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うちのハムスターが引きこもってばっかりだと思ったら、急に擬人化してきたんですけど!?  作者: 櫻木サヱ
ちくわ、芸能界の洗礼を受ける

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13/15

SNSでバズるちくわ、なぜかアンチも増える

初仕事のバラエティで固まり、

次の仕事では「ハムスター走り」でセットを崩壊させ、

面談では「ハムスター歴3年」疑惑を残したちくわ。


だがその全部が――

ネットでは妙にバズっていた。


「え、ぼく……なんでバズってるの?」

スマホを持つ手がぷるぷる震えている。


ミオが画面を見せる。

そこにはトレンド入りしたタグ。


#新人タレントちくわかわいい

#動きが小動物すぎる

#本当に元ハムスターでは?


「いや、最後のタグやめてほしいんだけど!?」

ちくわは両手をばたばた。


さらにコメント欄を見てミオが読み上げる。


「『カメラに固まるの癒しすぎる』って書いてあるよ」

「そんな……固まっただけなのに……」


しかし、同じ量だけ“別の声”も目立ってきた。


「『キャラ作りがわざとらしい』」

「『新手の売り方?』」

「『ハムスター設定いる?』」


ちくわは膝を抱えた。

「アンチ……増えた……」


ミオが頭をぽんぽん。

「人気出たら絶対ついてくるものだから気にしないの」


しかしちくわは深刻。

「ぼく、別にキャラ作ってないのに……!ガチでハムスターだったのに……!」


そう、ここが問題の根源だった。

本当に元ハムスターなので、行動の全てが“リアル動物味”になってしまう。


ミオはため息。

「それが魅力なんだけどなぁ」


そしてその日の夜。

ちくわのSNSフォロワーは2万人を突破した。


驚いたちくわは震える指でつぶやく。


『ぼくは元ハムスターですが、がんばります』


反響は爆発。

応援・困惑・疑惑・興奮・研究者みたいなコメントまで混ざり、さらにカオスになった。


ミオが言う。

「……ちくわ、これ芸能界の地獄の入口だよ」


「ミオ、ぼく……もう少しがんばってみる……」

ちくわの瞳はきらきら。

しかしその裏で、新たなDMが静かに増えていた。


『君、本物?』

『尻尾は?』

『研究に興味ある?』


不穏な気配がじわじわ静かに忍び寄っていた。

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