表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/90

シーン30


シーン30 心鏡 その5


GM:最後はロゼか。


ミネーズ:頑張れ、ロゼさん!


ロゼ;・・・・少なくでも、お前よりいい答えを答えられないぞ?


ミネーズ:いえ・・・・何となく後からした方が答えられるような気がしたので。


ロゼ:・・・・ま、その可能性に賭けるか。セッション2の最後で活躍した話術、再現できたらいいな。


GM:うっ、腹が痛い・・・。


クルクーセ:自信を持って! 私、逆転劇に期待しているから!!


ロゼ:クルクーセ、私に余計なプレジャーを掛けるなっ!


GM:さて、ロゼ。君はマサリの過去の映像を見ることになる。


ロゼ:!?


GM:ロゼは、マサリから僅かながら話は聞いているし、もしかしたら、「とある可能性」に薄々気づいているかもしれない・・・・。


ロゼ:マサリは昔から1人の「理想の英雄」を想い描いていた。俺にも話したこともある。だから、「とある可能性」に気付いてしまった。


アストラ(シーン外):何の?


GM:ロゼ、答えをどうぞ。


ロゼ:・・・・マサリはずっと「男の英雄」になりたいと言っていた。一応、念の為にマサリの体は「女」であることを確認している。


GM:そう。ロゼがとんなにマサリに片思いしても、恋愛に発展することはない。なぜなら、マサリは女にしか好きになることができないから。


アストラ(シーン外):同性愛者・・・・!


GM:ロゼ。君が映像を見つめていると、霧が晴れ、その向こうに体育座りのマサリが見える。


ロゼ:歩き寄ります。


GM:マサリの周りは暗い。まるで、マサリの心情を表しているようだ。


ロゼ:「マサリ。聞いているか?」


#マサリ:「なんで・・・・なんで・・・・」


ロゼ:「マサリ?」


#マサリ:「なんで・・・・ロゼは私が無いものを持っているの・・・・」


ロゼ:「・・・・何が言っているのか分からない。俺はお前の傍にーーー」


GM:おっと、そこまで言うなら、いきなりロゼの首を掴み掛り、その凄まじい握力に驚愕するでしょう。


クルクーセ(シーン外:・・・普通、死ぬよねそれ。


ロゼ:「がっ・・・・!」


#マサリ:「お前が羨ましい! お前が羨ましい! 何でも持っているお前が恨ましいッッ!! なんで、なんで、私ばかりこんな目に!!」


ロゼ:「マ・・・!」


#マサリ:「死ね! 今すぐ死ねっ! そして、その体を私に寄こせ! 欲しい、女にモテる「お前」が欲しい!!!」


GM:ここで時が止まり、謎の声が響く。「選択せよ。友に自分を捧げるか、友を見捨てるか」


ロゼ:ちょ、他の3人と比べて厳しいな、選択が!!


謎の声:「選択せよ。自分を捧げるか、友を見捨てるか」


ロゼ:「・・・・・見捨てないっ! 俺はお前のことが一番知っている。この世界で(多分)お前に一番近い人だ!!」 


謎の声:「だが、マサリはお前を拒否している」


ロゼ;「それでもいい! 俺はお前の幸せを見届ける義務が有る! その為なら何でもやる! やってやるッッ!!」


#マサリ:「ロゼ・・・」


ロゼ:「だから、首を放してくれ。一緒に探しに行こう。君ならきっとーーー」


#マサリ:「でも・・・この体だと・・・・」


ロゼ:(一か八か・・・・)先に言う。皆、ここで俺が死んだらごめんな。


他PL一同:え”っ!?


GM:・・・・ロゼ? 何を考えているの?


ロゼ:「・・・一つ、君の為になる情報がある」


#マサリ:「何だ?」


ロゼ:「”神の薬”に関することだ」


GM:・・・・・・・・・・・・・・・は?


ロゼ:「この世界にどこかにある、投影体ニセモノではない”本物”の遺跡が有って、その中に、どんな病気でも治せて、望んだ体に変えられる薬がある」


GM:えーと。マサリは激しく動揺します。


ロゼ:「信じなくてもいい。ただ、聞け。その遺跡は簡単に行けるもんじゃない。空に有るんだ。しかも、入口が無い」




他PL一同:え・・・・・ええええええええええ!!!????




GM:(←頭を悩んでいる)


ロゼ:「俺を信じろ。俺ならば、そこに連れて行ける」


GM:ロゼ。その心は?


ロゼ:完全なる真っ赤な嘘です。


GM:僕ならその嘘を現実にするけど?


ロゼ:あくまで嘘でお願いします。・・・・で、マサリは信じましたか?


GM:ん・・・・・。判定でヨロシク。



判定/対決 技能:マサリは<意志> ロゼは<話術> 振るダイス:両方とも2d+2 


先攻:ロゼ

天運3使用 


達成値:35(クリティカル)


後攻:マサリ

天運3使用(誓いを3つ獲得している)


達成値:18


GM:えーと、マサリはまんと騙されます。「わ、分かった。手を離すから・・・・行き方を教えてくれ!」


ロゼ:「それはこの魔境から出れたらな」 マサリの頭を撫でます。


GM/マサリ:子供っぽく「約束だからな! いいか、約束を破るなよ!」とロゼに念を押してから、すうっと消えます。


ロゼ:「さて、ここから出る方法を探すか」 注意深く周りを見る。


GM/謎の声:「その心配は無用だ」


GM:すると、また霧が深くなり、また晴れた時は見慣れない部屋に立っていました。また、他の仲間も居ることを確認できます。


ロゼ:おお・・・・おおおお・・・・??


GM:さて、説明したいことがいっぱい有るから、シーンを切り替えますね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ