シーン 19
シーン19 魔境と村
スォンジフォート ダン・ディオードの拠点の城
ノエラ・ディオードの部屋の前
混沌レベル:3
GM:追い出されたロゼとクルクーセ。廊下に出ると2人の騎士が会話していました。
騎士A:「俺、あの話、断ろうと考えているんだよ」
騎士B:「ああ、魔境に一番近い村か」
騎士A:「そうそう。妻と息子の為にも行きたくないんだよ」
騎士B:「それは誰も同じさ。混沌に立ち向かうぐらいなら、最後の一瞬まで大切な人の傍に居たいもんさ」
ロゼ:騎士に話しかけてもいいですか?
GM:いいですよ。
クルクーセ:私も話すね。
ロゼ:騎士Aに「ちょっと話いいか?」
騎士A:「ん? 見慣れない顔・・・・ああ、ダン・ディオード様が呼んだ冒険者か」
ロゼ:「そうだが・・良く分かったな?」
騎士A:「噂になっているからな。普通は精鋭聖印騎士団が配置されるもんだが、どうもヤバい事態になっているっぽくてな」
騎士B:「それでも少数の精鋭聖印騎士は残っている。ただ、戦力が足りなくてね。そこで実力がある君たちを呼んだーーーそういう噂さ」
ロゼ:「その噂、特徴まで伝わっているのか?」
騎士A:「さあ? 分からねぇな。・・・・俺の場合、君から只ならぬ気配を感じたから、理解してしまったんだ」
ロゼ:「そんなもんか。・・・・ああ、さっき、混沌とか魔境とか言っていたが・・・」
クルクーセ:「魔境と言っても千差万別だよね。どんな仕組みになっているの?」
騎士B:「ああ、あの話か。そうだな。一言で表すだとしたら、「一歩でも踏み入れたら、竜が沢山やってきますよ。てってれーー」感じ」
クルクーセ:「うっわ・・・・それは嫌だ」
騎士A:「勿論、踏み入れた者は一瞬で退却を選んださ」
ロゼ:「賢い選択だ。俺なら逃げなかっただろうな・・・」
騎士B:「それは頭が悪かったからか?」
ロゼ:「どうなんだろうな。・・・・で、さっきの話、村のことは誰が候補を挙げるんだ?」
騎士A:「いや、聞いてないが・・・・多分、今入っていった君主にその話を振りかけるんじゃないか?」
クルクーセ:え”。
騎士B:「あの村、女君主が老齢で亡くなったばかりだしな。おまけに、今回の召集だ。簡単に見つからないと言って責任を押し付けるかもな・・・」
ロゼ:・・・・・猛烈にミネーズの所に駆け戻って「その話を断れ!」と言いたくなったぜ。
クルクーセ:同感。
GM:では、そこに影メイド、ルーラがセキュアと一緒にやってきます。
影ルーラ:「あら。ロゼさんに、クルクーセさん。そんな処で何を」
ロゼ:「悪口がやり過ぎたから追い出された」
影ルーラ:「・・・・詳しく訊かない方が良さそうですね。っと、セキュアさん。他に欲しい物は?」
セキュア:「いいえ。有りません」
影ルーラ:「それは良かったです。皆さん。怪しい手紙が来ているので、残りのミネーズ様とアストラさんを呼んで下さい」
ロゼ:「何故?」
影ルーラ:「念の為に、一斉に読んでもらうつもりです」
ロゼ:「・・・・不審者対策か」
影ルーラ:「そういうことだと分かって頂けたら・・・・」
クルクーセ:「そんなことでいいなら協力するよ」
ロゼ:「同じく」
影ルーラ:「お願いしますね。手紙を開けるのはここで構いませんので」
GM:それじゃ、ロゼとクルクーセがミネーズとアストラを呼びに行ったということでシーンを切り替えます。




