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第50話 第2回談笑会

「さて始まりました。第2回談笑会。司会進行役、姉こと斎藤紗弥加です。そしてこっちがしゅーちゃん」

「しゅーちゃんじゃねぇよ。俊介だ。姉貴、いい加減まともに名前呼んでくれても…」

 そうそう。まともに名前を呼んでもらったことのない塚なんとかの名前を一回ぐらい呼んでもいいのではないか。

「それは無理な注文よ!」

「どこがだよ」

「話の流れ的に間違えなきゃ!」

「そんな空気読むな」

 弟の言う通りである。

「天の声だってこう言って………天の声?」

 ナレーションは天の声がお送りします。

「いや…うん……前回が随分前だったけど、談笑会だけ地の文、作者じゃなかったか…?」

 作者はストライキである。

「ストライキするほど仕事してねぇだろ」

 もしくは仕事放棄。

「なんでよ!」

 いい質問だな姉。現在作者は絶賛迷走中である。迷走しすぎて、キャラクターの口調も忘れかけたため、思い出すためにも私がここに来ているというわけだ。

「………ようは、天の声の喋り方を忘れかけてるのか…」

 そのようだ。

「ならもっと頻繁に書けばいいじゃない」

 いいツッコミだが、『クリスマスは重要すぎる!』とのことだ。まあこれを書いている時点で余裕があるということなのか現実逃避と見るかは自由である。

「クリスマスってあれか。作者一人で気合い入りすぎてて閲覧者が置いて行かれそうな企画…」

「クリスマス関係なくなりそうな…」

 あまり言わない方がいいだろう。容赦のない制裁が来そうな気がしないでもない。弟に。

「しゅーちゃんにね」

「なんか理不尽!」

 さて、そろそろ本題に入ろうか。

「はいはい。まずは突然飼いはじめた犬の名前募集ね」

「あー、いたな犬」

 忘れるとは酷いな。

「まあそんなこともあるだろ」

「えー、ピタゴラス、フロイト、ヴング、ユント、ワトソン、スピノザ、ユーフラテス、コロンブス。どれがいい?」

「いや、聞くなよ。作者が決めてんだろ?」

 あー…弟。

「なんだ?」

 非常に言いにくいが…『決めるの忘れてた☆by作者』とのことである。

「え……」

「え……」

 その反応も最もであるが、候補からして決めようがなかったらしい…。

「まあ、コロンブス以外全部学者だしね…」

「決めることすら放棄したのか、あの作者」

 まあそういうことである。私は名前が決まっても犬と呼ぶからどうでもいいのだが。

「お前はな…」

「じゃあしゅーちゃん。ユントとかどう?一番短くて言いやすいよ」

「姉貴は切り替え早いな」

「それが私のいいところよ!」

「そうか…」

 まあユントということでいくか。

「決定か…」

 決定である。

「さあじゃあ次行きましょう!えー…お便りです。しゅーちゃん読んで」

「ペンネーム『お姉様のファン』さんから……意外と多いよな、姉貴のファン」

 感想も姉のファンが大半のようである。

「ありがとうございます!」

「えーっと…『第1回の談笑会で俊介の学部が明かされていましたが、紗弥加さんはどういったことをする仕事場で働いているのでしょうか』だそうだ。姉貴答えて」

「貴方の心の中で働いています」

 まるで私のようだな。

「……真面目に答えてくれよ。天の声ものるな」

「一度ボケておかないとね!」

 ボケられたらのらなくては!

「…ボケの使命みたいなこと言うなよ。で、答えは?」

「一言でいえば広告代理店。そこの開発事業部という名のよくわからない職場よ!」

「働いてる本人がよくわからないって…」

 とりあえず仕事内容を簡単に教えてくれ、姉。

「そうねー。会議して広告の企画ねって会議して上司に突っ掛かって会議して企画を営業に持っていって会議するような仕事です」

「……そうか。次行くぞ」

 弟は流すという技術を覚えた。

「さて次はペンネーム『家政婦に弟が欲しいリターンズ』さんから」

「リターンしなくていい」

 まあまあそう言わずに。いじけることはないだろう弟よ。

「『父は母の何処に惚れたんですか?

 弟は誰から料理を習ったんですか。やっぱり父……?』だそうです」

「とりあえず二番目の質問の答えは独学。たまに父さんに電話できいたけど、後は本屋で料理本立ち読みとかだよ。姉と暮らし初めて、これは自炊しなきゃ死ぬと思ったからな」

「なんですって…?」

「なんでもありません。一番目の質問は父さんじゃなきゃわからないだろ」

 そう言うと思ってお呼びしました!さあ登場していただきましょう!斎藤家父です!

「な、なんだここ!?天の声が呼ぶから来たが…」

「あれ?来たんだ?来なくてもよかったのに。私が話を捏造するから」

 姉、ブラック面が隠しきれてないぞ。

「ますます母さんに似て……」

 泣くな父よ。

「あーはいはい!父さん質問来たんだけど、答えてくれよ」

「ん?母さんのどこに惚れたのか?あー………うん………出会ったあの頃の母さんは大学のアイドルだった………はず……」

 ようは顔。

「天の声の要約が酷いな!」

 まあ一目惚れってやつだったな父よ。

「………」

「話が進まないのでサクサク行くよ!次は三兄弟の命名理由」

 そういえばそんなものもあったな…。

「どうせ来てるならお父さん答えていって」

「三人の名前の由来は…母さんが付けたんじゃなかったか?どうも全員さ行にしたかったようだが」

「紗弥加、俊介、鈴。ああたしかに。ならもう一人出来てたらせから始まる名前だったのか」

「せはもうい…」

 ピンポーン。

「残念ながらお時間となってしまいました。司会進行は私、紗弥加と」

「弟の俊介。ゲストは父さんでした」

「え?え?」

 ナレーションはいつも通り天の声。

「それではまたー!!次回があったら会いましょう!!」

「質問が来たら第3回談笑会をやるらしいぞ」

 まあ作者もテキトーだからな。

「え、あ…の、終わるのいきなりすぎないか?」

「気にしなーい」

 終わるのいきなりすぎる以前に話変えるのいきなりすぎる…。

 どうも!ストライキした作者です!おかげで天の声の口調は思い出したような気がします。

 次の談笑会は未定になってますが…まあ、質問とかネタとかないと書けないしね…。

 次から弟の夏休み編です。でもきっと書く時期は冬休み…。

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