シーン5
シーン5 嵐の予兆
ベルークにある冒険者の店。
混沌レベル3
冒険者の店に戻ってきたロゼは店主の他に人影が居ることに気づく。
珍しい事だ。赤色のロング髪で顔が大きい、薄青色のローブを着た女性がちらりとこっちを見てから、無心に水を飲んでいる。
ロゼ:普段の店内は何人居ますか?
GM:店主とロゼだけです。あんまり人が居ないですね。
ロゼ:「女が居るのか。随分と久しぶりだな」
#気絶から回復したインプ→小悪魔アボロス:「俺が知る限り、客人は1ヶ月前にやってきて以来、ほぼ無人だ」
ロゼ:あ。そうか。アボロス。下見をしたんだっけ。
「自分を除いて、か。店主、あの人はいつ来たんだ?」
#店主:「ついさっきだ。恐らく魔術師だろう。ここで泊まって、早朝に出るそうだ」
ロゼ:「そうか。ところで、他の依頼は無いのかい?」
#店主:「あ。そのことで思い出したぜ。メイジが依頼を出したっけ。2件」
ロゼ:「2つも? それを見せてくれ」
GM:では、開示します。
依頼その1
アーティスト専用・戦闘審査
魔法協会がアーティストのあなたを審査し、実力に見合った仕事を回します。
今、忙しくなければ、是非ここで挑戦しませんか?
きっと新しい仕事場があなたを待っているかもしれません。
合格した方にお祝い金を払います。
細かい情報以下略。
依頼その2
上記の依頼に達成した方に早急に依頼したいものがあります。
期限:張り出してから3日後。
ロゼ:依頼その2の期限が早いな。
GM:うん。それだけ急ぎたい頼み事があるんだろうね。
ロゼ:「・・・・。なんとまぁ・・・」
#店主:「不安はあるが、やってみたらどうだ? 金額はそれなりに良いぞ」
ロゼ:「うーん」
GM:悩むロゼ。それに気づいた魔術師さんが寄ってきますよ。
#???:「あのー。その依頼に興味があるんですか?」
ロゼ:「どうしようかな・・・。っと、君は?」
#???→謎の魔術師メイトゥサー:「私はメイトゥサーと言います。言いにくいならご自由に2つ名でいいですよ」
ロゼ:「じゃあ、メイちゃん」
#謎の魔術師クラタウ:「却下」
ロゼ:「何を言えばいいんだよ・・・」
#謎の魔術師メイトゥサー:「メイでいいです」
ロゼ:「(ああ。初対面なのに、ちゃん付けは迂闊だった・・・)」
#謎の魔術師メイトゥサー:「さて、依頼を引き受けくれますか?」
ロゼ:「ああ。ちょっと金に困っていたとこだったんだ。喜んで引き受けるよ。で、審査の場所はどこだ?」
#謎の魔術師メイトゥサー:「普通は店主を通して案内するんですが・・・。依頼その2が早急なので、このまま貴方の実力を確かめて頂きます」
ロゼ:「今? どうやって?」
#謎の魔術師メイトゥサー:「夜にやるので、時間はあります。準備を整えてから、私に話しかけて下さい。審査は単純な戦闘です」
ロゼ:「分かった」
GM:何をすることもないなら、夜に時間を進めるよ。
ロゼ:気付け薬を買い直したいです。後、休憩。
GM:では、元のデータにして下さい。それでも足りなかったら、エルフの霊薬を特別に貰い、飲んだことで。(間違ってマイナーで気付け薬を使わないようにね)
ロゼ:では、準備して待ちます。
GM:OK。次、ブレッジシーンに入る前に、カリンから言いたいことがあるらしいよ。
ロゼ:分かりました。