捧げるか、友を見捨てるか」
ロゼ:「・・・・・見捨てないっ! 俺はお前のことが一番知っている。この世界で(多分)お前に一番近い人だ!!」
謎の声:「だが、マサリはお前を拒否している」
ロゼ;「それでもいい! 俺はお前の幸せを見届ける義務が有る! その為なら何でもやる! やってやるッッ!!」
#マサリ:「ロゼ・・・」
ロゼ:「だから、首を放してくれ。一緒に探しに行こう。君ならきっとーーー」
#マサリ:「でも・・・この体だと・・・・」
ロゼ:(一か八か・・・・)先に言う。皆、ここで俺が死んだらごめんな。
他PL一同:え”っ!?
GM:・・・・ロゼ? 何を考えているの?
ロゼ:「・・・一つ、君の為になる情報がある」
#マサリ:「何だ?」
ロゼ:「”神の薬”に関することだ」
GM:・・・・・・・・・・・・・・・は?
ロゼ:「この世界にどこかにある、投影体ではない”本物”の遺跡が有って、その中に、どんな病気でも治せて、望んだ体に変えられる薬がある」
GM:えーと。マサリは激しく動揺します。
ロゼ:「信じなくてもいい。ただ、聞け。その遺跡は簡単に行けるもんじゃない。空に有るんだ。しかも、入口が無い」
他PL一同:え・・・・・ええええええええええ!!!????
GM:(←頭を悩んでいる)
ロゼ:「俺を信じろ。俺ならば、そこに連れて行ける」
GM:ロゼ。その心は?
ロゼ:完全なる真っ赤な嘘です。
GM:僕ならその嘘を現実にするけど?
ロゼ:あくまで嘘でお願いします。・・・・で、マサリは信じましたか?
GM:ん・・・・・。判定でヨロシク。
判定/対決 技能:マサリは<意志> ロゼは<話術> 振るダイス:両方とも2d+2
先攻:ロゼ
天運3使用
達成値:35(クリティカル)
後攻:マサリ
天運3使用(誓いを3つ獲得している)
達成値:18
GM:えーと、マサリはまんと騙されます。「わ、分かった。手を離すから・・・・行き方を教えてくれ!」
ロゼ:「それはこの魔境から出れたらな」 マサリの頭を撫でます。
GM/マサリ:子供っぽく「約束だからな! いいか、約束を破るなよ!」とロゼに念を押してから、すうっと消えます。
ロゼ:「さて、ここから出る方法を探すか」 注意深く周りを見る。
GM/謎の声:「その心配は無用だ」
GM:すると、また霧が深くなり、また晴れた時は見慣れない部屋に立っていました。また、他の仲間も居ることを確認できます。
ロゼ:おお・・・・おおおお・・・・??
GM:さて、説明したいことがいっぱい有るから、シーンを切り替えますね。




