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第10話 第0回談笑会

「どうもこんにちわ。最近出番と存在感が減った気がする姉です」

「それは俺のせいじゃねぇ。弟です」

 そして裏の支配者、天の声こと作者です。

「え〜。これは読者を巻き込んで質問や、様々なチャレンジをしていくコーナー、略して談笑会です」

「略じゃねぇよ!!」

 簡単に言えば、読者の皆様からいただいた疑問質問をまとめて片付けてしまおうというお手軽コーナーです。

「チャレンジは一体どこに消えたんだ!!それにしても天の声にしては丁寧だな」

 このコーナーの時は天の声ではなく作者なのでいつもよりボケとツッコミは少なめなんですね。

「ところで、疑問質問がきてないけどどうするの?」

「それより、第0回って始まってなくないか?」

 姉弟そろっていい質問するな。疑問質問は…面倒だから姉、これ読んで。

「ぞんざいになってきてねぇ!?」

「はいはい。疑問質問はまだ届いていません。第0回っていうのはこれからそういうコーナーを立ち上げるという予告です。だって」

「なんで今予告するんだ」

 それはですねぇ弟くん。これが実は「お姉様と弟クン」の第10話に当たるんですよ。

「要は記念に何かしたかったんだな」

 そうですそうです。

「じゃあコーナーの流れの説明になります」

「姉貴が進行役!?普通天の…じゃなくて、作者がやるんじゃねぇの!?」

 一応作者なんで主役より目立っちゃまずいでしょ?

「充分目立ってるから!!」

「俊介、話進めるからね。まずメインの質問は具体例を上げてみましょう」

 ペンネーム「お姉様みたいな姉が欲しい」さんから、「弟はハタチだと書いてありましたが姉っていくつですか?」という質問です。

「そういえば書いてなかった…っけ?今年で24歳だよ。年相応に見えるかは知らないけど」

「見た目は年相応だけど、問題は性格だ。…それよりも一つツッコミ入れていいか?」

「どうぞ」

「お姉様みたいな姉が欲しいさんって何!?むしろやる!!菓子折付きで送ってやる!!」

 このように妙なペンネームにすると弟がもれなくツッコミを入れます。

「いつ特典になったんだ!?いらねぇよ!!」

 弟、談笑会の時ぐらいはツッコミ少なめにしてくれないと作者が困るんです。

「つまりお前が困るんだな。よし、分かった。先行け、先」

「質問コーナーはこんな感じで毎回進んでいきます。その他募集事項は、姉弟に挑戦して欲しいことなど。例えば…サーカスでよく見る空中ブランコ…?」

「無茶言うな!!コメディだけど、どっかの小説と違って死んだらそれっきりなんだよこれは!!」

「後は弟に本編で挑戦してほしい和食。ご当地名物料理もあり」

「明らかにネタ切れ対策だな」

「和食以外は冒頭に談笑会宛とでも書いてくれると助かりますって」

 本当にその方が助かります。

「で、他何も書いてないんだけど」

「ここで終わり!?いつもより短すぎねぇ!?」

 ここからは本編よりのお話を。

「どんな?」

 例えば、前回弟くんが一切姉のしゅーちゃん発言にツッコミを入れなかったことについて。

「…!!あれは…ほかにツッコミを入れるところが多すぎただけで…」

 ツッコミ担当なのに本職を忘れちゃ駄目だろ。

「いや、むしろツッコミしか入れてないぐらいの勢いだぞ」

 まぁ次回から気をつけて。

「何を偉そうに…。というかお前も、いや天の声もナレーションとしての本職忘れてるぞ」

 忘れてません。ナレーション挟む隙間がなかっただけで。

「無理にでも入れろよ。ナレーションなんだろ。物語の描写するのはお前しかいないだろうが」

 へいへい。それは失礼いたしました。以後気をつけさせていただきます。はい。

「何だその言い方は!!何だその態度は!!今すぐ謝れ!!読者の皆様に!!」

 え、あ、え〜…さっきの発言は皆様を馬鹿にしたとかそういうことではなく弟をからかったと言いますか……すいませんでした。

「よし。…て、よくねぇ!!俺をからかったってなんだよ!!」

 弟はノリツッコミを覚えた。

「なんだそのどっかのゲームのナレーションみたいなのは!!覚えたつもりはねぇよ!!」

「ねぇ、あんたら何か忘れてない?」

「…何を?」

 思い当たりませんよ。

「私のこと、忘れてない?」

 気温が一気に氷点下まで下がった。

「姉貴、ごめん」

 すいません姉。

「お姉様とお呼び」

「本当にすいませんでしたお姉様!!」

 弟が土下座している。私も身体があったら土下座したい。ごめんなさいお姉様。

「分かればよろしい。これで、第0回談笑会を終わります」

「え?終わ…」

 弟が顔をあげようとした。

「俊介はしばらく、そのまま土下座してなさい!!」

 今回は趣向を変えて談笑会です。質問や和食は本当に受け付けていますよ。チャレンジは…もう少し現実的なのが来たら。不可能なやつも話のネタにはなるんですけどね。

 途中から作者が天の声に戻ってる気がした方、気のせいではありません。確実に天の声になってます。


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