シーン10
シーン10 影の依頼
ベルークにある冒険者の店”戦闘狂”2階
アストラの研究部屋
混沌レベル3
GM:アストラの研究部屋に入るなり、周りを念入りにみる影。
アストラ:扉を締めて、窓も外から見えなくなるようにします。「ライト(魔法)」を付けて。
クルクーセ:あ。私は外で居た方がいいね。どうみても話が複雑になりそう。
ミネーズ:そうね。お願いできる?
クルクーセ:うん、任せて!
ロゼ:後は影から話を聞くだけだな。
GM;では、影は重い口を開きます。
???→ダン・ディオードの侍女の影ルーラ:「申し遅れました。私はルーラです。ダン・ディオード様の侍女を勤めております」
ミネーズ:「ルーラさん。何故私たちに?」
影ルーラ:「その前に確認を。貴女達はどの君主にも属していませんね?」
ミネーズ:「ええ。その通りです・・・・」
影ルーラ:「それを聞いて安心しました。今の所、自由に動けてかつ、誰にも属していない。そんな人材が欲しかったのです」
ミネーズ:「というと・・・?」
影ルーラ:「依頼は簡単です。ダン・ディオード様の一人娘ノエラ・ディオード様を護衛してほしいのです」
ロゼ:「お言葉ですが。何故このような自分達を指名するのですか? 護衛とは縁が遠いような気がしますが・・・・」
影ルーラ:「周りが信じれないのです。・・・・実は非常事態が起こっていまして。ダン・ディオード様はその処理に追われています。まだ周りに旧トランガースの残党が居る以上、誰かに襲われる危険があるのです」
ミネーズ:「はぁ・・・非常事態ですか。そんな大仕事、私達に?」
影ルーラ:「かつて話術だけで魔境を消滅させ、無傷で娘を連れ戻したーーーー。そして、今功績を残し始めているミネーズ達に混沌に抵抗できる実力があると思い、こうして依頼するに決まったのです」
ミネーズ:あれは思いつきで作り上げた言い訳です・・・・とは言えませんね。
アストラ:勝手にストーリーが暴走しましたから・・・・。
クルクーセ:何故か評価を貰っているし・・・・。
ロゼ:GMですら「何故だ・・・・! ミネーズが話術しただけのに、感想を貰っている・・・・!!」と呟いていたな。
影ルーラ:「報酬はできるだけ用意します。ノエラ・ディオード様もミネーズ様に会いたがっています。どうか、彼女を護ってくれませんか?」
ミネーズ:周りを見ます。
アストラ・ロゼ:頷きます。
ミネーズ:「分かりました。依頼を引き受けましょう。全力を以てノエラ・ディオード様をお守り致します」
影ルーラ:「よろしくお願いします」




