25 街に出ると~<あの亜人少年><あの獣人少年>と【俺推し】が増えたが嬉しく無いのは何故?
「実は、私が貴国に来てまもなく近衛騎士団長である【モミジ・エイプリル】様に対して冗談のつもりだったのですが・・『カエデ君は生きている気がします』と言ったところ、モミジ様は・・・
「う・・それ・・は・・いや!死んだのだ。絶対なのだ!」と狼狽えながら実の弟が『死んだ・死んだ』と連呼していました。」
「おかしいですよねえ。たった二人きりの兄弟の死を、そんなに連呼して肯定するなんて。」
わたしは「何か訳がある。」と思ったのです。
<魔導師様。授業の再開を!>と言う声がしたので、クラーケンは窓際から離れるが・・
俺の耳元で「ですから貴方にも協力して欲しいのです。」と、言うので・・しかたなく「ああ。分かったYO!」と承諾したのだった。
***それからどうした***
<キャッ キャ> <ワイ ワイ>
俺達【召喚勇者】ご一行様は、王都の城下町を【見学】させてもらっていた。
だが・・「ジョーイと越路が並んで歩いていると、ホント【授業参観】みたいね!」と言う俺の【追っかけ女子】の面々。
俺が<チラリ>と後ろを向くと <・・・・>相変わらずサーバントのムオーデルとやらは【無言】で【無反応】だが、俺を見守っている事は、かつての【イビルアイ】との付き合いで知っていたのだ。
「城下には【サーバント業者】も居るので、聞いてみるといいですよ。」と言う魔導師クラーケンだったが・・
俺を見た町の女の子は・・<あの人亜人かしら?> <獣人?犬・・猫・・>とか、だれも俺をヒューマンだとは思っていない様子である。
「あ!ここにも小公子の銅像がありますよ!」と言うクラーケンの声で【噴水?】の方を向くと・・
3メートルもの大きな【英雄王】が顔を隠した銅像があり・・その足元に【小便小僧】がこじんまり~と立っていたのだ。
クラーケンは小便小僧の【チ〇ポ】に口を近づけて水を飲もうとしたので・・
「若き魔導師クラーケン!コップを使え!コップを!」と、直接【俺】のチ〇ポに口を付ける行為を全力で止めた!
「DJジョーイは、身長が【1トワーズ(180センチ)】もあるのに・・力が弱いのですね。」と感想を言うのだった。
越路は「ジョーイは、子供の頃から体が弱くて高校生になってからも学校を休みガチだったのです。」と、母の様な優しさで俺を庇ってくれるのだが・・
「越路ったら・・あなたジョーイとは【高校デビュー】でしょう。私は同じ中学校だったんだからね!」と、何が?争う基準なのか分からない戦いが始まった。
「私は2年になってから知りました~ウエーン」等と、女子のテンションが上がってしまったので・・<<<<リア充爆死しろ>>>>と、アンチの【オーディエンス】が城下にまで拡大したのであった。
町の女の子も加わってしまい・・<あの亜人の少年と知り合いですか?> <はあ?何よアンタ!> <かっこいい犬獣人の少年を紹介して!> と嬉しい様で、何故か悲しいのだが・・
【俺推し】が増えたのは、デビュウを控えた芸能人としては嬉しいものだ。
それを見て1人【若き魔導師:クラーケン】だけが無邪気に笑っているのだった。




