シーン15ー2
シーン15ー2
#ノエラ・ディオード:「せ、聖印ですか・・・・。私は力と身分の証明の為に有ると思っています」
ミネーズ:「そうですか」
#ノエラ・ディオード:「私は答えました。さっきの質問をそのまま返しましょう。貴女はどう思っているのですか?」
ミネーズ:「・・・・分かりません。ただ、私の夢のきっかけとなる証。そう思っています」
#ノエラ・ディオード:「夢?」
ミネーズ:「私の聖印は乗騎を強化するものです。聖印を馬に当てたら、その馬は空に飛び、どこまでも駆けてゆきます」
#ノエラ・ディオード:「・・・・馬に乗って戦いたいから、聖印を得た。そうでしょ?」
ミネーズ:「いいえ。少し違います。私が聖印を持てた理由は簡単です。たまたま出会った友人、乗騎の投影体を支えたい。守ってあげたい。一緒にどこまでも飛んでいきたい。そう思ったから。彼女のことを知りたい。もっと理解したい。どうすれば彼女が強くなれるのかーーーそう考えたから」
ノエラ・ディオード:「・・・・・」
ミネーズ:「愛情を与えて、与えられるだけではなく、友人として、心を許せる存在として、一緒に歩きゆきたい。それが私の夢。だから、その夢を実現する為に、聖印は有る。ーーーーそれが私の「答え」です」
ノエラ・ディオード:「・・・・貴女の名は何でしたか? もう一度教えてください」
ミネーズ:「ミネーズです」
ノエラ・ディオード:「ミネーズ。この私が貴女を傷けることになっても、ヨハネス子爵を連れ戻すという考えは変わりませんか?」
ミネーズ:「当然です。そのつもりでここに来ました」
ノエラ・ディオード:「・・・・ミネーズ」
ミネーズ:「ノエラ・ディオード様。貴女のことはまだ分かりません。ですが、お父様と会話する場にまでお連れにしたいという思いはあります」
ノエラ・ディオード:「できるでしょうか。私、もう5年も話を交わしていません」
ミネーズ:「ノエラ・ディオード様・・・」
GM:ここで、話術判定を行うよ。成功したら、NPC達は帰りたい気持ちになる。目標値40/50で。ここが前編・最後の判定だ!
一同:高い!
GM:いろいろと魔境の変異律を盛り込んでいるから・・・。
ロゼ:よし、天運を譲渡する! 絶対説得してくれ!
クルクーセ:私も! 今こそが、天運の使いどころだよ!
アストラ:右に同じ。ミネーズ、後少しです! 頑張って!
ミネーズ:みんな・・・・・。ありがとう。今有る天運を全部使って振ります!
(現在天運4)
技能:話術 判定:対決 目標値40/50 ダイス:10D6+8
達成値51(クリティカル)。
ミネーズ:「それでも、貴女のことを心配して、帰りを待っている人が居るんです」
GM:(←驚いて変な声を上げた)
クルクーセ:流石、ミネーズ! ここぞという時、魅せてくれる(笑)
ミネーズ:実は私も驚いています。
GM:・・・・えーと、それでもなお、力強い言葉を掛けるミネーズに、ノエラ・ディオード、ヨハネス子爵、トバイズの娘の3人が説得されるだけではなく、謎の少女も納得されます。
アストラ:GM。薄々感じた事が有るんですが。
GM:何でしょう?
アストラ:謎の少女・・・・実は魔境の主だったりしませんか?
GM:おっ。その質問にはYESと答えます。
#謎の少女→魔境の主:「はぁ~~~・・・・何か呆れたわ。そこまでいう貴女が珍しいわ」
ロゼ:ちょっ、おまっ、ミネーズ、魔境の主を説得成功したのかよっ!?
クルクーセ:お約束な展開だけど・・・ミネーズ凄い・・・・。
#ノエラ・ディオード:「貴女・・・・」
#魔境の主:「もういいわ。解放してあげる。その代わり、ヨハネス子爵。お願いがあるの」




