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婚約の条件は「私だけを愛してくれること」それだけです。

作者:iBuKi
国内外にその美貌が知られる王女。
それが私、ティアローザ・プルースト。
どんなに知識を蓄えそれを披露し優秀さを称え認められようとも。
その性が女だというだけで継承権はない王女。

この王国は男子にしか継承権はない。
女である王女の使い道など、王国にとっての政略の駒として国にとって利益がある相手に嫁ぐ事だけ。
王国の女性最高位の王妃に次ぐ身分である王女でも、求められることは一介の貴族令嬢と遜色ないのだ。
家のために政略結婚をする令嬢、それが家から国になるだけである。
その婚姻に課せられる重責がとんでもなく違っても。
粛々と与えられた責務を全うするだけである。
幼い頃からたくさんの婚約者候補がいる王女。

政略結婚になるのは民の税で生活している王女なのだから当然のこと。
ただ、許されるのなら、せめてその候補の中の誰かと思いを通わせて結ばれたいと思った王女。
王女の婚約者候補たちとしっかりと向き合って接するうちに、段々とその中のひとりに好感を抱いたりもする。

しかし、王女が分かり易い好意を示した途端、婚約者候補からその相手が外されてしまう。
自分に何か原因があるのかと頭を悩ませる王女。
それを何度か繰り返した、ある日。

王女はとある条件の者でないと婚約は絶対にしたくないと話す。

そして王女の婚約者として選ばれたのは――――

ひょろりと背だけは見上げるほどに高い。
細身の身体は今にもポキリと折れそうな程に細い手足がくっついている。
とんでもなく視力が悪いようで、分厚すぎるメガネをかけ、青白く不健康そうな顔色をしたルカリオン・コルベール公爵令息だった。

果たして公爵令息は王女の願いを叶えることが出来るのか。
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